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宇宙戦艦ヤマト 2199 #10 大宇宙の墓場

旧作における第13・15話に相当

島のコンソールで、ワープ突入の状況を示すシグナル
第03話で真田さんが説明していた
ワームホールを人為的に発生させるプロセスと同様のものだと思う。

旧作でタイミングが狂うと一巻の終わりとされていた
あのシビアなゲージに相当するものだろうか。
本作でも、ワープの失敗は
時空連続帯に歪みを生み、宇宙そのものを相転移させてしまう可能性がある
とのことだが、
適宜自動化されており
島のレバーひとつに全宇宙の命運がかかっているというようなことは
さすがにない。
そんな中、超光速航法の要であるらしい自動航法室になにやら異変。
艦長や真田は思い当たるふしがあるようで、

霊媒体質の百合亜が見た女性とはいったい・・・
ってか、ワープ中に船内うろうろしてんな。

どう見ても海中なんだが・・・
ヤマトは次元の狭間に入り込んでしまった。
時空の性質が反転しているため
真空から無限にエネルギーを取り入れる波動エンジンが
外部にエネルギーを放出してしまう・・・

沖田艦長には、なぜそんなことが即座に分かるのか不思議だが、
まぁ、とにかく不用意に機関を動かせない状況だということだ。(強引だな
旧作15話でも次元断層に落ち込んでガミラス艦と遭遇

四次元航路での演習(w をしていたドメル艦隊総数3000(!に追われ
出口も分からぬ次元の狭間を彷徨うヤマト
エネルギーもみるみる流出し万事休すということろに

なぜだかスターシアのメッセージと共に機関がすべてパワーを取り戻し
ワープでドメル艦隊を振り切って逃げる・・・っと
ん〜ツッコミどころがありすぎて、このまま再現は無理。
というわけで、本作では
ヤマトと同じ境遇で、目下絶賛遭難中のガミラス艦と折衝し
協力してこの空間から脱出することに。
地球人類史上初のガミラス人との直接的な接触

旧作13話では、被弾した敵機を拿捕、パイロットを捕虜に。
「生きたガミラス人だ。貴重な資料だぞ」とか
ちょっと人道的にどうかと思う発言もあったりしますが
それは相手が正体不明の宇宙人だという前提での話で
地球人とほぼ同じ姿を見て、いろいろ思うところが・・・という話。
このエピソードは、本作においては次回とも深くリンクするので
詳しくは次回に触れることにします。
さて、敵艦からの使者を受け入れるのだが・・・

こんなデブリだらけのところ艦載機飛ばすなんて正気じゃないぞ。
コスモゼロもカタパルトで発進って・・・
もっとゆるりと飛ばせる艇持ってないのか?

パイロットスーツのデザインは旧作のものをリファインしたようだ
乳の収まり方にこだわりを感じるw
アナライザーがガミラスの言葉を通訳できるのは
ガミロイドから言語データを抽出した以外に考えられないのだが
機械同士でデータを交換したのに「わかりにくい」とはおかしな話。

これは「キミの宇宙語はわかりにくい」
バルタン星人とイデ隊員の会話を再現したかっただけに違いない。
どうせなら「キエテ・コシ・キレキレテ」とか言えばいいのに。
この、メルダ・ディッツ少尉曰く
宣戦布告もなく開戦の口火を切ったのは地球側だという。
勢力が違えば、各々の正義は相反して当然だし
士気を高めるためにも自軍の不利な情報が広く伝わるはずもない。
ここでは、少しでも優位な立場で交渉できるよう
強気な発言をしているだけにも見えるが
この言葉の正否はいずれ分かることになる。

ガミラス側からの提案は
次元断層の異層境界面を波動砲でこじ開け、
推進力を失ったヤマトをガミラス艦が曳航し、共に脱出するというもの。

取るべき道は「相手を信じること」だ。
自分が相手を信じることで、相手の信頼を得る。
これは昭和の日本人の美徳でもあるが
危機管理という面から見ると極めてお人好しな、ワキの甘い決断だ。
確約というか人質というか
そういう意味では”少尉”ただひとりなど何の保険にもならないし
そもそも、敵軍との折衝に少尉ごとき(しかもパイロット)が来ること自体、
相手が信頼に足るかどうかあやしいと思うべきである。
メルダがガミラス軍高官の娘だなど、ヤマト側は知らないのだ。
作戦開始
牽引ビームを接続。
なんか普通に受け入れてるけど、この牽引ビームって何だ?
ガンダム以降、見慣れてる気もしないでもないが
ガンダムみたいに宇宙港への進入角を直線的に示すだけならともかく
これ、物理的に引っ張ってるよね。
しかも接続が切れたら慣性の赴くままに”しなる”し・・・
こんな技術があるなら、
今どき、鎖で繋がったロケットアンカーなんか要らないじゃんよ。
ガミラス独自の技術なのかね・・・
二等ガミラス臣民ばかりの艦に
なぜ親衛隊の情報将校と、代々軍の重責を担う家系のエリート軍人が
乗っていたのか明らかになっていないが、これはもちろん
艦内でヤマト側には想像できない悶着を起こすための仕掛け。
そんなこんなで、ガミラス艦内が少しバタバタしたものの、

波動砲で開いた次元の裂け目から無事脱出
かと、思いきや今度は
先ほど情報将校が打電した通信により

自らの地位を守ることに必死なゲールが艦隊を引き連れ登場
提督の令嬢メルダがヤマトに居ることもかまわず
総攻撃が開始される。

協力した艦は戦渦に巻き込まれ(というか証拠隠滅のため? 友軍の砲火に撃沈
するとその時
突如拡がった次元断層に艦隊が吸い込まれ全滅。

ゲールは艦隊を見捨てて戦線を離脱(ってか敵前逃亡・・・
真田さん曰く
次元断層の開口部が元に戻ろうとする反動で、
一次的に裂け目が拡がり、飲み込まれたんだ・・・

・・・すいません。何言ってんだか全然分かりません。
応戦せずに「逃げよう」と言った沖田艦長の判断も
たいがい都合が良すぎるが
※旧作でもここで「逃げよう」という名セリフがあるので
 再現したかったのだと思う

波動砲の理論、もう一度きちんと整理してくれないだろうか。
旧作の超絶パワーのエネルギー兵器をぶっ放す という方が、
あらゆる場面で理解が易い。
次元爆縮砲ならそれでもいいけど、もちっと特性を一貫させてほしい。
そして、マイクロブラックホール云々の攻撃ならば
反射幕でははね返したりできないことを今から忘れないでいてくれ。
※何のことかは旧作を参照。

あなたの帰るべき場所はなくなったそうよ。
良くあるパターンだが
彼女は今何が起きたのか、古代たちの説明を受け入れることができるのか
その話は次回へとつづく。
そしていよいよ・・・ドメルが出ます。

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