前回、
毒ガスの煙に巻かれてしまったかと思われたサンジ
スカイウォークで空中を逃げていたようで無事生還なるも
ヴェルゴとの戦いでヒビが入ったように見えた右足には
明らかな違和感があるようで、
このシリーズでのサンジの出番はここで終わりかもしれません。
アラバスタ編やウォーターセブン編では
単独行動で見せ場を作ったサンジですが、
ドラム編や魚人島編冒頭などバトルに参加できない展開も少なくない。
色男(自称)の魅せ場ってのは、演出が難しいのかもしれませんね。
いち早くサンジの生還に気付いたたしぎが
麦わらの一味の強さ、しぶとさ、そして海兵をも味方につける求心力に
感じ入るものがあったのでしょうか。
なにかのフラグだとは思いたくありません。
一方、ヴェルゴはサンジ同様”月歩ゲッポウ“で空中から脱出しており
「血相を変えて飛んでいった」というのは
ローがSAD製造室に入ったアナウンスを聞いてのこと。
飛びながら電伝虫で報告しているその先の人物こそ
ドンキホーテ・ドフラミンゴ
唯一SADの製法を知るシーザーを失うわけにはいかないと
ヴェルゴにローの始末を命じます。
生まれてきた事を後悔するくらい残酷に殺せ
いやァ・・・怖いスなぁ・・・
加えて
“ベビー5″と”バッファロー”を迎えによこすから
全員戻ってこいと。
その”ベビー5″ちゃん
腕が大砲、鎌、斧などに変化する能力をもっているようで
さっきから泣きながら全力でドフラミンゴを殺そうとしているのに
ことごとくかわされている、なんだか不憫なメイド娘。
「許せないクズ野郎!ブチ殺してやる!」
と反逆の意思を全身で表現しているベビー5を
迎えによこすとはどういう事でしょうか。
ドフラミンゴの能力で操って行かせるという意味なのか
セリフが錯綜しているせいもあって、いまいちよく分かりません。
今回、ドフラミンゴの一味と思しき人物は
確認できるだけで、はべらせている女性たちを除いて6名
件の両腕凶器:ベビー5ちゃん、
ギャートルズルックの大男、シルクハットにコートに覆面の黒ずくめ男、
カードゲームに興じるジジィとババァ、
暇なくアイスだかフルーツだかをむさぼり食うプリティ幼女。
どういう一団なのか、まだ明確ではありませんが
すごく気になることがひとつ
一同がドフラミンゴのことを「若旦那」と呼んでいること。
「若旦那」ってことァあんた、「大旦那」が居るってことですよ!!
誰よ!? 何者よ!?
※後注:「若旦那」ではなく「若・若様」でした。
要するにこの一団は、ドフラミンゴをトップに頂く海賊団の面々ではなく、
ドフラミンゴがNo.2を務める、また別の組織の構成員たち
・・・ってことになりますかね。
そして、素早く飛び回ってブンブン鬱陶しかったドラゴンの正体が・・・
「小さなドラゴンに変身した”モモノスケ”って子はどこに行ったの?」
これはミスディレクションかもしれませんが
「ドラゴンは錦えもんの親の仇同然」というのと関わっている可能性もあるのか
このシリーズが終わると、錦えもんが仲間になる可能性が高いので
錦えもんの過去など掘り下げる展開は歓迎です。
次週はお休みですよ。
追記:
あとどうにも気になるのが、SAD製造装置(?を前にした
前回のラストは口もとしか見えておらず、
企みが大きく一歩前進することへの不敵な笑みに見えたのですが
この表情はちょっと微妙です。
越えてはいけない一線を越える覚悟とか恐怖のようであり
もう戻れない事態に対して武者震ってるようでもあり
逆にプレッシャーに押しつぶされそうになっているようでもあり
長く想いを募らせた願いがやっと叶う喜びやある種の達成感のようでもあり・・・
いろんな感情がない交ぜになったような、実に複雑な表情です。
コメントで頂いた意見にあったように「大旦那」がカイドウだとしたら
引きずり降ろしたい四皇も自ずと決定のような気もしますし
謎に包まれたドフラミンゴの周囲の状況が少しずつ明らかになろうとしていますので
ローの過去についても明かされるのでしょう。
この先の予測は「SADとは何か」がわからないと何ともならないのですが
トラファルガー・ロー
はたしてこの笑みに込めた感情は何なのでしょうか?