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ONE PIECE 黒ひげに関する考察

さて、巷では
エースがロジャーの子供だったという衝撃の事実と
白ひげ VS 海軍の戦争の話題で持ちきりですが
麦わら一味が活躍しないし、
当面の強い者合戦は勝手にやらせといたらいいかと思います。
こんな時なので
騒動の一番の原因であり、今後の最重要キャラになりそうな
「黒ひげ」について少し考えてみましょう。
黒ひげは、とにかく謎の多いキャラクターです。
話の都合上、重要な事柄を描くに至っていないのではなく
あえて、意味深なキーワードを散りばめることによって
少しずつ少しずつ重要なキャラクターとして
注目されるように描かれています。オダッチ上手いです。
正直、登場時にはここまで重要なキャラになるとは思いませんでした。
その重要なキーワードの1つが、「人の倍の人生」


エースやシャンクスのセリフから
何十年も前から、自分が成り上がるタイミングを
虎視眈々と狙っていたことが伺えます。
何十年という言い方は20年未満には使わないでしょうから
容姿以上に実年齢は高そうです。
しかし長く生きているだけで、「人の倍の人生」という言い方はしません
そのヒントは黒ひげの海賊旗にあると思われます。
通常、海賊旗には一味や船長自身を象徴するようなシンボルが掲げられますが
黒ひげの海賊旗はこうです。
三つの髑髏
さらに、2本の骨を十字にクロスさせるオーソドックスなスタイルを
もうひとつ加えて、4本(8本?)の骨で構成。
この図柄の意味するところは、おそらく…
これです。
「あいつじゃねェ…」「あいつらだ……たぶんな」
うっかり読み流しかねないセリフですが
黒ひげの中には、複数の人間が居ると受け取れます。おそらく三人以上。
ホムンクルスじゃあるまいし、どういう意味なのかは
実際に本編で説明されるまでわかりませんが

七武海になって、最近登場した際に、腰に拳銃を三丁差しているのも
何か関係があるのかもしれません。
黒ひげの初登場は
ルフィたちが空島へ行く情報を探しに行ったジャヤでした。
この時すでに、黒ひげはルフィの潜在能力を見抜いており
自分の未来予想図のためにルフィの首を狙いますが
黒ひげを追ってきたエースを仕留めたことで、七武海入りする目的は果たされ
ルフィへの興味はなくなっているようです。
エースを倒すこと自体が目的ではなかったので、それが引き金になり起こった
白ひげVS海軍の大戦争も意に介さず、特に興味はない様子。
逆にこの混乱に乗じてこそ、野望を推し進められるとばかりに
動き始めました。
インペルダウンに殴り込んだ目的は、今のところ不明。
シリュウを仲間に加えましたが、真の目的はもっと奥にあるような感じだし
ルフィたちとの別れ際に、これまた意味深な台詞を吐いています。

わずか数時間後おれ達が、世界を震撼させる最高のショーを見せてやる!!!!
そのショーとやらを起こすために、わざわざインペルダウンへ来たわけで
それが果たされるなら、もう七武海であり続ける必要もないそうです。
安易に考えるなら、
LEVEL6に投獄されている大物海賊たちを従えて、
この場所で新生黒ひげ海賊団をブチ上げる。
というところですが、
それでは、白ひげ艦隊 VS 海軍の全面対決が起こっている最中に
さらに世界を震撼させられるとも思いにくいので
その新生黒ひげ海賊団を率いてマリンフォードへ戻り、
全世界の衆目の下、白ひげの首を取るとかどうでしょうか? (追記あり
また、
成り上がるために使用したものに価値がなくなると、途端に興味を無くすという
キャラ付けの黒ひげが“夢”という漠然としたものを何十年も持ち続けている
というのが実に興味深い。
興味を無くすのは性格ではなく、冷静な分析による要不要の判断で
「夢物語」として追い続けているのではなく、
確固たる「真実」として重要なことを知って動いているとも考えられます。
その場合はルフィにえらそうに語った海賊の信念がウソだったことになりますが。
黒ひげの本名は マーシャル・D・ティーチ
Dの一族です。
Dの一族に関する仮説は、また改めて書きますが
年齢を考えても、ロジャーやガープと同世代か、
もしくはもっと古い時代の「D」じゃないでしょうか。
今後、世界貴族と空白の100年をめぐる歴史の真実に絡んでくることは必至。
やはりラスボスになりそうな気がします。
追記:
542話のサブタイトルが「やがて語られるもう一つの事件」でした。
黒ひげ一味がインペルダウンにやってきた回です。
ということは、インペルダウンにやってきてこれから起こすショー
というのが「もう一つの事件」として後に語られるということ。
既存の事件に参入する場合、少し違う表現が使われそうなので
白ひげ VS 海軍の事件とはまったく切り離して考えるべきかもしれません。
いったいどんだけデカイことをやらかすつもりなんでしょうか。

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