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ジョジョの奇妙な冒険 第三部 #07「力」 

コミックス 14巻07章~15巻01章冒頭までに該当。

すでに7人のスタンド使いが向かっている。
ということは、ポルナレフが正気に戻り離反したことや、
ダークブルームーンが敗北したことを、すでに知っているわけだ。
情報が早い。
DIO側は、イメージとしては「悪のスタンド使いたちの集団」だったが、
スピードワゴン財団に匹敵するような、
スタンドこそ使えないものの、DIOの行動をバックアップする組織が
もしかすると存在するのかもしれない。

なんだろう・・・ちっともドキドキしないわ・・・
ストレングス編に入ってからは、アンは女言葉で喋っているし

原作では意図的に(?)女性らしく描写されているんだが、
それは、ゲストキャラのデザインがすぐ崩れる荒木作品を
僕が好意的に解釈しているだけなのか?
「男のふりをして小汚い格好、口汚い言葉を喋る。加えて、そばかす&ブタっ鼻」
という設定とキャラシートを律儀に守らずとも
ここは現実以上に「女」を感じさせなければならないシーンだろう。
何のための釘宮声だと思ってるんだ!
知能が高く、スタンドという特異な能力に目覚めた「彼」が、
人間に弓弾く表立った最初の行動が「メスへの発情」だったという
所詮「猿」の本能的行動であると認識できると同時に、
だからこそ自制が効かず恐ろしいということを象徴するこのシーンで、
肝心のアンがちっとも女性的でないのは困ったものだ。
裸に剥けばいいというものではない。
スタッフは白黒のキングコングから観なおしてくるがいい。
あと「ゴージャス☆アイリン」も
荒木的な「色気」の見本として参考になるかもな。

このエテ公…ただのエテ公じゃあねぇ
あきらかな蔑称ですが「エテ公」はOKだそうですww
そりゃそうだ、猿に尊重・配慮するべき「人権」はありませんからね。
エテ公撃破
しかしこれ・・・
なぜわざわざボタンを弾いて当てたのだろう・・・

学生服のボタンは真鍮製(たぶん)
指に持つなど固定し、ものすごい勢いで射出した場合、
真鍮の軽さを差し引いても、当たった衝撃は馬鹿にできないと思うが
離れたところからものすごい勢いで射貫いた場合は
ボタンの方が衝撃に耐えられないだろう。
制服のボタンを使って勝ち気を削ぎ、意識をアンから逸らすまではよかったが
逆上して宙に飛び上がったエテ公を迎撃するなら
ボタンなんて小道具を使うよりも

前回ダークブルームーンを倒したスターフィンガーで
直接、眉間なり眼球なり貫いた方が、より強力かつ確実だ。
角度的に直接狙える場所ではなかったというのも言い訳としては苦しい。
おそらくこれは、

このジョセフの問いかけに対する荒木先生の答えなのだ。
「そのカッコーで旅を続けるのか クソ暑くないの?」とは
読者のほぼ全員が抱いていた疑問であり、その回答がこれだったのだ。
承太郎の学ランは伊達じゃない。
(アクシズを逸らせる程の能力はありません)
と、荒木先生は言いたかったのだ。
と、僕は今頃になって(あくまで)勝手に考えている。

ジョースター一行、ふたたび遭難から〜辛くもシンガポールに到着。
どうやらホーチミンには寄れなかったようですね。

次回「悪魔」
・・・ジョースター 貴様ッ、見ているな!!
冒頭、エンヤ婆は左手を隠していた。
送り出した7人の中にエンヤの息子=ポルナレフの仇敵が居ると
なぜ言わぬ!? と少々憤ったが

ラストで出た。いいね。
この演出は、
ジャンプのバトル漫画でお約束の、思わせぶりな「シルエット見せ」の様なもので
これ以降あらたに登場するスタンド使いに対し、
「こいつか?こいつが左手が右手の男か?」
いちいち読者に勘ぐらせるドキドキを与える効果がある。
いわゆる王道の焦らしというわけだ。
古き良き黄金時代のジャンプ漫画を現代に忠実に再現・・・燃えます
余談ですが:

あなたのスタンドはやつらの敵ではない!
・・・ん?
これでは「あなたのスタンドではやつらに敵わない」と言っている・・・?
文意的にあきらかに逆のような気もするが、
間違ってないと受け取ることも出来なくはない・・・?
ただ、間違いではなかったとしても、正しくはない。
今回のアニメ版では修正された台詞になっていましたが
重版を重ねたコミックスでも、未だにこのままだったりするんだな・・・。
注)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
コミック版との比較をしてみようというスタンスで書いています。
決して原作やOVA版崇拝者ではありませんし、アニメスタッフに喧嘩を売るつもりもありませんが
思ったことは言うというブログ自体の姿勢を崩すつもりはないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思います。
それについては、何というかもう・・・ご了承ください。
また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

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