今日は全部余談です。
アニメ版のワンピは線が汚くて動きも雑
キャラクターのちょっとした仕草の演出なんかがまるでできていないし
原作に追いついてしまわないよう気を遣って
ストーリーをずるずる引き延ばしているので仕方ないとはいえ
起承転結もへったくれもないところで1話分がぶった切られる
そんなもろもろが耐えられなくて、僕は基本的にアニメ版は観ないんですが
ちょっと聞き捨てならない話を聞いたモンで久しぶりに観てみましたよ。
例の聞くに堪えないOPは新OPになってました。
こりゃまた随分とエース押せ押せのいいムードソング
子供の頃の描写にサボが居ないのが
後のストーリーを知っている身としては非常に違和感を感じざるを得ませんが、
本編でサボが登場する頃にはまた別のOPに変わってるので仕方ないですね。
問題行為で降板したイワンコフの声優は岩田光央に変わったんですね
僕の中で岩田光央といったらAKIRAの金田とか天外魔境のジライヤくらいなので
どんなオカマを演じるのやらと思ったら、記憶の中の声とまるで違って驚いた。
今はこんな声なのか、それとも相当無理して声作ってるのか・・・
ひょっとして「あぁっ女神さまっ」のネズミ”岩ちゃん”≒イワさん 繋がり？
“岩ちゃん”は”がんちゃん”だからそれはないか。
さて、今回のキモはエースと白ひげの出会い
原作で言うと57巻の552話あたり
17歳になったエースが海へ旅立ち白ひげ海賊団に入り
サッチを殺したティーチを追いかけるところまで。
エースがティーチを追う理由付けを乗っけるためか
サッチとエースが仲が良かったかのような描写がされていました。
で、本題の聞き捨てならない話とは
エースがルフィの恩人である赤髪のシャンクスに挨拶に行くシーン
シャンクスに左腕がある
ああ・・・絶対やっちゃならないことをやっちまいましたね。
エースが海へ出たと言うことは原作第1話のルフィとシャンクスのエピソードから
少なくとも7年以上が経過しているわけで、この時点で左腕があるわけがない。
失くした左腕部分がどうなっているかは、尾田ッチも執拗に隠して描いているのに、
確認できただけで3カットにもわたって左腕が描かれており
もう「うっかりしていた」では済まされません。無神経にも程がある。
伝説級の大ポカと言っていいでしょう。
それともナニか？
昨今のアニメじゃあ片腕の人を描いちゃいけないのか？
子供向けアニメとしての配慮？ピッコロの指が5本になるような。
どうなんだろうか。
アニメ版で腕を失う描写がどうだったか知らないんですけど
描写しちゃいけないんだったら隠しとけばいいじゃん。
尾田ッチがやってるみたいにさ。
本当は左腕は失くなってないのでは？という可能性も考えてみましたが
どっちにしろ尾田ッチが意図して描かないようにしているものを
描いちゃダメだわな
ま、確認したかっただけなので、この辺にしときます。
余談の余談ですが
エースは初登場時から左腕にログポースを着けていますね。
このログポース、ティーチを追うため単独で海を渡る関係上
着けているのだろうと認識していましたが
今回の回想シーンの時点ですでに着けていたようで
これは原作にも描かれています。
（まぁ尾田ッチが描き忘れていることも多いですが
ということは、
エースは自ら旗揚げしたスペード海賊団の船長であり筆頭戦闘員である上
さらに航海士も兼ねていたというのか。
みたところスペード海賊団にはエースに並ぶほどの猛者が存在しないようだし
本当の意味で命を預けられるほど信頼できる仲間はいなかったのかもしれません。
若さも手伝って「世界に力を見せつける」目的のためにがむしゃらに駆け上がる
人斬りナイフのような印象とは、父親や世界への反抗心が産んだ負の心。
オヤジ、家族、仲間、いまわの際に感謝するに値する
本当にエースを愛した仲間達との出会いは
エースに新しい目的を見つける余裕を与えたんですね。
スペード海賊団のメンバーもおそらくは
そのまま白ひげ海賊団に組み込まれたのだろうと思いますが、
当時そこまで気の許せる仲間はいなかったのではないかと推測すると
なんだか寂しいですね。
しかし何だ・・・
アニメの黒ひげは、歯の欠け方が・・・なんともテキトーすぎるな