旧作における第08話に相当
偽装爆発で絶賛死んだフリ中のヤマト
作戦行動の詳細を知らないクルーは右往左往
旧作のときから精神が不安定で
ベルトのストレスゲージが頂点に達すると逆噴射男に変身する
サナギマンネガティブ男:藪は不安と不満を漏らす。
こいつは以後度々ぐちぐち言うようになるので
旧作のように何かしでかすのかもしれない。
それまで藪はひたすら耐えるのである。(違
反面、山さんは実に男前だ。
旧作では徳川の後を継ぎ「新たなる旅立ち」以降機関長を務める山崎は
実はそれ以前も機関員としてヤマトに乗っていたらしく
「さらば〜」で生き残った19名に数えられている。
本作ではガッシリ体系で腕毛ボーボーの頼れるオヤジ風になっている。
さて、ここからの作戦行動は旧作と大きく異なるため
旧作との比較という観点では多くを語ることができない。
よって、新旧別々に見ていくことにしよう。
まず旧作では
アナライザー、加藤、根本、杉山を引き連れた古代は
自ら先頭に立って敵基地攻撃隊を編成、探索艇で出て行く。
名前を聞いたこともない根本、杉山はもちろん犠牲要員だ。
破損箇所修復の監督をしている真田も駆り出され
古代が出しゃばりなことも含め
毎度のことだがヤマトの人材不足が悲しまれる。
逆さになったヤマトの中で主要クルーは
第三艦橋へ移り指揮を執る・・・と言いながら
古代たちを送り出した途端、敵潜水艇に襲われ
即時、潜水艦行動を中断、復舷する。
いったい何しに第三艦橋まで行ったのやら
次のシーンでは元通り第一艦橋にいるクルーたち。
第三艦橋は必要か不要か。
デザインされたときに相当揉めたそうなので
その存在意義を少しでもアピールしたかっただけじゃないかと。
探索隊は攻撃目標の位置確認のために
ヤマトを囮に、あえて反射衛星砲を撃たせる。
これは2199でもある行動なんだが・・・
反射衛星の反射板の動きを確認したら即座に潜水して砲撃をかわす・・・ってオイ
間に合うわけないやんけー!!
さらに爆雷の雨あられを喰らいながらも再び囮を演じ
そのおかげで探索隊は反射衛星砲の排気塔を発見、そこから潜入する。
今砲を撃たれたら全員蒸し焼き
地面に触れたら黒こげの謎ルーム
電磁バリヤーなど、ツッコミどころ満載のトラップをかいくぐり
海底に隠された砲台の破壊に成功。
その余波で洪水に飲まれる冥王星基地
ま、たった5名の1小隊にあてもない探索をさせたのも、
旧作では基地のおおよその場所が特定できていたからなのだが
さすがに無理ありまくりの作戦だ。
本作でよりスマートな作戦に変更されたのも無理はない。
ちなみに、旧作で犠牲要員だった根本と杉山は
ともに航空隊の一員として登場。
アルファチームの古代・山本の隊が
偽装フィールドに囲まれた基地を発見する。
旧作ではブラックタイガーの“機銃”が巡洋艦を撃沈させたりする描写もあるが
そんな無茶な・・・
本作では各個体は自身の役どころを良く理解している。
敵基地を発見したコスモ・ゼロ二機編隊は
遮蔽フィールド生成アンテナらしき装置を優先的に破壊
むき出しになった基地をヤマトに砲撃させる。
これこそ組織的な作戦行動。燃える!
ヤマト、逆さまで浮上。(注 ブルーノアじゃありません
衛星に気付いたヤマトは、タイミングを計って潜るのではなく
直上の衛星を砲撃、破壊。
潜水艦行動中ですから、
ま、本物の次元潜水艦ってのは後々出てきますけどね。
復舷したヤマトは時限信管をセットした三式実体弾で
反射衛星砲台を撃破
うおー、超かっこいい!
ショックカノンも好きだけど、
実体弾の砲撃、超テンション上がる!!
主砲塔から、煙突から
空対地ミサイルの総攻撃
このあと旧作09話では、
満身創痍でほぼ戦闘不能のヤマトは
命がけの最終決戦を挑んできたシュルツ艦隊を
アステロイドベルトを駆り撃破しますが、
本作にそのエピソードはありません。少し残念ですね。
ガミラス総統 アベルト・デスラー
喜び勇んだシュルツの勝利の報告を、
当たり前のことを報告するなと取り合わないのは旧作と同じだが
光速を越える艦の存在を気にかけている。
ヤマトが光速を越えたことの報告がなかったのは
紛れもなくゲールの怠慢wだが、
デスラーはこの時点でイスカンダルからの技術供与を疑っているようだ。
侮れない・・・
変わらずプライドは高いが、ただの増上慢ではないらしい。
旧作より、手強い・・・のかな・・・?