世界の甲板からVol.19で、ワポル(らしきとある財閥会長)が
国王に返り咲いた事が明らかになりました。
世界貴族認定といいますから、その地位は確固たるものです。
国民たちはどこの誰なのか今のところ不明で
ワポルのための箱モノを作ってから民を集めたのか、
滅亡した国を人民ごとワポルに与えたのかかはわかりませんが
ワポル個人の信奉者ということは、まずない。
何にせよ国民はかわいそうですね。
おそらく、悪の秘密結社の戦闘員として使い捨てにされるのでしょう。
さて、ふと思ったのですが
こんな、食べて・独占して・浪費するしか能のない男の後ろ盾になって
世界貴族にはいったいどんなメリットがあるのでしょうか。
世界貴族といえば、チャルロス聖とかミョスガルド聖親子のように
鼻を垂らした偏差値低そうなキモ面のイメージが強いですが
ミョスガルド聖は、7割失敗するといわれる魚人島への航海を
ただひとり生き残って成し遂げた技術や生命力の高さを持っています。
見かけに騙されそうですが、
ちゃんと物事の判断が出来る、本当に有能な世界貴族だって居るはずです。
イケメンだっているでしょう。
ワポルのようなチンカス野郎に国をひとつくれてやっても構わないぐらい
「ワポメタル」に稀有な価値があるという可能性もありますが
もしそうでないならば
これは世界貴族もしくは世界政府がわざとやっているということは
考えられないでしょうか。
これはバギーが七武海に招聘された(と思しき)ときから
感じていた違和感と同じで、
政府および海軍はバギー個人の実力ぐらい分かっているハズです。
「そう次々落ちて貰っては”七武海”の名が威厳を失う」と五老星も言っているように
なにやら伝説だけが独り歩きしているようだが
バギー個人に七武海に見合う能力があるかないか考えないわけがなく
インペルダウンの名だたる脱獄囚を旗下に加えたという理由だけで
招き入れるとは考えにくい。
バギーは強力な部下を大勢手に入れ、妙な人望もあるが
馬鹿なので御しやすい。というのは大きいでしょうが
すぐに倒されても、それはそれで困るハズ
しかし、その「馬鹿」とか「弱い」という部分を狙う
新進の海賊が出てくるのも、それはアリと考えている節があります。
時代は新時代、
白ひげがいまわの際にワンピースの存在を仄めかしたことにより
有象無象が新たに海へとどんどん漕ぎ出している状態。
これまでは七武海は畏怖の対象で、
よほど腕に自信がなければ挑むなどあり得ませんでしたが
今は己の実力も測れないクズ海賊もどきも多数現れ
存在の脅威だけではその拡大を止められないのでしょう。
そんなカス退治の餌として、
弱くて倒せそうだけど部下がめっぽう強いので倒せない
しかも馬鹿なので扱いやすい
そんなバギーに白羽の矢が立ったのではないかと思うのです。
何が言いたいかというと
七武海三人が抜け「”三大勢力”の均衡など目も当てられん」と言っているように
七武海を認めて雑魚海賊をを一掃し、
さらに四皇の存在をあえて放置しているのはすべてそろばんずくで
世界の海の平和を守るためではなく
世界の海にある程度のカオスを維持する為
なのではないかということです。
そのため、
ときには世界貴族に楯突いて見せしめにされる対象も必要で
だからこそ世界貴族の傍若無人ぶりも、あえて放置しているのではないでしょうか。
正義が正義たり得るには「悪」が必要ということなのかもしれません。
戯れ言でした。