ルフィたちが無事であることがシーザーにバレました。
シーザーはそこに残された部下を見捨ててでも通路を閉鎖し
ルフィたちが今いるA棟を孤立させて、そこにガスを流し込み、
その様子を『シノクニ』のデモンストレーションとして
ブローカー諸氏に見せるつもりのようです。
その段取りの悪さに自ら動き出すヴェルゴなのですが
またもや謎の言動。
ヴェ『全てを斬り裂いてやる・・・・ん?変だな剣が見当たらない・・・・』
モネ『あなた剣士じゃ無いじゃない』
ヴェ『そうだ俺は剣士じゃ無かった・・・・どれ若造どもを叩きつぶしてこよう』
食べていないクッキーを貰った気になっていたり
剣士でもないのにぶった斬るつもりでいたり
でも、指摘されたらすぐ「そうだった」と気付く・・・もう何なのこいつ
忘れっぽいのではなく、勘違い野郎?・・・謎です。
前回、3班に分かれた麦わら・ロー・G-5連合軍
ルフィチームは、どうせ戦略を立ててもその通りに動かないルフィが
単独で先行し突破口を開き、ローと、
ヴェルゴに落とし前をつけさせるためG-5を離れたスモーカーが
それに続く感じ。
ルフィチームにいたハズのロビンが居ないなと思ったら
いつの間にやらゾロチーム、茶ひげの背中に。連絡係をしているみたい
フランキーは相変わらず姿が見えないので
単独行動でサニー号を目指しているものと思われます。
ゾロチームはG-5に足止めされたため少し出遅れました。
戦意を露わにしないたしぎは苦手ではないようで、余裕であしらうゾロ。
そう、たしぎが間に入ったのは戦うためではなく
スモーカーに言われたとおり、部下を脱出させるためです。
外から砲撃され、ガスが入ってくるA棟
間一髪でゲートに飛び込むゾロたちと
振り返るとゲートの向こうには
死の灰を浴びたトキを彷彿とさせる、手遅れだったG-5の海兵たち
たしぎだけでも助けるためにサムアップやピースで陽気に見送る猛者ども
みんな、たしぎ大佐ちゃんが大好きだったんですね。
この経験を経て、たしぎはまたひとつ強くなりばす。なりばすよッ!!
ところで謎の勘違い野郎、ヴェルゴについて追記です。
シーザーの研究室から逃げ出すことに成功したチョッパー
それについて、モネが気付いている様子が描かれていますが
ヴェルゴもまた知っているのではないかと思うのです。
根拠というほどのものではありませんが
辺り一面まっ白で何も見えず「麦わらたちはどこだ」と憤るシーザーの横で
何か含みのある様子のヴェルゴとモネ。
ふたりはルフィたちが逃げることに気付いていたのだと思います。
それなのに助言することなく様子を見守っていた。なぜか。
シーザーはジョーカーの庇護の下、研究をしてきたと思われますが
ジョーカーことドフラミンゴは
シーザーを完全に信用していないがためにモネを潜入させています。
そのモネが、シーザーに害する奴らの行動を黙ってみているということは
ここでルフィたちを始末することが
ドフラミンゴにとっては利にならないことである可能性があります。
もしかすると、大量殺戮兵器の実験成功を広く喧伝することそのものが
ドフラミンゴの本意ではないのかもしれません。
とにかく、今ここでシーザーがやろうとしていることが
そのまま、すべて、成功しては都合が悪いということ。になるのかな。
そしてここへ来て
シーザーのやり方では手ぬるいと動き出したヴェルゴ
たしかに、このままスモーカーに生きて戻られては困るというのもあるが
この場面でシーザーを差し置いて前面に出るのは完全に越権行為。
これは、今おきている騒動への対処の主導権をシーザーから奪い取り、
さらに研究所内を自由に単独行動できる
葵の御紋を手に入れたようなものです。
ドフラミンゴの命令でシーザーを始末しに来た
・・・とまでは言いませんが
僕にはヴェルゴが、シーザーの味方をするためにここにいるのではない
ような気がしてならないのです。
実はローも最初っからグルだったりするかもな・・・