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我思う故に・・・新館

ONEPIECE 823「ざわつく世界」

 




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世界会議の開催に向けて、マリージョアに集まりつつある各国の王たち。
もちろん僕が筆頭として扱うのは、アラバスタ王国のネフェルタリ家。
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国王コブラは、やはり車椅子。あれからたった2年で
アゴ髭は真っ白に、髪も半分が白くなり、すっかり老けこんだ様子。
扉絵で病床に居たときから気になっていたが
その時だけ、今だけ体調が悪いのではなく、かなり長患いしていると見受けられる。
その、芳しくない体調を圧してでも
「世界会議」に出席しなければならない理由が、コブラ王にはあった。
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ネフェルタリ家は、
失われた100年の後に「世界政府」を作り上げた20の国の王家のひとつ。
しかし他の19の王家が「創造主」として聖地マリージョアに移住し
「天竜人」の特権階級を得る中、ネフェルタリ家だけはそれを拒否した。
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オハラのクローバー博士の仮説によると
空白の100年に存在した「ある巨大な王国」を滅ぼしたのが20の王たち。
「ある巨大な王国」がその意志を後世に伝えるために遺したものが
「歴史の本文」だという。
ネフェルタリ家は、
空白の100年において敵対した「ある巨大な王国」を打ち倒すことに加担し
しかし、その後は他の王たちと同調せず、
敵対していたはずの「ある王国」の意志である「歴史の本文」を愚直に守り続けてきた。
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いったいどういう立場だったのか、そのときネフェルタリ家に何が起こったのか、
経緯を記した書物などは、アラバスタにも一切残されていない。
余命幾ばくもない(かもしれない)コブラ王が、真実を知る機会は、
もうこの「世界会議」しかないと考えるのももっともだ。
ドフラミンゴの話では、世界政府の誕生以前も、
ネフェルタリ家はアラバスタの王だったかのように語られている。
ところが、現在のコブラ王は第12代のアラバスタ王国国王。
第12代の「ネフェルタリ家当主」ではなく、第12代国王だ。
世界政府の誕生から800年を12人の王で治めたとすると、
平均66.7年間の即位期間が必要だ。
かなり無理があるとはいえ、代々長命だったと思えば、不可能な数字ではないが
800年前に他の19人の王と袂を分かったのが、初代国王で
それからずっと、アラバスタの王家はネフェルタリ家であると考えて間違いない。
また、アラバスタの王宮や葬祭殿などは4000年の歴史を持つという。
これは、アラバスタに現在も残る歴史的建造物や遺跡は
「アラバスタ王国」以前の文明のものであることの証だ。
ネフェルタリ家がアラバスタ王国を興した経緯というのも
かなり闇が深いのかもしれない。
単に、19の王たちの悪事に同調できずに改心した、とか
そんな単純な話ではないのだろう。
さて、コブラ王は真実を知ることができるだろうか。
続いては、ルフィの故郷:ゴア王国
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ゴア王国の国王は、ステリー王。
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そう、サボの義理の弟、あのステリーと思って間違いないだろう。
家督の安泰のため、王族との婚姻だけを目指して子を育てていた
サボの両親の苦労が見事に結実したばかりか、
弱冠20歳で王に即位するとは出来過ぎだ。ステリー優秀すぎィ
王族とひとことに言っても、王位継承権を持つ者は他にも大勢いたはずで、
いかに貴族の出とはいえ、入婿が王になるというのは
よほど他の候補者がボンクラだったか、
でなければ、よほどの汚い手段を用いたかのどちらかしかない。
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過去のニュアンスでは、サボの両親たちも
せいぜい「王家の家系図の隅にでも載れば御の字」くらいに思っていただろうに
上を見だすと止まらなかったんだろう。
・・・げに、人の欲望というものは恐ろしい。
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ただ、表情が見えないので何とも言えないが
両親が望む「完全無欠の王」を演じてはいるものの
ステリー本人は、自由を求めた兄サボを羨み、現状を虚しく思っている可能性も
無くはないだろうな。
他にも、今まで登場した様々な国の代表が続々登場しているが
実は、その中でも僕がもっとも注目しているのは
op_823i.gif サクラ王国だ。
ドルトン王のマリージョア行きに、なんとDr.くれはが自ら同行を名乗りでた。
御年141歳、下手な巨人族よりも長生きし、
「Dの意志」についても何かを知っているドクトリーヌが
各国の王が集まるマリージョアに行く。これはただ事ではない。
今回の「世界会議」は、これまでとは違い、
そこで何かが起きることを予見しているのではないかと考える。
いや、絶対なにか起きるよね。
そして、衝撃の新聞報道
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バルティゴ、すでに壊滅状態。
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803話でバージェスが革命軍の船に密航し
連絡を受けた黒ひげ海賊団が、革命軍と直接対決か!?
思ったら、
新聞記事はどうやら世界政府の発表で
「革命軍総本部発覚」「すでに壊滅状態」とある。
政府や海軍が、総本部を壊滅させたとも、革命軍が壊滅したとも書いていない。
これはすべての事後だな。
革命軍と黒ひげ海賊団の対決は、おそらくあったのだ。
革命軍は壊滅したのか、敗走したのか、とにかくバルティゴは陥落した。
数十年見つからなかったバルティゴである。(数十年?
バージェスも「辺りは真っ白で、誰も知らなかった場所」と言っているし
たとえば、ラフテル同様に座標の特定が困難な島なのだろう。
仮に、黒ひげ海賊団の通信を傍受したとて、海軍が辿り着くことは困難なはずだ。
どうやって辿り着いたのかは不明だが
政府がタナボタで結果のみを公表したのだろう。
反政府勢力の気勢を削ぐ意味で、総本部壊滅は大きいだろうからな。
革命軍も無事ではあるまい。
803話でのドラゴンの老け方を見るに、
サボへの代替わりもあるかな・・・と思っていたんだが・・・まだ早いかな。
いや、あると思うね・・・。

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Comment

  1. おざ より:

    確かにオダッチにとっても「どうでもいい」って気がします。
    おそらくマリー・アントワネットに掛けているとは思いますが。
    それ以上の意味をもつ大物だったらオダッチ凄すぎとなりますがwww

  2. BIE(管理人) より:

    オダッチにとっても「どうでもいい」ってことなのではないでしょうかwww

  3. おざ より:

    サリー・ナントカネットって・・すごい安直な名前(笑)
    ゴア王国の品のなさを感じる名前です。

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