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鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第50話

原作:89話~90話中盤まで
マスタング組に合流したチャーリーたちマスタングの旧部下の面々
前にも書いたがこの人たちのことは、今作ではこれまでほとんど描かれていない。
大佐、お久しぶりです
それだけか、とも思ったがグラマン中将の名前も出たし
東部時代からの部下ってだけでいいと判断したんでしょうね。
コミック15巻では彼らがロイ・マスタングを信頼していたことに触れており
有事の際の助力となる充分な伏線が張られていましたが
今作では誰だか分からないその他大勢のコマと化しちゃってます。
加えて
どこからともなく現れたブリッグズ兵
バッカニア大尉の機械鎧オートメイルはクロコダイルですね。

白兵戦ではダイヤ素材の爪を付けたマッド・ベアGの方が使える気がしますけど
コミックでもこうだったから別にいいか。
弾薬が尽きてジリ貧のマスタング組
そこへ到着した補給部隊は東軍のレベッカ

あらかじめ補給物資を届ける予定だったようです。
コミックでは、これは全く予期していなかった補給で、だからこそ

戦線復帰したマリア・ロスと物資調達の黒幕ジャン・ハボック元少尉に
驚かされたものですが、
じゃあ今作では、予定の物資調達をいったい誰に頼んでいたというのでしょうか。
確かに、あっさり弾薬が尽きるようでは準備が足りなさすぎなので
補給は予定の行動だったとするのは悪くありませんが
それをグラマン中将に任せっぱなしで、ただ「レベッカが届けるからね」という
確約だけが取れていたとでも言うのでしょうか。それも相当に肩手落ちですよね。
それから細かいことだけど、
突入しようとしていた中央軍が、怪しいトラックに向かって

向こうから発砲している様がコミックでは描かれていますがこの描写はなし。
中央軍はクーデター一派に怪しい車両が合流する様を
手をこまねいて見ていたことになります。
シンの国の催涙弾よ
その言い方だとシンの催涙弾はすべてトウガラシ入りで赤い煙が出るのかと。
「特製の」というわずかな言葉を省いたせいでこの違和感。なんとかしてください。
あと付け加えるなら、もっとシン国製らしく
「DANGER」ではなく漢字の警告を貼っておくとか出来なかったのかと言いたい。
中央司令部ではオリビエ・ミラ・アームストロング少将も動くとき。
銃を突きつける上官に、有無を言わせぬ早業で斬りつけるオリビエ

あの・・・抜刀術って知ってます?
サーベルでこの間合いで瞬時に突き刺すなんて出来っこありません。
レイブン中将の腕刺したときと同じなのはわざとなのか
コミックでは抜いた勢い水平に腕を裂いています。

まぁコミックのこの絵も剣のホールドの仕方がおかしいとか、
いろいろありますけど、生々しくて使えなかったんですかね。
第三研究所から地下へ入ろうと考えるエド

助けてください!スカーに追われてるんです!!
真面目な顔でこういう演技が出来る器用さは持ってないと思う。

ここはコミック風でさらりと流した方が面白いのに・・・
ぎゃぁああぁあぁぁぁあああぁあああぁぁぁあああ!!!!

もっとマンドラゴラみたいなの想像してた。
歓喜・恐怖・戸惑い・怒りなど様々な感情がない交ぜになった
聞くだけで背筋が凍りそうな咆哮だと。
これで次回へ引くならなおさらな。
注)
鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST のレビューは
「コミックとアニメはあくまで別物」という大前提のもと、
今回の再アニメ化に際しては原作準拠のストーリー展開で。という製作趣旨をあえて真に受けて、
コミック版との比較をしてみようというスタンスで書いています。
決して原作マンセーな人ではありませんし、アニメスタッフに喧嘩を売るつもりもありませんが
思ったことは言うというブログ自体の姿勢は崩すつもりもありませんので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思います。
それはもう、ご了承ください。

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