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ONEPIECE 700「奴のペース」

駆けめぐった新聞報道によって、
ドフラミンゴが意図していたものとは
おそらく少し違う方向にうねり始めた世界。
ジンベエやクロコダイルっぽい男が
その時代のうねりを厳粛に受け止める中

かつて並び称された、同じ「最悪の世代」のボニーは何を思うのか。
(やっぱり逃走中っぽいよね
武器や物資をジョーカーのネットワークに頼っていた勢力は
今日の補給が受けられず、
戦局や勢力図をも覆しかねない事態に困惑しています。

クーデター組織か、反政府ゲリラか
それほど深い闇の住人でもなさそうな人たちが
地下マーケットの元締めジョーカーの正体を知っている風なのが
少し違和感を感じます。
ドフラミンゴが七武海脱退を新聞に公表するという取引成立に
シーザーの引き渡しを約束するロー
しかしそれは陽動で、その間にSMILE工場を破壊する作戦。

いよいよ上陸、ドレスローザ。
そのゴツい島にはどんな冒険が待ち受けているのか。
今回、錦えもんたちがどういう経緯でパンクハザードに居たのかが
少しだけ語られました。
「ゾウ」という場所(島とか国って言わないのがミソかも)
を目指して海へ出るも遭難し、たどりついたのがドレスローザ。
そこでドフラミンゴの配下に追われ、
しかもモモの助が隠れた船が出航してしまい、
それを追って、意図せずパンクハザードに辿り着いたとのこと。

その際ドレスローザに取り残してしまった「カン十郎」
助けに戻る使命感に駆られる錦えもん。
なぜカイドウの名前に驚愕していたのか?
ドラゴンとの関係は?
ゾウとはどういう場所なのか、?
「奴らも無事と信じよう」と言っていたのに
カン十郎以外のもうひとりについてはどうでもいいのか?

そもそも「追われていた」ってのが初耳のような気がするんですけど、
そんなこといつ言ってましたっけ?
とにかく錦えもんたちの行動には未だ謎が多すぎて何とも言えません。
しばらくは行動を共にしてくれるので様子を見ましょう。
さて今回は新しい固有名詞のオンパレードでした。
まず「藤虎ふじトラ

スモーカーからの要請でサカズキが行かせた。ということは
現大将のひとりと考えていいと思います。
赤犬・黄猿・青キジときて藤虎
ルビがひらがなカタカナ混在の意図は計れませんが
これまでの例に倣うとすれば、
紫色をイメージさせる自然系ロギアの能力者でしょうね。
ルフィたちがグリーンビットへ行くことを
スモーカーは知っていますから、
当然、藤虎はドレスローザへ来ます。
グリーンビット行きをなぜ教えたのかを考えると
ローの作戦成功には海軍の存在も必要なのかもしれません。
ちょっと話は逸れますが
その藤虎をはじめとする、サカズキ新体勢の現海軍本部。
大将が「赤・青・黄」でなくなった以上、三人である必要もありません。
ひょっとするとジンベエが言っていた

大将ふたりの戦力の穴を埋めるために政府がとった「策」とは
かつての少将・中将を全員大将に引き上げたとか、そんなことかも。
その施策の影響でコビメッポやたしぎが
5〜7階級も昇進したというなら納得できない話でもない。
ひとつ気になるのは
「Z」でも今回でも、ここまで見せておいて、それでも
サカズキの顔を見せないことに何か意味があるのかということ。
温厚な上司が2年経って冷酷な独裁者になっていたとかなら
表情を隠すだけでも漫画演出的意味はあると思いますが
得られる印象になんら変化を感じないサカズキの
いまだ隠されている「顔」に2年前と違う大きな違いがあるとしたら
視力を失っているか、
鼻より上をサイボーグ化(ww しているかぐらいしか考えられません。
ただ、
2年前との変化として確認できる「ヒゲ」と「葉巻」からは
サカズキの増長が感じ取れ、
海軍という枠組みの中で「組織の正義」を冷徹に執行していた以前とは違い
「己の信ずる正義」こそが唯一不変の世界ルールであるとか
考えていそうな気がします。
ちなみに七武海最後の男とは
映画「Z」でゼファーの右腕を切り落とした人物のことだと思われます。
登場するのを待ちましょう。
※バギーについては想定の範囲内なので特にありません。
次に、スクープ記者「アブサ」

キッドのアジト近くにいる船がスリラーバークの船そのものですから
これはもう、アブサロムに間違いありません。
スケスケの実の能力で姿を隠し、潜入取材をモノにしているのでしょう。
ドフラミンゴに殺されかかったモリアを助けたときにも
活躍していたっぽいので、その存在は認識していましたが
まさか、こんな真っ当な商売に能力を使うとは正直驚きです。
モリア復活のための資金稼ぎなのだと思いますが・・・。
そして「トレーボル」「ディアマンテ」

ドフラミンゴ配下の四天王的立場の幹部(?
トランプのマークを象った4つの席の、
クラブが「トレーボル」、ダイヤが「ディアマンテ」
スペードの人は後ろ姿しか分かりませんが
ずいぶんとゴツめの体格のようです。
こいつが実はカン十郎だったり
もうひとりのサムライだったりする可能性もあると思います。
ハートの席はローのための空位と見られ
ローが以前ハートの席に座していたのか、
ドフラミンゴがローのためにハートの席を空けて待っているのか

表現が微妙なところではある。
さて、
ドフラミンゴがルフィとローの協力体制を崩すべく
用意した奥の手。
それは・・・

兄の能力”メラメラの実”
飛びつくハズだ… 誰にも渡したくねェだろうよ!

・・・飛びつく・・・のか?
シャンクスとの約束であり海賊王への道標である麦わら帽子は特別として
ルフィはモノに拘るタイプではないように思うんだが、どうよ。
むしろ気になるのは、
ドフラミンゴがこの実をどうやって手に入れたのかと
今度は誰が食べるのかということであって
メラメラの実そのものがどうなろうとも、
ルフィが動じるような画が、いまいち想像できない。
しかし、
単に「それがどうした」「え〜〜〜っ!!!」では面白くないので
ルフィが心動かされる使い方があるのだと思いたい。
思いたいがしかし
ディアマンテの性格でそんな狡猾な謀事ができるのか否か。
心配だ。
たのむからこれ以上ガッカリさせないでくれ、ドフラミンゴ。

I’m lovin’it パラッパッパッパ〜 いや、なんとなく・・・
追記:
コミックス69巻が発売されました。
それに伴い、69巻掲載分の扉絵を更新しています。

御用とお急ぎのない方はこちらからどうぞ。

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