原作:82話ラスト~(80話少し挟んで)83話まで
魂に刷り込まれた”仲間”の記憶に悩まされ
ブラッドレイに反旗を翻すグリード
「鋼の錬金術師」らしからぬ荒々しいアクション描写は
アニメならではでなかなか面白い。これはこれでとも思ったけど
ココはコミック版のスピーディな展開の方が好みかな。
アームストロング家の家督騒動
オリビエの強さは揺るがぬ信念と研ぎ澄まされた技
反面、アレックスの弱さは精神的なものだと思っていたので
腕力でアレックスを圧倒するオリビエには違和感が。
こういうのを見せつけると底の知れない恐ろしさ感が薄れてしまうので
「気付けばオリビエが圧勝していた」で良かったと思う。
あと、父上がアレックスと同じ内海声というのに少し違和感があるけど
・・・いや、それ以外無いか。旧アニメでもそうだった気がするし。
それにしても母上はもう少しエレガントに描けなかったものか・・・
エンヴィーを手にシンへの帰路につくためユースウェルに来たメイ
ヨキのくだりでさんざん触れたけど、ユースウェル炭坑の話は
ばっさりカットされたので、カヤルやその父は初登場。
メイとも初対面になってます。
セントラルへ戻ってきたエドはリン=グリードと遭遇
ホムンクルスたちと袂を分かった以上
トンズラしてひとりで生きていこうという考えは
結局のところ前のグリードと同じ。
エドの「仲間にならないか」の誘いに心動かされる様は
コミックより分かりやすく描写されていました。
グリードの「世界を手に入れる」とか
来るべきその日をイメージするカットに月が重ねて用いられています。
これは今後あらゆる所で出てくるかも。
何故だか分からない人はガンガンを読んでね。
ブリッグズに潜入(?)するイズミはコミックの方がいい演出。
お尻さわられてびっくりするのは分かるけど
狙撃銃はトリガーロックしてもバーストしないし
言うまでもないが9連射もできないので念のため。
兵器の扱いいいかげんだなぁ・・・・
ホークアイ中尉の私服、デザインはコミックと同じだけど
なぜ髪がいつもより長いんだ?
いつもと同じ髪型でエクステつける意味もないだろうしワケ分からん
あと、あんた監視されてるから密書はもっとさりげなく取れ。
エンディングが新しくなったのかと思ったら
コミックにならった演出で本編の括りだった。
サブタイの出し方まで。こういうところ同じにするならもっと・・・
注)
鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST のレビューは
「コミックとアニメはあくまで別物」という大前提のもと、
今回の再アニメ化に際しては原作準拠のストーリー展開で
という製作趣旨をあえて真に受けて、
コミック版との比較をしてみようというスタンスで書いています。
決して原作マンセーな人ではありませんし、
アニメスタッフに喧嘩を売るつもりもありませんが
思ったことは言うというブログ自体の姿勢は崩すつもりもありませんので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思います。
それはもう、ご了承ください。