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ONEPIECE 768「あの日の引き鉄」 

回想も終わり時間軸は現在に戻った。
多方面に分散するそれぞれの戦局に、特に際立った進展はないが
ヴィオラ曰く「決着のときは近い」らしい。
今回は麦わらの一味が、
ドレスローザ作戦続行組と、ゾウ先行組とに分かれてしまったため、
アラバスタや空島やエニエスロビーで見たような
「麦わらの一味 vs.ドンキホーテファミリー」という図式に嵌らない。
おかげで、ドレスローザで戦っている各メンバーには、
世界各地から集まった猛者たちに「神」と崇められ、
さらに見聞色の覇気発現の片鱗を見せたウソップ以外には
「見せ場」らしいシーンが未だ用意されず、
いささか残念なまま終局を迎える可能性がある。
せめて、勿体つけてなかなか姿を見せなかった最高幹部の一角
ピーカを相手するゾロだけでも、名勝負を見せて欲しいところである。
フランキー vs.セニョールの戦いは、ある意味「名勝負」と言えなくもないが。
さて、本編はローがドフラミンゴにようやく一太刀浴びせたくらいで
大きな進展がなかったので、
いくつか気になったことをあとで余談として語ることにして、
僕が勝手に考えていることを述べようか。
まず、今回「闘魚の半魚人」であることが明らかになったデリンジャー。

半魚人がどうとかいう前に、
初登場の鼻の下を指でこするポーズの印象で
僕はデリンジャーを男の子だと決めつけていたんだが、
手や脚、また仕草や話す言葉は女性のようだった。
速報でコメントをいただくまで疑いもしなかったが
デリンジャーってオネェ小僧であってるよね? もしかして女性・・・なのか?
で、半魚人の話だが・・・
深く考えず、最初の耳ざわりの印象では「闘魚の半魚人」とは、
「闘魚の魚人」と「人間」のハーフであると僕は考えたけど、
はたしてそうなのか?
我々の空想する、いわゆる「半魚人」とは、

魚の特徴を備えた人間のことで、
半分魚・半分人間の個体を差す場合が多いが、
それはワンピ世界でいうところの「魚人」に該当するだろう。
「半魚人」は初めて登場する分類なので、判断に困る。
単純に魚と人間のハーフである可能性だってあるかもしれない。
とりあえずは、暫定的に魚人と人間のハーフとして話を進める。
過去に登場した、魚人(人魚)の血を引く人間といえば
ココロばぁさんの孫であるチムニーと
魚人と巨人のハーフらしいフォクシー海賊団のビッグパンしか思い浮かばない。
チムニーはクォーターだからか、人魚の特徴をまったく持っていない。
ココロが人魚だったことへの驚きようから察すると、もし両親と面識がある場合
両親にもその特徴は見られなかった可能性が高いが、
ビッグパンにはドジョウの特性が濃く見られた。
なるほど、デリンジャーの帽子に描かれたマークは闘魚のシルエットに似てるし、

もっと子供の頃は明らかな「魚」のマークだ。
ツノはヘルメット(帽子)から生えているのではなく
頭に生えているのかもね。
首切りスレイマンに襲いかかったときの

「ねーあたし何に見える?」とは、ただの人間ではないことを意味していたようだ。

手指の水かきは無いようだが、パワーや瞬発力は
人間の10倍という魚人の能力を幾分か受け継いでいるのか、なかなかにパワフル。
子供の容姿に対する相手の油断も加味すれば、
戦場での個体殺傷能力はかなり高いと想像できる。
16年前、0歳の乳飲み子でありながらファミリー入りした裏には
忌み嫌われて捨てられた、とかそういう過去がありそうだ。
人魚と魚人の交配がどのようにして行われるのかの謎については
以前 少し触れたことがあるが、
人間と魚人なら、見た目あまり変わらないし
子供を作ることはそう難しいことではないのかもしれない。
次に、前回の回想に描写されていた
ドフラミンゴとトレーボルの出会いについて。

経緯は分からないが、まず同い年のヴェルゴと知り合い、
ヴェルゴが「ボス」と仰いでいたのがトレーボルだった。
並んだコマの順に、まんま時系列の出来事ではないようにも思うが
ドフラミンゴが10歳の時に出会ったなら
とてもそうは見えないが、トレーボルはこのとき18歳(!。
(18歳といえば、初登場時のナミの年齢。
 10年前のヴィオラよりも歳下だwww

まぁ、年齢はともかく、
覇気について教えてくれたり、イトイトの実を与えられたかのような描写もあり
まだ幼いドフラミンゴが、世界に復讐するための足掛かりを作ったのが
誰あろうトレーボルだったようだ。
ドフラミンゴと一番古い付き合いで「相棒」と呼ぶヴェルゴの、そのボス。
「ウチのボス」というからには、何がしかの組織の首領だったであろうトレーボルが、
今では最高幹部とはいえドフラミンゴの部下になっている。
まだ血気盛んな10代の若造トレーボルが
10歳のガキにボスの座を譲り渡したことには、只ならぬ理由が必ずあるだろう。
子どもとは思えない破滅思想の持ち主に底知れぬリスペクトを覚えたか、
そうでなければ、元天竜人でマリージョアの秘密を握っているという
特異な存在は、神輿に担ぐのに都合が良かったのか・・・。
シュガーの守護でのドジっぷりを見ると、にわかに考えにくいが
ひょっとすると
「若」と呼ばれるドフラミンゴに対する、その上の「大親分」的存在、すなわち黒幕が
実はトレーボルだったりするのではないか・・・と
思ったりもしないではないことが有ったり無かったり・・・
そう考えると、この最終局面でドフラミンゴの横にいることにも納得がゆくかも。
ディアマンテはキュロス親子の因縁の相手だし、
「剣」を意味するスペードの戦士ピーカの相手はゾロが相応しいので
残ったトレーボルが人数合わせでここに居るだけのような気もしないではないが・・・
最後に、余談として、いくつか気になった点を。

イトイトの斬撃をガードするローが、武装色の覇気を纏っている。
シーザーと対峙する際に「覇気が使える」とは言っていたが
はっきり描写されたのははじめてだと思う。(たぶん)

ハイルディンに10トンの重量でのしかかる“超体重人間”マッハバイス。
アラバスタ編との相似点がいろいろと取りざたされる本シリーズで、
Mr.5のボムボムとグラディウスのパムパムのように、
ミス・バレンタインのキロキロとの類似性が指摘されるバイスの能力は、
さしずめ「トントンの実」だろうか。

10トンといえば10000キログラム。
ミス・バレンタインが出せる能力の最大重量だ。
一見してキロキロの上位互換のようだが、
1トンより軽くできないならその分使い勝手は微妙だ。
ついでに言うと、バイスにはタヌキみたいなしっぽがある。
これは何を意味してるんだろうか。
あと

腕をサイに変化させて、サイと戦うベビー5が
またぞろ盛大な勘違いで「私、頼られている」とか考えていそうで www
詳細知りたい www

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