コミックス8巻09章~9巻04章冒頭まで。
柱の男達が何千年も求めて止まないエイジャの赤石
かつてローマ法王が手にしていたという一点の曇りもない結晶
そのスーパー・エイジャが今ここに。
エイジャの赤石、初お目見えはスージーQの手から。
原作に登場した怪しいリーゼントのスリは出てこない。
このスリのくだりはジョセフの成長を少しばかり紹介し
次回のナチス再登場への伏線として利用されていたが
なくても整合性は失わないのでカットされたのだろう。
とても荒木作品らしいキャラだったので少し残念でもある。
「エイジャの赤石」を破壊したら
彼らを倒せなくなるとの言い伝えがあるのでそれはできない。
ネタバレしちゃうと
究極生物になる前ならカーズを倒すのに赤石関係ないけどね。
この辺は
いかにも脊髄反射で原稿描いてるような荒木の作家性(失礼
が透けて見える。
ゴメン言い過ぎた。特に計画無く伏線張ったんだろうなぁと思ったもので。
ジョセフとシーザーに架せられた最終試練
ロギンズが待つはずの闘技場に居たのは
ほとんど敵無しの無敵の肉体を擁して
防具が必要なのかどうかはさて置き
世紀末救世主風の装甲を肉体に直に縫いつけた
エシディシのファッションは異常であり、奇怪!!
キャラデザ画ではどうなのか知らないのだが
その「肉体に直に縫いつけている」異様性が
まったく伝わってこないのが残念でならない。
戦いは
予想がつかない戦略にパワーと焦熱で圧倒するエシディシを
ジョセフが知略で優り絹糸1本で勝利
サンタナを遙かに凌ぐ恐ろしさはよく表現できていたが
この戦いをたった一回で消化してしまうのは何とも勿体ない。
この一言に尽きる。
しかし内容は駆け足ではあるが
原作をほぼ余すことなく網羅。内容的には特に文句はない。
ヒロシの泣き演技も先週の予告よりよかったよ。
ただ・・・今回ちょっと絵が・・・・ねぇ・・・
「グラッツェ!ロギンズ!」を言うタイミングは好みが分かれるか。
僕的には原作のタイミングの方が好きだが
CM跨ぎでもなかったのでラストで言うのも悪くはないな。
そういえばDVD・ブルーレイの1巻が発売になりましたね。
「作画のリテイクが神懸かってる」と評判で
なるほど、僕が気に入らなかった猿顔のジョナサンも直ってるし、
TVでは暗転されていたグロ映像もボカシ無しになっています。
これは買う価値あるかも!
と、めったにDVD買わない僕でも思いましたよ。
あいつが帰ってくる! (違
次回:「シュトロハイム隊の逆襲」
注)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
コミック版との比較をしてみようというスタンスで書いています。
決して原作マンセーな人ではありませんし、アニメスタッフに喧嘩を売るつもりもありませんが
思ったことは言うというブログ自体の姿勢を崩すつもりはないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思います。
それについては、何というかもう・・・ご了承ください。