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ジョジョの奇妙な冒険 第三部 #01「悪霊にとりつかれた男」 

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いよいよ、待ちに待った
ジョジョの奇妙な冒険 第三部 -スターダストクルセイダース- が始まった。
大盛り上がりを見せた第一部・二部から1年、
キャラクターデザインをかなり原作寄りに変更してのリリースだ。
顔とか体型などは原作の雰囲気をうまく再現できていると思う。
OVAの絵柄も僕は好きだが
このTVシリーズの趣旨を考えると、絵柄の変更は妥当だろう。
原作コミックスで第三部に当たるのは全152話。
前作のように、毎回原作の5〜7話分を詰め込めば、
2クールでなんとか収まるかというと、計算はそう簡単ではない。
基本的にひとつの敵を目指していた第一部・二部と異なり
毎度新たな死客を相手取るイベントクリア型のストーリー展開のため
原作のだいたい3〜6話で構成される1エピソードずつ切り取るとすると
2クールで全てを網羅するのは難しいだろう。
原作をもれなく再現してくれるのか、一部割愛することになるのか
お手並み拝見といこう。
怒涛のセリフラッシュになることはすでに覚悟している。
また、
基本的に原作との表現の違いを比較して楽しむという
前作と同じスタンスで書いていく予定ですが
第三部はすでに一度アニメ化され、根強いファンも多いOVA版が存在するため
そちらとの比較も要所要所でブチ込んでいくつもりです。(めんどくさいけど…
それでは、#01「悪霊にとりつかれた男」いってみよう!
コミックス 12巻10章~13巻03章に該当。
時は移ろい、舞台は二部終了から49年を経た1987年、
その4年前から物語は始まる。

1983年、カナリア諸島沖から引き上げられた古びた棺。
我われは…この箱に見覚えがある…
諸説ある中、公式にアナウンスが無いため
エリナが脱出に使ったのになぜもう一度出てくるのかは謎のままだ。
「ワンチェン用のがもう一つあったんだよ」とか
真剣に言ってる人がいるようだが、それは僕は認めない。
認めないが・・・
荒木飛呂彦はたぶん脊髄反射的に右脳で描く漫画家なので
ジョジョを楽しむうえで、この案件は深く考える意味は無いのだと思う。
大人は嘘つきではなく間違いをするだけ。の、典型例のひとつと捉えましょう。
留置所から出ようとしない承太郎が飲んでいるのは

原作ではハイネケンだったが「PANORMEN」のラガーソーダという架空の飲料に。
承太郎は17歳。放送コードの関係だろうが、
不良がツッパってソーダ飲んでゲップって・・・締まらねェ・・・
DVDではビールに修正しておいて欲しいものだ。
あと、ニューナンブの撃鉄を起こした際に
シリンダーが逆に回転した気がしたんだが、詳しい人がいたら解説して欲しい。

承太郎の悪霊 VS. アブドゥルの悪霊
マジシャンズレッドの火炎で口を塞がれた承太郎に

OVA版ではジョセフが「お前が弱れば、悪霊も弱まる」と説明しているが、
本作では原作通り
「熱で呼吸が苦しくなれば、悪霊は弱まっていく」と言っている。
これは言うまでもなく、
幽波紋の発生が波紋の呼吸法に由来していることを指しているのだが
OVA版は一部・二部を経ずして制作されたため
そこをわかりやすく簡略化したか、もしくは疎かにしたかだろう。
しかし、そんなことより気になったのは
「幽波紋スタンドのアクセントだ。
OVAでは「スタンドと最後が下がる発音だった。
僕もずっと疑いもなくそのように発音してきたのだが
本作では「スタンドと尻上がりの発音に改められている。
公式にそっちの発音が正しいのかどうか僕は知らない。
公式イベントなどでどう発音されているか、
これも、知っている人がいたら教えてください。

トイレを壊し、水をかぶった承太郎。
手加減できないと言っておきながら、
これしきの水しぶきで炎を消されるアブドゥルは
本当に鉄棒を空中で溶かすことができるのだろうか?
気になる承太郎からジョセフへの呼び方。

この喫茶店までは「おじいちゃん」と呼んでいたのが
この場で「じいさん」を経て一足飛びに「じじい」になった。
原作では、この場では「じいさん」止まりで
「じじい」と呼ぶのは花京院を連れ帰ってきた時以降。
OVA版では最初から「じじい」だ。
承太郎が「おじいちゃん」と言うのは、昔から違和感を感じていたので
はじめから「じじい」でもいい気がするんだが
この「おじいちゃん」には意味がある(のかもしれない)。
承太郎は自称不良だが、その実、母親思いで情に厚い男だ。
育ちも悪くないし、親の教育も良かったのだろう。
ジョセフに「消えな」と口汚く対応していても

ニューヨークからはるばる来てくれた労をねぎらうなど
礼儀をわきまえている一面もあるのだ。
しかし、とっさに礼儀をわきまえて話すというのは、他人への壁。
ようするに「おじいちゃん」という呼び方は他人行儀なのだ。
もっと言えば、承太郎なりの慇懃無礼な態度と言い変えてもいい。
まだジョセフのことを信頼してないことの証だったのだろう。
そのため、
自分のみならず一族の因縁と未来を左右する重大な事件のキーマンである
ジョセフに敬意を払った結果が呼び方の変遷なのだと思う。
「じじい」は見下した呼び方なのではなく
対等に扱うという信頼の表れなのだ。

ジョセフが取り出したのは、ポラロイド社の「Sun670 AFQS」
当時のインスタントフィルムは
「その場で完成写真を見ることができる」ということ
本当にただそれだけがメリットで、
画像も色調も精彩を欠き、カメラはでかいわ、フィルムは高いわ、
ネガが残らないので焼き増しできないわ・・・と他にいい部分がない。
カメラ屋でバイトしていた僕の経験上、
ハエが写っていたとしても、
それがハエだとは認識できない程度の写り方しかしないハズなのだが
まぁ、せっかちなジョセフの性格と、念写の能力を勢いで披露するには
格好の装置だとは思う。
カメラを使わず、未開封のフィルムカートリッジに手をかざすだけで
念写してみせた自称超能力者が現実に出てくるのも、もう少し先の話だ。
※詳しくはMMRを参照のことww
てか、ジョセフ義手なおったんかい?
念写に写ったDIO

原作では描かれている、首と肉体との継ぎ目が写っていない。
その後のDIO本人には継ぎ目があるので、
やはりポラロイドの画質の問題なんじゃないのか!とツッ込みたくなる。w
たぶん、演出として、まず星型のアザを印象づけたうえで
段階的に見せたかったのだろうと思うけど。
※追記:後ろ髪で見落としていましたが、描かれているよとご指摘いただきました。スミマセン
さて待望の第三部、
原作に寄せたテイストの絵柄が、
原作になりきれない感があるのは致し方無いとして、
ソエジマヤスフミの仕事をイマイチ感じられない気がしたのは
舞台が、“日本””日常”だったからかもしれない。
これからの旅路に期待してみる。
第一部・二部のような前衛的な画面分割と色彩構成で
もっとアバンギャルドでエキセントリックなJOJOを観たいものだ。
最後に、どうしても気になるんだが
近距離パワー型のスタープラチナは

いったいどうやって留置所内に色んな物を持ち込んだのでしょうね?

OVA版には、Macintosh Centris 660AV らしきPCもあります。
(僕持ってました…懐かしい・・・
次回:裁くのは誰だ!?
まだまだ先だが、花京院のレロレロ・・・どうなるんだろう・・・

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