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カムジャ麺を喰ってみた


「めしばな刑事タチバナ」をご存じでしょうか。
庶民に馴染み深い大衆食のなかに美学を求める
かといって「孤独のグルメ」のような自分勝手な散歩道とは
まったく趣の異なる新テイストのグルメマンガで、
「このマンガがすごい!2012」をはじめ、各所で話題になっています。
その1巻で「袋入り即席麺」はどれが王道でNo.1かという
議論が3話に亘って繰りひろげられるのですが
サッポロ一番の本当の”一番”は?という疑問から始まり
チャルメラ、出前一丁の看過できない奥深さを経由して
結局タチバナが一番食べたいのは何かというところで
辛ラーメンを作っている会社からでている

「カムジャ麺」がイチオシだ、という話に着地します。
辛ラーメンはみなさんよくご存じの赤いヤツ
イギリスとかでは輸入禁止になったりした件のアレだと
認知度も高いのですが、「カムジャ麺」は初耳でした。
カムジャとは韓国語でジャガイモのこと
パッケージのイラストにもあるようにジャガイモラーメンなのです。
しかし、具やスープとして入っているのではなく
なんと麺の成分の7割がジャガイモから出来ており

シコシコかつトロトロという、ありえない新食感だといいます。
これは是非とも喰ってみたいじゃないですか。
タチバナ風に言うなら「てめぇら食っぴくぞ!」てな感じ
僕は以前、大阪の鶴橋に住んでいました。
なじみの韓国食材屋もいくつかあるので
久しぶりに古巣へ戻り購入してきましたよ「カムジャ麺」

ファーストインプレッションを大切にしたかったので
同封の乾燥具材以外は野菜もスパイスも入れず
袋に書かれたとおりに作りました。
特殊な新食感・・・・・
あぁ・・・
なるほど・・・新食感だ・・・

麺の中のでんぷんが溶け出してトロトロ・モチモチになる感じ
僕の印象ではシコシコとは違いました。
強いて喩えるなら
もちゅもちゅ・・・かな・・・
特別変わった味付けでもないし、味は普通
ダメじゃないけど、すごく美味くもない。
食感だけだな、これは。
ちなみに一緒に食べたヨメは
通常3分と書いてあるラーメンを1分半で食べ始めるバリ堅麺好きのためか、
この「もちゅもちゅ」は、もう食べたくないと言っていました。
すこし残念な試食となってしまいました。
ところで、久しぶりに鶴橋の駅前商店街をうろついてみたら
僕が住んでいた「冬ソナ」大ブームの頃にはなかった
韓流スターのグッズ店がいっぱい出来ており
平日の昼間だというのに若い女の子の4人連れだとかが
キャッキャいいながらキムチ屋の親父の話を聞いていたり
ソウルで大流行(らしい)ホットックの屋台が出ていたり、
店先に生マッコリのサーバーを置いていたり、
あちこちにチャン・グンソクのポスターが貼ってあったり
なんだかプチ新大久保化しています。(新大久保へは行ったことないけど)
その影響があるのか、
僕がひいきにしていたキムパ専門店が値上がりしていたのがショックでした。
なんだか味も変わってしまったような・・・
やや観光地・・・というか韓流タウン化し、
地元庶民の町でなくなってしまった感があるのはとても残念でした。
まぁ彼らもビジネスとして生き残りを懸けているわけで
ここ数年すっかり疎遠になり、商店街にまったく金を落とさなかった僕が
とやかく言うことではないのですがね・・・
ちなみに
大手メーカーが瓶入り缶入りを発売してすっかりメジャーになった感があるマッコリ
昔は桃谷のハルモニが家庭用に密造したものを分けていただいたりしたものです。
足が速く、味が定まらないので商売ものにはしにくかったのでしょうが
その味を知っている身としては今酒屋に並んでいるマッコリは全部まがい物です。
チャン・グンソクファンの嬢ちゃんよ、
それはマッコリなんて呼べる代物じゃないぞ。(あくまで僕基準)

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