コミックス 18巻04章~05章までに該当。
「恋人」を倒した一行は、政情不安なイラン・イラクの陸路を避け
海路でアラブ首長国連邦へ入国した。
この地図ではオマーンに上陸してからUAEへ移動したようになっているが
東南アジアでも接岸しただけの国については触れていなかったので
まぁいいか・・・少しモヤモヤするけど。
これから向かう「ヤプリーン」というのは、おそらく架空の村。
サウジアラビア方面へはぐるっと迂回などせずとも車で行ける。
これは当時でもそうだったはず。
砂漠の行軍を一行にさせるために作られた設定なのだと思うが、
アブダビから「北西」には海しかないし、100キロどころか300キロはありそうだ
「北西」だけでも修正できなかったのかと非常に残念に思う。
原作にはなかったラクダ購入の交渉は、尺稼ぎとしては非常にうまい。
高級外車をスマートに購入、市街を走ることで
アラブ夢の豊国”UAE”が、これまでの国々とは
まったく違う文化・経済圏であることを強調することができ
その買ったばかりの高級車をあっという間に物々交換するという
自称「旅の達人」ジョセフの機転。(そしてこのドヤ顔ww
現地の人にとっても大切なものであるはずのラクダを
都合よく用意だてることに説得力をもたせている。
(そのくらいSW財団に用意させておけばいいのに…
で、ラクダについて原作通りジョセフの講釈があり砂漠行軍に出発
これからはじまる肝心のスタンド対決に尺を割くのではなく
前半部分をたっぷり描写することで、舞台の国が変わったことを印象づけ、
また今回、最後まで一貫してリーダーシップを取ろうとするジョセフを
序盤から強くフィーチャーしている。
てか、後半部分はあんまり膨らませられなかったかもね。
沈まぬ「太陽」のスタンド
強力なスタンドが存在するのに辺りは見渡すかぎりの砂漠
スタンド使いの姿は見えない。
これは広大な”密室”ミステリーだ。
先ほど傷つき、消耗の激しい花京院がツラそう。
「頭がどうにかなりそう」とはさりげない伏線です。
「Son of a Bitch!」
サノバビッチって規制にかからないんだwww
途方もない暑さ、脱出の糸口さえつかめない、
視界が歪む、思考能力が低下する、意識を保てない
そのとき
とうとう「暑さの向こう側」へ行ってしまったか、花京院
笑い声は実に原作に忠実で、ホント恐れ入る。
マジックミラー号(w に潜んでいたスタンド使い。
う〜ん・・・
左右対称に見えるって、
顔の前に垂直に立てた鏡を少し横から覗き込んだときだけだろ・・・
どんな角度で潜んでいたのかいまいち分からないな。
あと、
動いてるサソリが瞬時に乾燥・風化するほどの熱だと、
エアコン完備ごときでは、本人だって耐えられるとは思えない。
タイヤや天幕だってあっという間に風化してしまうだろうさ。
これはあれか、
自分の出した炎でアブドゥルが火傷しないようなものか。
本人はへっちゃらなのか?
このマジックミラー号で「恋人」に密かに狙われたら
全滅だったろうなぁwww。
こいつの名前は、アラビア・ファッツと言うそうです。
セリフは「ドギャス!」一言ですが、ちゃんとクレジットされてますね。
これで「ジョジョに出演した」と履歴が残るとはかわいそうに・・・坂巻氏
ラスト、原作にはないポルナレフのセリフ
「いい夢見れそうだ」は次回への含みが込められている。
次回「死神13 その1」
余談ですが:
承太郎の時計。懐中時計じゃないですよね…ジョセフとかぶるし。
これは腕時計を腕に付けずに、
ベルトを折たたんでポケットにしまっているんでしょうか。
それが承太郎らしいファッションなの?
注)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
コミック版との比較をしてみようというスタンスで書いています。
決して原作やOVA版崇拝者ではありませんし、アニメスタッフに喧嘩を売るつもりもありませんが
思ったことは言うというブログ自体の姿勢を崩すつもりはないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思います。
それについては、何というかもう・・・ご了承ください。
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