5月12日発売のゲッサン6月号から
あだち充先生の新連載「MIXミックス」がはじまりました。
そうです。
『タッチ』の26年後の明青学園野球部が舞台
はたして44歳になった達也と南はどうなっているのか・・・と
話題性の高い超王道野球ラブコメがはじまったんです。
おかげで、もともと部数の少なかったゲッサンは売り切れ店続出
異例の月刊誌増刷となったといいますから、その注目度がうかがえます。
さてそれでは本編を覗いてみましょう。
メインキャストは立花投馬(13歳)と立花走一郎(13歳)
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・・・ん?
ヒロインも・・・立花?
どういうことでしょうか。
同じ屋根の下の兄弟で三角関係・・・
と思ったら、投馬と走一郎は
同じ誕生日で同い年にもかかわらず双子ではないそうです。
なるほど、
確かに双子のひとりだけに「〜一郎」って名付ける親はそう居ない気がします。
さすがに上杉家の子どもが主人公
・・・なんて安易な作品を描くことはないとは思っていましたが
双子が主人公と見せかけて実は違う。
これは
「みんなタッチの続編だと思ってるでしょう? 実は違うんだなぁ」
というメッセージに他ならない。
少々出鼻をくじかれました
どうやら、勝手に「タッチ」の続編だと決めてかかっていましたが
そういえば誰も”続編”だなんて言ってません。
投馬と走一郎が音美を取り合う展開になるのは、まず間違いないので、
(まぁキャラデを見れば最終的にどっちとくっつかも言うまでもないですが)
三人とも血の繋がりがないということなのでしょうね。
あだち充は好きだなぁ・・・”血の繋がらない妹”・・・
ともあれ、兄弟のように育った三人に
物語は中等部からはじまります。
ゲッサン創刊の目玉だった前作「QあんどA」が
いまひとつヒットしなかったため
あまりにもあざとい目線で企画されたとしか考えられない本作。
大丈夫なのか・・・これ・・・
中等部2年からって・・・
月刊誌なんですけど、終わるまで何年かけるつもりですか?
で、「タッチ」は
タッちゃんが和也から役割をタッチするから「タッチ」だったワケだが
では本作の「MIXミックス」って何だろう。
混ぜる、混ざる、混血、雑種、
仲良くやる、逆にボクシングで激しく打ち合うなんてのもあるな。
立花(タッチバナ?)兄弟なんて、前作と韻を踏むよりも
本作のタイトルの意味をはっきりさせて欲しいわな。
しかしこれ、どう考えても週刊誌でやったほうがいいと思うんだけど
ゲッサン・・・必死やな・・・。