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ONEPIECE 790「天と地」

復活したとはいえ、残されたわずかな体力、わずかな時間
「必ずカタをつける」とギャッツと固く約束した
ルフィ渾身の最後の一撃、
ギア4の「猿王銃コングガンにギア3を重ねがけした

「大猿王銃キングコングガン

そりゃもう「波動砲か!」っつーくらい
すさまじい威力でドフラミンゴをぶっ飛ばした。
鳥カゴが解除されたり、ドフラミンゴが意識を失う様子などは
まだ具体的に描写されていませんが
ミンゴをミンゴたらしめているといっても過言ではない

サングラスが割れ、落ちたことは、
ドフラミンゴの敗北を示唆するものとみて間違いないでしょう。
なんでもかんでもお前は手の中に閉じ込めて…
どいつもこいつも操ろうとするから
おれは息がつまりそうだ!!!


お前らは支配されるゴミ、
お前ら人間とおれとは違う!!!

傲慢極まりないドフラミンゴの考えと
対するルフィの怒りは、言うなればこの世界の縮図。

わずか10歳にして、自身が支配階級に生まれたことを呪ったサボが

ドレスローザを「おれたちの育った国に似てる」と評したように

「ヒエラルキー」というより、むしろ「カースト」。
完全に二分化された、強者と弱者の揺るがない地位格差、支配体系。

都合の悪いものは無くして見えなくすればいいという思考。
ゴア王国と同様、この国の民に自由など無い。
人を人と思わない非道な行い。
欺き、裏切り、されど体面だけは取り繕い、
方や、支配され、翻弄され、人としての存在すら消された人たち。
いいやつ、かわいそうなやつ、頑張っているやつのために
ルフィは怒る。
彼らを虐げ、抑圧する存在が許せないからだ。
元天竜人である、自称:選ばれた人間・ドフラミンゴ。

800年前からの絶対的支配階層から一転、
地べたを這う底辺を味わいながらも
ファミリーを起こして
新世界を裏から統べる実力者にまで登りつめたドフラミンゴが
今また地に堕ちた。
「天と地」
二極化された差別的社会構造と、
ドフラミンゴの数奇な運命を揶揄する今回のサブタイトルには
まだ他にも、秘められた意味があるような気がしてならない。
いずれ、この世の「天と地」がひっくり返る事態への
布石だと考えるのです。
余談ですが:
回想で「猿王銃」が効かない相手への対策に、レイリーは

「ギア4は身体への負担が大きすぎるから別の方法を考えるべき」
と言っているのですが、
ルフィが取った戦法は「ギア4」にさらに「ギア3」を絡める強化策。
レイリーの提示したヒントとまるで逆の戦法です。
周りくどいことを嫌うルフィらしいし、
こういう実直さは好きですが
この手法について、レイリーはどう評価したのかが少し気になります。
「だまし討ち」や「からめ手」に弱いルフィは、そのままでもいいと思うのですが
こと戦術、戦法においては
「まっすぐ」なだけでは過酷な新世界を渡っていけない・・・
と、レイリーなら考えそうだからです。
次回にでも、「レイリーはああ言ったけど…」的な言葉があるのかな・・・
次に、ドフラミンゴの最後の技「神誅殺ゴッドスレッドについて。
「神による誅殺」とは
選ばれた人間:ドフラミンゴの独善的裁きによる断罪・処刑の意味でしょうが、
そっちは置いといて・・・

16発の聖なる凶弾」とは、一体なんぞや?
ルシファーの翼は12枚、キリストの使徒も12人だし、
円卓騎士も12人(諸説あり)
「16」とは何の数字でしょうか。
絵を見る限りでは、指の間から2本ずつの糸が出ているので、片手で8本
両手併せて16本なのは理解できるのですが、
そういう物理的なことではなく、なにか象徴的な意味があるはず。
そこで、ドフラミンゴの二つ銘「天夜叉」がものを言いそうです。
こちらはインド神話ではなく、仏教における「十六善神」のことでしょう。
十六善神(じゅうろくぜんしん)とは四天王と十二神将と合わせた合計十六名の般若経を守る夜叉神とされる護法善神のことである。(wikipedia
「神」というと、西洋的で絶対的なものをイメージしがちですが
ドフラミンゴの言う「神」とは
アジア的な、なんだか抹香臭い「神」のようです。
ちょっと親しみわいちゃいますね。(僕だけか?

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