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ジョジョの奇妙な冒険 第三部 #31「「バステト女神」のマライア その2」

 




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おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の意味も込め、コミックとの比較をするスタンスで書いています。
往々にして揚げ足取りの文章となるため
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。
また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

コミックス 22巻01章~04章序盤までに該当。
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「バステト女神」の罠にはまり体が磁石になってしまった
ジョセフとアヴドゥル。アヴドゥルの首の角度がおかしい。
今回は「本当に全身が磁石になったら、こんな風にはならないだろう」的な
嘘・大げさ・まぎらわしい描写がたくさん出てくるが、
キリがないので突っ込まないことにする。
とりあえず、マライアを追うために互いの体を引き剥がすことが先決と
密着したまま移動中のふたり。
通りすがりにこんな「ゲイカップル 男ふたり」を見かけたら
そりゃ気にするなという方が無理な話で、二人をじっと見つめるギャラリーが。
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この人たち、原作の同じ人たちに似せてはあるんだが、
随分と等身が高く描かれている。
民族衣装っぽい服装も普通の洋装に変わっていて
犬が猫に、本筋には関係ないとはいえ、よくわからない改変だ。
おまけに、右側の人物は女性かと思っていたんだが男の子だったようだ。
この衆目は子どもたちだからこそ意味があるシーンだと思うので
あとでちびっ子を大勢連れてくるとはいえ
この人たちももう少しあどけなく描いて欲しかった。
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一瞬離れたと喜んだのもつかの間、今度はバックスタイルに・・・と
少し演出過剰になっている。BGMもなんだか楽しげだ。
まぁ、この後は少しずつ真面目な展開になっていくので、
このシーンで思いっきりはっちゃけるのはかまわないだろう。
〜中略〜
鉄道の線路を焼き切って脱出したふたり
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「隠者の紫」がマライアを捕縛したが・・・
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マライアの乳袋(? から降り注ぐ無数の金具。
自身が引き寄せているので、避けることができない。
アヴドゥルは反射的に「伏せてッ!」と言ったが
伏せても無駄無駄ァ・・・こいつは恐ろしい。
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当たる面積を最小にしての波紋防御も
アヴドゥルとくっついているので不可能だ。
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「魔術師の赤」はもう少し早くこれらの散弾を溶かすべきだったな。
しかし、溶かしたとて、
高温で溶解した鉄の塊が同じ勢いで飛んでくるだけだと思うけどな。
ダメージは「運命の車輪」のガソリンの比ではない。
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通りすがりの町人が「線路が切られた」とか物騒なこと言ってるのに
危機感がなさ過ぎるポルナレフ。
不可思議な出来事や腑に落ちないことは
すべて敵スタンドの仕業と疑ってもいいくらいのこの状況で
原作にない描写まで追加して、この暢気さを強調しているのは、
向こうの二人との落差を表すとともに
・・・まぁ、次回への前フリの意味もあるのだと思う。
(次回はポルナレフが必死になったり気持ちよくなったりするお話です
マライアを追うジョセフの体に次々と飛んでくる鉄製品。
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第一話で承太郎が飲んでいたものは緑の缶だったが
久々登場の「PANORMEN」ラガーソーダは茶色い缶になっている。
同じメーカーの別の商品だと思うことにしよう。
しかし、缶の側面の注意書きがタテ書きになっているように見えるのは
何とかならなかったのか。日本の飲料だとでもいうのか・・・
鉄の入れ歯とか、鉄の婚約指輪とかも、なんだかイヤだな・・・
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切断した高圧電線と、切断に使ったナイフが磁力に引き寄せられる。
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ここの表現は原作と同じだが、
飛んできたナイフが刺さるところは、原作では描写されていない。
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投げたナイフが磁力に引かれて舞い戻ってくる様はちゃんと描かれているのに
このナイフの顛末を描いていないのは勿体なかった。
さて、本来有り得ない磁力の表現は
いちいち突っ込まないと冒頭に書いたが、ひとつだけ。
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車と引き合ったとしても、重量から考えると
身体を固定していないアヴドゥルの方が車に引き寄せられるはずだし、
仮にくっついた鉄クズの総重量で車の重さを上回っていたとしても、
車が宙に浮いて飛んで来るようなことはない。
これは、マライアのスタンドの恐ろしい効果を
ビジュアルで演出すると同時に、
この後のアヴドゥルの攻撃の強さに説得力を増すための「仕掛け」だ。
「体がおしつぶされるッ・・・」というセリフも、同じく
磁力のすさまじい強さと、この後への伏線を兼ねているのだ。
jojo-SC_31r.jpg 圧殺。
jojo-SC_31s.jpg 金田たすけて・・・
余談だが:
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このときジョセフが側溝から放す手から何か出てるが
ひょっとして「くっつく波紋と、はじく波紋」だろうか。
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そして何事もなかったかのごとく
日常へ戻ってゆくおっさんとジジイ。渋い。
「バステト女神」のマライア全身骨折でリタイヤ。
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次回:「セト神」のアレッシー その1

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