ようやく頂上、すなわち巨象の背に到達したルフィたち。
ここは容易に辿りつけない幻の島であり
千年以上の歴史を持つと云われる秘境。
黄金こそないが、なんとなくシャンドラに似てるかも・・・
と、思って比べてみたら
まぁ、空白の100年の動乱の時代からそのまま忘却された古代都市
という共通点は、今後どこかでリンクすることがあるのかもしれないが
今のところ直接的な関係はなさそうだ。
そこで登場したミンク族。
そのミンク族の戦士らしき女性が、ナミの服を着ている謎。
よく見ると、ハイヒールまでナミのものっぽい。
795話でのナミは別の衣服を着ていたので
追い剥ぎに会ったわけではない。
サニー号にいるときに奪われたのか、
それとも持参した荷物から盗られたのか、
はたまた、友好的に譲渡されたのか・・・。
もう一人のウサギっぽいミンク族の少女は
側面総編み上げの超ミニ・ボディコンワンピにブーツ。
およそ外界との接触を拒んでいる種族の格好とは思えない。
これは例えば、
独自の閉鎖空間で暮らす彼女らミンク族には服を着る文化がなく、
あとから男どもが来るから、とりあえず私の服を着ろ。
と、ナミが自分から提供したものである可能性がある。
(それ以前にサンジとブルックがおかしくなるから…かも
このナミの服を着た人物は
ルフィたちについて予め知っていたようだしな。
では、彼女が言う”くじらの森”に現れた「侵入者」とは誰だ?
今、ゾウには
・ミンク族
・シープスヘッドの部隊(すでに撤退した可能性あり)
・ルフィたち
・ナミたち
加えて、錦えもんたちと、ハートの海賊団が居るはずだ。
シープスヘッドたちは、どうやら侍を求めて
侍と関係あるらしいミンク族を迫害しているようだったが
自分たちも今だけ外から来ているなら、
それを棚に上げて、ナミに向かって「侵入者」とは言うまい。
彼らはゾウに常駐していると考えるのが自然だ。
他にもミンク族と敵対する勢力があるとか
ミンク族が二分して勢力争いをしてるとかだと、もう分からないが
くじらの森の侵入者とは、少なくともナミたちではなさそうだ。
と、なると
ベポたちハートの海賊団か、
もしくはすでに先回りして入国した錦えもんたちという可能性もあるか。
話が前後するが、
錦えもんとカン十郎は、象の足を登っているさ中
上から落下してきた何者かと激突、転落し、現在別行動中。
その何者かが、行方不明だったもう一人の侍
忍者「雷ぞう」らしいのだが
どう見ても、エテ公 ゲフンゲフン…可愛い仔猿だ。
追記:この猿=雷ぞうと考えるのは早合点だ、とご指摘いただきました。
シルクハットにスーツ・革靴というのが、
まったくワノ国の人間らしくなく、違和感がハンパない。
雷ぞうはゾウの門の守護をしていたと考えられ、ミンク族とも知り合いのようだ。
雷ぞうが落ちてきたのは、ゾウの門で誰かと戦い
投げ落とされたと考えるのが自然で、
ということは、門を破壊したのも、くじらの森の侵入者もそいつらだろう。
ただ、僕がもっとも腑に落ちないのは
ここで錦えもんとカン十郎(と雷ぞう)を別行動させる展開に
あまりにも無理がある気がしてならない。
というのは、
僕は、はじめからカン十郎は敵ではないかと疑っているからだ。
錦えもんとモモの助にとっては、
麦わらの一味は「恩人」だが、カン十郎は違う。
それに、彼らには
ルフィにもまだ打ち明けられない、ゾウへ来た「やんごとなき」事情があり、
そのためには優先するべき順番もあるだろう。
仮にルフィたちを欺き裏切ることになろうとも、
彼らには為すべき大事があるはずだ。それは理解できる。
しかし、どうもカン十郎は、錦えもんをさえ欺いているのではないか。
この目隠しからの一連の行動も
「わざと」ではないかと思えてならないのである。
さて、犬やウサギなど、喋る動物人間「ミンク族」。
雷ぞうが猿っぽいことも、関係があるのかもしれないし、
ネットでは、ベポもミンク族ではないかと一部で噂されているようだ。
余談だが:
人身売買の価格相場を見る限り、
ミンク族の価値は、イデオやブルーギリーと変わらないが
同じ価格帯のトンタッタ族は非常に珍しいとされていた。
「亜人」であることで、魚人以上にレアな存在なのに
ヒューマンオークションは、貴族や天竜人の道楽の意味合いが強いので
純粋に「種」として珍しいとか、学術的な価値とかは一切関係なく
怪力や戦闘力、特殊技能や美しさなどで、貴族たちにいかに役に立つか
いかに彼らを満足させるか、が価値の判断基準となっているのだろう。
彼らもまた魚人のように人間を憎んでいるのだろうか。
ワノ国との繋がりは何か。
ちょっと初っ端から謎が多すぎるわ・・・
あぁ、ところで・・・ゾウの門に刻まれてた文字