少し前にコメント欄で
『今後「海」とか「山」とかすごい悪魔の実が出てくるか』
『悪魔の実で「海」は無いっしょ』という会話がありました。
その時は特に深く考えずに
海に嫌われる悪魔の実だから「海」は無ぇだろうと単純に思ったんですが、
しかし、もし本当に「海」の能力者がいたら無敵だよなぁ
と考えはじめると、もう面白くてしょうがない。
考え出すとあまりにも話が壮大になって取り留めがないので
ほんの触りだけ書きます。
作品開始当初は、売れば1億ベリーは下らない
伝説級の秘宝のように言われた「悪魔の実」も
偉大なる航路に入ってからは、新しい敵キャラが出てきたら
まず能力者と疑ってもよいくらい当たり前の存在になっています。
これは王道のバトルマンガとして敵・味方がどんどん強くなっていく中で
格闘・ケンカが強いというだけでは表現に限界があるという
ドラゴンボールなどから受ける戦闘力バブル状態の違和感を避けるために
特殊能力を駆使すること(と、揺るがぬ信念)で強い敵を倒す
という構図を、うまく確立できた成功例だと思います。
そんな風に、読者の間でももうすっかりおなじみで
存在することに疑問すら抱かなくなりつつある「悪魔の実」
しかし現実に存在しない空想上のアイテムである以上
リアリティを持たせるためにはバックストーリーが必要だし
作中で語られていないにしても、尾田っちの頭の中にはあるハズで
いつか描写される日が来るんじゃないかと思います。
「実」をつける「悪魔の樹」ってのが世界のどこかに存在するのかとか
実の収穫方法・流通までのルートなども気にはなりますが
「同じ時代に同じ実はふたつ存在しない」とか
「一人の人間に能力をふたつ付けることはできない」とかいう条件には
何か悪魔の実の正体に繋がるヒントがあるような気がします。
たとえば、
ホントにたとえば
ありがちですが、神話の世界に起源するとか
もう神々の世界の話になってしまうとスケール的に何でもアリですから
・人々の結束を妨げるために世界の海を4つに割り
コミュニティを隣り合わせることなく海に点在する島にしたとか
・悪魔の実は万物に宿る神々の力の具現で
「海」というこの世界最強の能力をもつ神がおり
もともとその「海」の神に抗う力としてその他の悪魔の実が誕生したとか
800年で済まない遡り方になっちゃうし、
ありがちっちゃありがちで、ワンピっぽくなくて展開がつまらない。
ま、今のは軽く読み流してもらうとしても
「海」の能力は、将来的にめちゃくちゃ強い敵として登場する
そんな気がしてきた今日この頃なのです。結局言いたいのはココだけです。
※ちなみに「海」が最強というのは”生命の源”だからかな