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ジョジョの奇妙な冒険 #04 波紋疾走

原作の第17話~23話分。
コミックス2巻09章-3巻06章。
今回は、何と原作コミックス7話分に相当するためかなり駆け足です。

7年ぶりの再会、エリナ・ペンドルトン
エリナの父親が医者で云々・・・という説明がないので
どういう経緯でジョナサンの看護をエリナがしていたか
まったく不明になっているが
その後の
「人の出会いは運命できめられているのかもしれない」
というスピードワゴンの台詞で納得するとしよう。
その頃ロンドンでは
ジョースター家の死地から逃れたディオが
当時、巷で評判の比類無き殺人鬼を手下に迎えるのだが

「闇のジャック」と呼んでいるものの、
彼が「切り裂きジャック」その人であるという描写が省かれている。
第02話冒頭で、この年に「切り裂きジャックが現れた」と
伏線となるナレーションがあるだけで
この”闇のジャック”がその人物だとは言及されていないので
原作を読んでいない視聴者には
彼が「切り裂きジャック」とは分からないかもしれない。
本作でのジャックは
今回1話限りのザコという扱いで割り切るのも、まぁ悪くはないが
実在した謎の猟奇事件の影にはこんな真相があった、という語り口は
物語に、間口の広さと奥行きの深さを与える効果があるのに
ちょっと勿体ない。
この分だと、次回登場する
タルカスとブラフォードのキャラクターに深みを与えるハズの
スコットランド女王メアリーの扱いなども推して知るべしである。

ジョースター家跡地
原作では建物がそこそこしっかり残っていたが
幾ばくかの柱と壁を残して全て崩れている。
石仮面を探して瓦礫をくまなく掘ったというには
本作のような廃墟が相応しいだろう。

謎の男:ウィル・A・ツェペリ男爵
いきなり余談だが:
声を演じるのは塩屋翼氏
申し訳ないが僕の中で彼のイメージは
トリトン、つばくろの甚平、あとはイデオンのコスモ役で止まっている。
彼の半オクターブ ピントのずれた声域が
少しとぼけたツェペリさんに似合う気が、確かにしないではないが
怒濤のような台詞ラッシュに、緩急・抑揚をつける「間」が無い場合
彼独特の声でただ延々と状況説明を聞き続けるのは拷問に近い。
これは塩屋氏が悪いのではなく
脚本と音響監督、それともちろん監督の責任だと僕は思う。

また、キャラ絵は
原作では巻き毛だった頭髪や口髭が、ただのくせ毛のようになり
物腰柔らかそうな眼差しも、精悍な眼光を放っている。
いずれもかなりシャープな印象。
これではツェペリさんの飄々としたキャラが台無しだ。
その補正としてCVに飄々とした声の塩屋翼を起用したのだとしたら
そのまとまり具合の悪さ、完成度の低さはもう目も当てられない。
制作陣はツェペリというキャラの重要性を軽んじているとしか思えない。
話を戻そう

ツェペリが使った不思議な能力:波紋について
石仮面の持つ力と、波紋使いの運命について教わるジョナサン
そして、ジョナサンとディオの戦いは次のステージへ。
一方のディオサイド

なぜか三部でお馴染みのポーズで
自身の再生能力にご満悦のディオ。
どうせなら首の後ろに星型の痣でもつけておけばいいのに。
耳のホクロを忘れず描いているくせに
星型の痣を描かないというのは
三部までやるつもりがない証拠と考えていいんですかねェ・・・
違うわ!! 何か錯覚した。
今のディオの肉体は自身のものだから星型の痣あるわけなかった・・・アセ

でも言い訳じゃないけど、
三部までやるやらないは別としても、
ジョナサンの首の後ろにはさりげなくあってもいいと思います。星型の痣・・・。

ジョジョ一行は「ウインドナイツロット」へ

ジャック登場でツェペリさんカッケー
パパウ パウパウ
まさか口で言うとは・・・
「勇気」とは「怖さ」を知ることッ!
「恐怖」を我が物とすることじゃぁッ!
人間賛歌は「勇気」の賛歌ッ!!

逃げたジャックを追い、今こそ決めるッ!!
ジョナサンの波紋疾走!!!

ふるえるぞハート! 燃えつきるほどヒーート!! 仙道波紋疾走ッ!!

次回:暗黒の騎士達
いよいよ闇の王となったディオとの再会
おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?

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