速報でも書いた「扉絵」のことから触れておきましょうか。
15年に亘って、オダッチとともに週刊少年ジャンプの看板を守ってきた
「NARUTO」が、ついに最終回を迎えました。
それを記念して、というか、労をねぎらって?
特別企画でも何でもない、通常営業のワンピで奇跡のコラボが実現しました。
(まぁ、こち亀の両さんが本編に登場したことありますが・・・
木の葉マークドレスのウエイトレスの向こうにいるのはナルト。
一楽のラーメンと骨付き肉
お互いの好物を交換しての慰労会というところでしょうか。
そして何より、
特別仕様の題字に、胸が熱くなるってばよ。
錨も何か別のモチーフに変えられませんでしたかね・・・
本編:
得意(?のドジっ子ぶりで隠密作戦を失敗したコラソン。
なんとか脱出し、ローに「オペオペの実」を食べさせることに成功しましたが
相当な深手を負っていました。
ローは早速オペオペの能力を使ってコラソンの傷を治そうと試みますが
出鱈目にやって上手くゆくわけもなく
コラソンの使いで何やら小さな鍵付きの筒を海軍に届けるついでに
海兵に助けを求めました。
絶対に死なせたくないコラソンを助けるために、
あれだけ嫌っていた海兵を頼り信じることにした相手が
よりにもよってこの男
頬にタコさんウインナーをつけた アイム蝶野 先代コラソン=ヴェルゴ。
ドフラミンゴはコラソンの裏切りと、オペオペの実を奪われたことを知り
逃げたコラソンとローを追い詰めるべく
ミニオン島を「鳥カゴ」と「寄生糸」による地獄に変貌させる。
最期を悟ったロシナンテは、何かを覚悟したようです。
さて、
ロシナンテの裏切りに、殺す勢いで制裁を加えるヴェルゴ。
ローもまた気を失うまで打ちのめされたようですが、
パンクハザードで、ローがドフラミンゴに言われた
ヴェルゴに対する「トラウマになるほどの恐怖」とは、このことでしょうか。
窓から遥か下の鉄クズの山に放り投げられても、なお反骨心にあふれていたロー。
どれだけ酷く打ち据えられ、自らが殺されかけようとも、
トラウマを抱えるに至るのは少し不自然だと僕は考えていましたが
死なせたくない大事な人が、これで何とか助かると安堵した矢先に
自分がうっかり海兵に心を許したせいで、
そしてそれが運悪くヴェルゴだったせいで、今死にかけている。
この後悔と無力感、そして絶望がトラウマになるというなら合点がゆきます。
ドフラミンゴは、ただ表層的に
圧倒的なヴェルゴの武装色の覇気に敗北したことしか知らなかったのでしょう。
次に気になったのが、
ロシナンテがセンゴクに渡そうとした情報文書の内容です。
これは先だって言っていた、
ドフラミンゴと裏でつながりのある大物や顧客のリストに加え、
ファミリーのこれからの計画が詳細に記されていたらしく、
おそらくは海軍がつかんでいないファミリー幹部たちの能力や弱点なども
記載されていたものと思われます。
これからの計画・・・
この文書がドレスローザを救う。と言っていることから
3年後の「ドレスローザ乗っ取り作戦」はこのときすでに計画されていたようで
リク王を貶め、救国の英雄としてドレスローザに君臨することは
すでに決まっていたものの
このときシュガーはまだ能力者になっておらず
ファミリーに加入すらしていないので、
ドレスローザ国王となった後、
国民を従わせたり、不都合な人物を排除するためには
別の方法が予定されていたと考えるべきでしょうか。
また、“北の海”の闇を暴く・・・とあります。
ドフラミンゴが拠点としていたスパイダーマイルズは北の海にあり、
この13年前の段階では、まだ、ほぼ北の海のみを勢力圏としていた事がわかります。
ここで組織の地盤を形作り、
世界中に影響力を持つ死の商人として暗躍するため、
偉大なる航路の前半の海を一足飛びに超えて
ドレスローザに拠点を築くわけですね。
その際、国王の名の下に武器商人を営むのは勝手が悪いため、
ジョーカーと名乗り始めるのでしょうか。
最高幹部には、すでにトランプのスートのコードネームが付いているので
対外的にはすでに名乗っているのかもしれません。
ところで、
元天竜人であり、子供の頃から他の天竜人たちに協力をさせていたという
特異な存在のドフラミンゴ。
やろうと思えば、闇の商売だろうがなんだろうが
いきなり新世界でぶち上げることができたはずです。
では何故、北の海を裏側から統べることから始めたか。
そもそもドフラミンゴの父ホーミング聖の甘い考えで
天竜人の地位を捨てて降り立った地が「北の果ての政府非加盟国」とのことなので、
すなわち、ドフラミンゴにとっては北の海こそ生涯最低の暗黒の地。
まずは、この北の海を血に染めることから始めよう・・・的な?
ある意味、
ドラゴンが自分の生まれた国に、世界の行く末を窺い見て、
世界の変革を志ざしたことに通じますね。