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ONEPIECE 662 「七武海ローVS.スモーカー中将」


世界の甲板から Vol.43「インペルダウン -新獄卒獣ミノチワワ-」
つぶらな瞳がかわいいインペルダウンの獄卒獣に
新しい仲間が増えました。その名も「ミノチワワ」。
そもそもミノタウロスとは
ギリシア神話に登場する牛頭人身の怪物で
ミーノース王の后がポセイドンの呪いで牛との間に設けた子。
「ミーノース王の牛」という意味で「ミーノータウロス」なので
同じように半獣半人だろうが
他の仲間たちが「ミノ〜某〜」というネーミングにはなる謂われはないのだが
まあ、分かりやすいので良しとする。
そんないきさつなので、
ギリシア神話に由来する名前が付けられているとしても
現在展開中のシリーズに登場している
「ケンタウロス」や「ハーピー」とは区別してもよいのだろう。
さて、この「ミノ〜某〜」たち。

クロコダイルによると「覚醒した動物系ゾオンの能力者」だという。
「覚醒した」というのが
動物系の悪魔の実の「真の能力に目覚めた」とか
「あるレベルを超越した」という意味と当初は考えたが
それだと、チョッパーも限りなくその状態に近いハズ。
それは違うと思う。
「覚醒した動物系ゾオンとは何か?
という問題は、このセリフ以降様々な憶測を呼んでいながら
僕は未だ核心をつく説を目にしたことがない。
残念ながら、僕自身も
「こうに違いない」とまで断言できる仮説には至っていないので
あくまで戯れ言なのですが
例えば「物に悪魔の実を食べさせる技術」というのがあって
(ラッスーやファンクフリードがこれに当たる)
無機物が悪魔の実を食べたとき
そのモチーフの動物の姿で、ちゃんと生命と意志を持ちます。
ということは動物系の悪魔の実には、
そのモチーフの動物としての”生命”が込められているわけで
その生命を純粋に生物として生まれさせることができるなら
生まれた生物は「悪魔の実そのもの」なわけです。
ミノ〜某〜は
ひとり残らず巨大で二足歩行しているところから
依り代(というか媒体)として人間を使用しているとは思いますが
(クロコも能力者って言ってるし)
もはや人間の自我は存在せず
そのパーソナリティは悪魔の実そのものなのではないか。
つまり、「覚醒した動物系ゾオン」とは
悪魔の実の能力が肉体を乗っ取った状態ではないかと思うのです。
そう思う根拠は、人間体が登場していないこと・・・かな。
つぶらな瞳と鼻ッタレがどういう意味を持つかは
まったく分かりません。

おや、そういえば、また敵対キャラだな・・・
さて本編
たしぎがローに斬られました。
ひと思いに殺せと息巻くたしぎに対しローは

弱者は死に方など選べない
かっこいいけど、なんとも非情なセリフを吐くロー。
またしても己の力不足を呪うことになったたしぎ
果たしてゾロに本気で相手してもらえる日は訪れるのでしょうか。

そこへ割って入ったスモやん
この島で何をするつもりかかと問うスモーカーに対し、
お前ら(海軍?)こそ何を企んでいやがると言い、

「場所を変えないと見えない景色がある」と意味深発言をするロー。
自らの正義を貫くために、
組織の単なる駒ではなく、蒙昧では居るまいと努めてきたスモーカーでしたが、
それはあくまで組織の内での狭儀なあがきでしかなかったということでしょうか。
それだけにスモーカーには堪えるセリフです。
隙を見せたかスモーカー、

ローの「メス」で心臓を抜き取られ、勝負はローに軍配が。
心臓を抜き取る…
ローが七部海になるために海軍本部への手土産とした海賊100人の心臓も、
同様の手口で抜き取られたのでしょう。
スモーカーはその場に崩れ落ちましたが、
心臓を抜かれた人間がどうなるのかは定かではなく、
体をバラバラに斬られても生きているように、
心臓を破壊されない限りはピンピンしているかもしれないし、
心臓だけは特別で、生命活動に著しい制限があるのかもしれません。
抜かれた心臓が「ドクンドクン」いってるので死にはしないと思います。
従来の例に倣えば、スモーカーは自然系ロギアですから、
前者の場合、抜かれた心臓ごと「ドロン」できてもいいハズ。
攻撃を喰らったのは、
ローが攻撃に覇気を込めていたからか、もしくは
己の信念を揺るがすローの言葉に動揺した隙を突かれたからだとしても、
その瞬間にドロンできなかったのは、
「シャンブルズ」は体の部位を自由に入れ換える技で、
「メス」は切り取る技だということなのでしょう。
たぶん死んではいないと思いますので、スモーカーは仮死状態?
もしくは、後で意識は回復するものの、
能力を使ったり激しく動いたりできなくなっているんじゃないでしょうか。
と、いうわけで頂上戦争後、
ルフィの心臓がローによってすでに抜き取られている説
薄くなってきました。面白いんですけどねェ。
そして、その姿をついに現したマスター
ガス状なのか、液状なのか、または実体のない思念体なのかと
想像を逞しくさせられたマスターのボディですが…

ジュース飲んどるw
体の仕組みは益々もって解らなくなりましたが、
どうやらマスター、麦わらの一味を知っているようですよ…。
余談ですが:

ハーピーのモネが読んでいた「麦わらの一味完全復活」の新聞記事
扉絵シリーズ「世界の甲板から」で皆が目にしている

ニュース・クーだと思われます。
現在の一味の姿が写真に収められており、
海軍の手配書ではマスクを着けた姿で
「そげキング」として手配されていたウソップが
素顔で載っていますが、名前は「そげキング」のままです。
鼻がよほど特徴的だったから同一人物と特定したのか
これが海軍の公式な見解なのかプレスの独自の解釈なのかは
今のところ不明です。
フランキーやロビンの写真が2年前のまま(チョッパーも)なのは
集結時のシャボンディの騒動に全く関わらずずっとサニー号に居たから
(チョッパーは鳥に乗って一瞬現れただけだった)
現在の写真がないのでしょう。
タイミング的には、ニセ一味と海軍の騒動のときには
すでにサニーにいたナミとウソップを
それ以前の段階で本物と断定し写真を押さえたプレスのカメラマンは有能だな
・・・と、思いきや
サンジはまたしても正面顔を撮ることができなかったようです…w。
あー重大なこと忘れてました。
件のドラゴンについてモネが
「ベガパンクのドラゴン」と言ってます。
Mマスターはベガパンクのことを忌み嫌っているようでしたが
どういう意味でしょうか。
島を去る以前にベガパンクが捨てていった実験動物でしょうか。
それなら4年以上前に作られたことになるし
青キジvs赤犬の闘いのときに発見されてても良さそうなものですが・・・
2年前以降に改造された茶ひげとは
別の技術が使われているということになりますしね・・・・
ついでに言うと、
「CC」とされていたハーピーのモネや茶ひげのケンタウロス部隊が
Mマスターの配下にいるらしいことが分かりました。
もう少し勢力の関係性が整理されないと
相関図が掴みにくいですねェ・・・・

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