以前、ここで書いた黒ひげについての考察が
ありがたいことに数カ所の掲示板やブログに引用されまして
実はこの記事だけが、
未だに異常に高いアクセス数を持っており
賛同していただける方や、バカじゃねェのなんて様々なご意見を
たくさんいただいております。
そのときにも触れましたが
黒ひげの海賊旗に描かれたシンボルは”3つの髑髏”
これは黒ひげの中に存在する3つの命を意味するのではないか
と思うのですよ。
577話
マリージョアで戦死した白ひげの骸からグラグラの実の能力を
我がものとし、ヤミヤミとグラグラのふたつの能力を披露
本来なら、悪魔の実の能力をふたつ得ることは不可能ですが
マルコ曰く、ティーチは体の構造が普通ではなく、
それが複数の能力を身につけることを可能にしているそうです。
ついでにティーチの体の構造が”異形”であることは
白ひげ海賊団では周知の事実だったようですね。
そこで再び海賊旗の話です。
3つの髑髏は黒ひげを象徴する”記号”なのです。
ピストルを三丁腰に携えていることや、歯の欠け方の違いからも
尾田っちは黒ひげに対し、明らかに
「3」という数字を意識して使っているように感じられます。
・”悪魔の実”の歴史上最も凶悪とされる自然系ロギア「ヤミヤミの実」
・数ある超人系パラミシアで最強の実と言われる「グラグラの実」
悪魔の実の能力がふたつ
黒ひげが3つの命を持っているなら
じゃあ、もうひとつ悪魔の実食べられるじゃん。
なるほど、
もう一つ、最強レベルの動物系ゾオンの能力を手に入れて
それこそ世界最強最悪の存在になるのが黒ひげの野望のひとつ。
これは間違いないでしょう。
しかし白ひげの船で何十年となりを潜め、
用意周到に虎視眈々と野望を推し進めてきたティーチが
志し半ばで「おれの時代だ!!」などと、
全国ネットで迂闊なことを言うはずはありません。
結論:
ティーチはすでに最強レベルの動物系ゾオンの能力を持っている。
ティーチがヤミヤミの実の能力を手に入れたのは
3年前に海に出たエースが白ひげ海賊団に入り2番隊隊長となった後ですから
本当につい最近の出来事です。
ではそれまでのティーチは弱かったのかというとそうでもない。
エースが隊長に推されたとき、エースはティーチがやるべきと考えています。
いかに古株だろうと、無能な船員を隊長にふさわしいと思うワケはないので
その実力はエースに認められていたということです。
さらにシャンクスの証言では
油断もせず、本気で勝負して傷つけられたと言っています。
これがいつの出来事かは不明ですが
ロジャー海賊団見習いの頃ではなく、
今思い出しても相当強かった時代のシャンクスが傷つけられたと分かります。
(”負けた”とは言ってませんけどね)
で、その負った傷というのが
ここでも黒ひげにまつわる「3」の数字を意識するなら
3人分の攻撃を同時に受けたという可能性もありますが
僕が本命だと思うのは
シャンクスの傷は「動物系ゾオンの爪痕」であるというという説です。
いつからかは判りません。
黒ひげはずっと前から動物系ゾオンの能力者だったんですよ。
最強レベルの能力でしょうから、
おそらく幻獣種か古代種じゃないかと思います。怖いですね。
その三本傷を自分の象徴である海賊旗にしているという点からも
この傷はシャンクスにとっての汚点などではなく
名誉の負傷とまでは言わずとも
少なからずティーチへのリスペクトが感じられるでしょう。
ティーチは昔から強かった。
そして今、3種の能力者となり最凶最悪の存在になった黒ひげ。
やっぱラスボスはこいつで決まりっしょ。
追記:
黒ひげのモデルは実在した海賊”黒髭”だと言われており
黒髭の本名は「エドワード・ティーチ」通称が「サッチ」だったそうです。
名前がワンピのキャラ3人に使われていますね。
エドワード・ニューゲート(白ひげ)の”グラグラの実”
サッチから奪った”ヤミヤミの実”
そしてティーチが自ら持っていた”動物系ゾオンの能力”
三位一体となった現在の姿が黒ひげの”完全体”ということなのでしょうか。