Cogito, Ergo Sum

ONEPIECE 907「虚(から)の玉座」

 




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虚の玉座 それは、世界会議の場において何人も唯一頂点の存在となることを求めず、互いに対等に和をなすことを誓う儀式の象徴。

天竜人の最高権力者が五老星、すなわち選ばれた複数人の合議制であるという「おためごかし」で、政府がいかに崇高で平等を尊ぶ存在かを謳っているが、人の上に「天竜人」という決して覆すことのできない絶対君主をいただいている時点でそれは、いかなる有力者であろうとも下地民は、天竜人に対し等しく無条件で隷属せよと言っていることと同じなのだ。

800年前の「最初の20人」の王が理想としたものは「真の平和と平等」だったが、時代とともにしだいに今のように腐敗し堕落した…という可能性も考えられなくもないが、マリージョアに集結する際にすでにネフェルタリ家が離脱していることからも、その時点で彼らの野心は良からぬ方へ向かっていたと考えられそうだ。(長い間に善悪が逆転していたという展開もよくある話だが…

しかしここに、その真意はおろか建て前さえもまるで分かっていない超特大場外ホームラン級のバカがいた。


こいつやワポルは、物語の大事な部分には関わってこないと思われるので、まぁ問題は起こすだろうが、放っておいていいかなぁ。とはいえ、ステリーがずっとこのままだと、ゴア王国民の未来があまりにも悲惨なので、少しくらい反省して帰ってほしいものだが。


ロジャーが世界にその名を轟かせるより以前の「ロックス」とやら。

それが個人の名前なのか組織の名前なのか、主義主張を言い表した単語なのか、詳細はわからないものの、話を総合すると、おそらく「ロックス」とは海賊団もしくは海賊団の船長の名前で、そこには、かつてカイドウとビッグマムがともに参画し、40年前の彼らとの間にはガープを「海軍の英雄」として世界中に周知させるに至る事件があったらしい。

とある一つの事件ではなく、若かりし頃のカイドウとビッグ・マムをも傘下に抱える極悪な無法者「ロックス」をことごとく抑え込んでいたのが、常にガープだったのかもしれない。


命をかけた戦いを幾度となく繰り返したからこそ、ある種「友情」にも近い信頼関係を築いたガープとロジャーの関係にも似た、いまほど混沌としていなかった海の、「古き良き(?)時代」を懐かしむようなガープが印象的だ。


その頃の話を引っ張り出して、カイドウと接触を図るビッグ・マム。
ママはカイドウの強さの秘密をなにか知っているようだったので、カイドウへの「貸し」とは、カイドウが今のような「地上最強の生物」となった経緯に関係があるのかもしれない。そりゃぁ「一生の恩」かもなぁ…  いや死にたいのに死ねない身体にされたのなら恨んでるとも考えられるか。


ママは、ルフィがカイドウの所へ向かっていることを知り、自分がそっちへ行くまでカイドウに手を出すなと釘を差しているようだが、この二人が揃って敵になったらほぼ勝ち目はない。


とはいえ、
昔も今も、この二人が仲が良かったようには思えないので、共闘はありえない…かな。
仲良かったなら、ママとカイドウの子がいてもおかしくないもんなぁ… そしたらカタクリよりも強かったかも…

さてその頃、世界の王族たちが集う社交の場では


しらほしが拉致られかけていた。
そんな無法を誰はばかることなく実行するのはやはりこの男。


チャルロス聖

かつてシャボンディ諸島の人間オークションで、ケイミーを法外な価格で落札し、ルフィにぶっ飛ばされた天竜人。


地上への移住という、亡き妻オトヒメの悲願をかけた今回の世界会議だったが、やはり人間との共存に壁を否定できず、何より、しらほしを差し出して為す講和になど意味がない。
ネプチューン王が人間との和合を諦めかけたそのとき、しらほしを助けに来たのは、なんと…


かつてリュウグウ王国に命からがらたどり着き、生前のオトヒメ王妃と対話を繰り返し、リュウグウ王国が魚人島の地上への移転を世界会議に願い出るときには「後ろ盾」になると約束してくれた、あのミョスガルド聖。…しかも、なんとドンキホーテ姓


チャルロス聖がぶっ飛ばされる様子が、ルフィに殴られたときの見事なリフレインになっているが、それはこの際どうでもいい。

まぁ「人間にして貰った」とは言っても、天竜人としての立場を捨ててしまっては魚人たちの後ろ盾にはなることができないので、立場を守りつつ意識はオトヒメに諭された当時のままに人間らしく生きてきたのだろう。顔つきもいくらか凛々しく…


思えば33年前に「人間で在ろう」として天竜人の地位を捨てたドフラミンゴの父:ホーミング聖も、昔から天竜人らしからぬ思想の持ち主だったというし、ロシナンテの例もあるし、ドンキホーテ家にはそういう血が流れているのかもしれないな。


同じ頃、社交の場と同じパンゲア城の「権力の間」で、五老星のもとに現れたのは…


赤髪のシャンクス …いったい何故!?

まさかシャンクスは世界政府側の人間…なのか… だんだん善悪の勢力図が分からなくなってきたぜ。

余談だが:


右のコマ、誰だっけコレ…と思ったら、G-5基地のヤリスギ准将。
「無防備すぎ」とは言わないんだな。

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Comment

  1. izm. より:

    こうなるとドンキホーテって何ぞ
    とかいう話にもなってくるんじゃないでしょうか。
    D=ドンキホ…いやいやまさかw
    あくまでもホーミングは異端、ミョスガルドは異例
    といったポジションなんでしょう。たぶん。

  2. 三洋 より:

    例の人物、服を引きずって歩いてたから
    元々はもっと大きかったんじゃないでしょうか。
    虚の玉座がどれ位の大きさかわからないけど
    その人物のサイズ次第では
    マリージョアの王(=世界のトップ)なんて可能性も…

    まぁ、今のとこ政府側の影の立役者とか五老星のOBあたりと
    思っといた方が無難かもですが(笑)

  3. けんと より:

    登場人物が多すぎて胃もたれ気味です……
    四皇が3人て(笑)
    あと、久々の素顔のルッチですが、言動に
    ガッカリです。
    そりゃあ、お役目的には正しいでしょうが、
    何か小物感が増したと言うか、ルフィの前に
    再び立ちはだかるという感じではないですね。
    もしあの場面にガープが居合わせたらどうした
    でしょうか。そっちの方が気になります。

  4. smith より:

    ロックスは、石と関係あったりして。

  5. かぐや より:

    カイドウ…マム…シャンクスときたら
    ある海賊はやっぱりあの人なんでしょうか。
    それともやらかしたあの人だったりして(笑)
    そこから話をルフィ(の危険性)にもっていって
    結果的にルフィたちを守るつもりかなぁ
    「相手が四皇2人じゃさすがに可哀相と思った」とかで。

    あと、結局バルトロメオのいってた人物と
    カバンの中身ってなんなんでしょうか…自分が見逃してるだけ?

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