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ONEPIECE 741「うそつきウソランド」 

隊長の回想はじまった。

スラムに育ち、すさんだ人生を歩んできた少年キュロス。
親友を殺された復讐に殺人を犯した(真偽詳細不明)が

その気概と腕っ節を活かせる場所をリク王に与えられた。
1000勝するまで4年かかっていることから
20年前に3000戦全勝で引退するまで9〜12年とみて
およそ30年前のエピソードだ。

※先週の隊長の記憶の中のリク王は、口ひげとあごひげがあり
 10年前よりやや若いかな…という印象だったが
 キャラ設定に若干修正があったようだ。

外の世界で円満に生きる術を知らないキュロス、
コロシアムの中でならば、人に望まれる役割があると思っていた。
そこに生き甲斐も感じ始めた。

しかし、罵声が歓声に変わり、名声がひとり歩きしだすと、
軽はずみだった己の生き方に対し、つのる後悔の念。

畜生!!! みんなおれの事…忘れてくれねェかな…!!!
貧しく、やさぐれていた生い立ちへの反省か
今なら「なりたい自分」を思い描くことができるのに
今からやり直したとて、人を殺した事実は拭い去ることができない。
キュロスが度々訪れる墓は
殺された親友か、それとも彼が殺めたふたりなのか。
キュロスの苦しみがいまひとつ汲みきれない。
彼自身の「弱音」と「本音」がもう少し聞きたいところです。
一方、

みなの期待を一身に背負いきれず、
たまらず逃げ出したウソランドでしたが…

傷ついても、倒れても、死に直面してもウソランドを信じ、
ドレスローザに関わる全ての不幸を救ってくれる希望を抱き続ける
トンタッタたちの眼前に帰還・・・しかし

おれは伝説のヒーローでもねェし!
“ウソランド”なんて名前でもねェ!!!

事態打開の唯一の希望であるウソランドの口から
衝撃の真実を告げられ、絶望に打ちひしがれるトンタッタたち。

けれど、ウソップが戻ってきたのは
ただトンタッタたちに真実を知らしめるためではなく
ともに捨て身で戦う肚を決めたからです。
シャボンディ諸島で再会したときウソップは

何が起きてももう動じねェ!そんな”戦士”におれはなったのさ!!
と言っていましたが、基本的にビビリなのは変わっていませんでした。
しかしパンクハザードで言葉にしたウソップの本音。

ウソップは本気モードのスイッチが入りにくいだけなのです。

今からおれが! お前らの”伝説のヒーロー”になってやる!!!
次回が休載で、隊長の回想に入ってますから
ウソップの活躍は少し先になりそうですね。

なんだか、スカイピアの時と同様に
現実以上の功績がウソップの手柄として後世に語り継がれそうな予感・・・
「うそつきウソランド」というタイトルの絵本も
救国の英雄の物語として後に本当に出版される気がします。
余談ですが:
愚直にウソランドを信じ続けるトンタッタ族にみせる
シュガーの表情が、ちょっと引っかかる。

嘲笑でも嫌悪でもなく
哀れみかと思うと、それも微妙に違うような・・・
ひょっとしてシュガーも、
自身の呪われた能力の呪縛から解き放たれたいと望んでいるの・・・?
なんて淡い希望的可能性を考えてもみましたが
・・・
きっとこの子(年齢不詳)は感情を顔に表さないだけなんだろうな。
さすがに管理塔が崩れた時には驚いてたけど、
頭にきたときも怒ってる風な表情してなかったしな。

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