世界の甲板から Vol.27
「ジャヤ-サウスバード♡ノースバード→ウエスタンバード＆イースタンバード-」
タイトルから察するに、サウスとノースがつがいになって
ウエスタンとイースタンが産まれたらしいです。
親は「サウザン＆ノーザン」じゃないのにネーミングが少しヘンですね。
常に南を向くのがサウスバードで、ほかの三羽も、ああ、なるほど
それぞれ違う方向を向いて・・・って
トサカのカタチが「W」のウエスタンらしき鳥が東向いて、
「E」が西向いてますけど・・・オダッチ・・・
それにしても2年前
まちがえてノースバードとか捕まえなくてよかったね。
本編：
今回はホーディたちが
幼少の頃よりどんな風に偏った思想を植えつけられてきたかが
克明に描かれています。
アーロンの話を聞くホーディは年の頃10才くらいでしょうか。
だとすると20年前頃で、海賊時代が幕開けて、
魚人島が荒れに荒れていた頃と考えれば計算が合います。
荒れに荒れていた時代で
オトヒメが署名活動を始める前ですから
魚人島民にとって「人間」とは
憎悪と畏怖の対象でしかなかったでしょう。
その頃から日常的に人間憎しと刷り込まれ
精神的に未成熟ながら血気盛んなハイティーンの頃に
タイガーの死を経験
オトヒメ効果で親人間の行為をした者に「闇夜の裁き」を行使
その様子はさながら悪魔崇拝の宗教のようです。
そして計画が始まったとされる10年前
オトヒメ王妃の暗殺を境に
新魚人海賊団は現実的な計画の準備にかかったのです。
「聖戦」「英雄」という空虚な言葉に憧れ
「天の裁き」「天に選ばれた」と、
いちいち宗教的なのが少し気になります。
オトヒメの理想に沿うべく
体裁だけなんとか整えられていた魚人島のオモテの顔を
すべて飲み込むほどに、その暗黒面が
根深く、巨大になっていたことに今初めて気付いたフカボシ
オトヒメもタイガーも、それを最も危惧していたのです。
麦わら頼む
過去などいらない!!! ゼロにしてくれ!!!
フカボシの血の懇願、全魚人島民の願いを受け、ルフィは
もうとっくにその覚悟だから全部まかせろ
グッっとくるシーンですが、素朴な疑問
いつルフィはフカボシを友達として意識したのでしょうか。
・友達しらほしの兄だから友達？
・友達ジンベエが救いたい対象だから友達？
・同じ目的のもと一緒にホーディと戦ったからもう友達？
いずれにしてもちょっと違和感がありますね。
せめて竜宮城で一緒に食事しておけばしっくり来たんですが・・・
「あっという間に終わらせる」と息巻く本気ルフィ
繰り出した技は、武装したギア2ndからの
ゴムゴムの火拳銃（レッドホーク）
以前、637話で
ルフィが体を硬化させる際の「カァッ」という効果音について
温度が上がっているのか？と述べましたが
やはりどうやら発熱しているようで、今回の「ゴムゴムの火拳銃」
武装色の覇気で硬化させた腕を高速で打ち込む際に
その発する熱と大気との摩擦で火がつくように見えます。
参考までに、銃でレッドホークといえば
有名なブラックホークと同じ流れをまったく汲まない
近代式ダブルアクションの名称（メーカーは同じ）
そもそもリボルバーが存在しないワンピの世界では
少し違和感があるネーミングかもしれませんが
エース救出戦から2年
新必殺技が「火拳」とは泣かせますね。
余談ですが：
ハチの話を聞きに来ている中央の人物
これってマダム・シャーリー・・・？
幼い頃に24年前の海賊時代の到来を予見したマダム・シャーリー
現在まだ尾ビレが分かれていないことから
28歳くらいだと思っていたんですが、
どう見ても現在30歳のホーディより年上です。
これはいったいどうしたことか。
さらに、第0話では22年前まだ幼かったハチが
20年前と思しき今回の回想で大人になっているのもおかしい？
またSBSで誰かが突っ込むまで待たないといけないのですね。
