今回、遠路はるばるルフィに会いに来たレイリー
ルフィが女ヶ島に居ることは「推察」したそうです。
くまから何を聞いたのかはまだ明かされていませんが、
ルフィの行方に関してくまが教えたのはあくまで方角だけで
・ルフィの飛ばされた方角に女ヶ島がある
・ハンコックが訪れたインペルダウンでルフィ首謀の大騒動
・政府嫌いのハンコックが軍艦に乗りマリンフォードでの作戦に参加
その後ルフィもマリンフォードへ
たったこれだけの情報から推察したとしたら、ちと都合が良すぎます。
そこで最終的な決め手となるのがシャッキーの助言です。
ハンコックがモンキーちゃんに恋しちゃってたとしたら…
この助言も、レイリーが言うように主観的すぎて根拠に欠けます。
結果的にシャッキーが100％正解だったのは漫画的ご都合主義なのでしょうか。
答えは「ご都合主義じゃありません。」
この推察は主観的だからこそ信憑性があるんです。
13年前に奴隷から解放されたボア三姉妹を保護したのが、
ニョン婆・レイリー・シャッキーの三人だったといいます。
この三人はそれ以前から知り合いだったと考えるのが自然です。
ではこの三人の繋がりは何か。
ここが適当だと結局ご都合主義じゃないかとなる所ですね。
シャッキーの本名はシャクヤク
さぁ賢明な人ならピンと来ましたね。
名前から察するにシャッキーはアマゾン・リリーの出身に間違いありません。
しかも40年前に海賊から足を洗ったといいますから実年齢は結構な高齢
島を出る以前にニョン婆と親しかったとしても不思議ではない。
先代と先々代の皇帝は「恋焦れ死に」で死んだとニョン婆が言っていますが
それは建前上のことで、年齢から考えると
シャッキーこそが先代もしくは先々代皇帝である可能性も捨てられません。
シャッキーがレイリーを相手に恋煩いにかかり40年前に九蛇を辞めたと考えると
今回のシャッキーの推察が主観的であればあるほど説得力があるというもの。
決して「女の勘」などではなく実体験に裏付けられた論拠があったのです。
びっくりしましたね。
ところでレイリーはなぜこんなにルフィに肩入れするのでしょうか。
シャンクスの友達でロジャーと同じことを言ったから？
ハチの恩人だから？
ハンコックの気持ちが他人事でないから？
違うでしょう。
レイリーは明らかにルフィに何かを期待しているに違いありません。
クロッカスさんが言った「我々が待ち望んだ海賊」の我々には
当然レイリーも含まれているはず。
支配なんかしねェ 一番自由な奴が海賊王だ！
このセリフを聞いた後のレイリーの含みあるほほえみが
何かを感じ取り決断した瞬間かもしれません。
0話のロジャーのセリフとリンクさせてるのは引っかけだと思いますけどね。
追記：
レイリーは今後勢力を増す革命軍の進む先で
道を見誤るかもしれないドラゴンに対する抑止力として
ルフィを育てたいのではないでしょうか。そんな気がします。
ただひとつ言えることは
レイリーは過去の人（もちろんロジャーも）
今さら表舞台に立つべきではないと自覚しているのでしょう。