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ONEPIECE 818「くじらの中で」


その赤い石の名は「ロード歴史の本文(ポーネグリフ)」!!
「偉大なる航路」の最終地点へ導く石。


「ロード歴史の本文」は世界に4つあり、それぞれが別の「ある地点」を指し示す。
その4つの地点を地図上で結んだ時、その中心に

最後の島「ラフテル」が在るという。

いよいよ手にした
「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」への手掛かりに、
やにわに色めき立つルフィ。
サンジを連れ戻すことと、
カイドウを四皇の座から引きずり下ろす同盟のかねてからの計画の続行、
これが、麦わらの一味が当面しなくてはならない課題だが、
本来ならここで同行の旅が終わるはずだった錦えもんたちの目的も含めて
今後の「ロード歴史の本文」をめぐる旅に繋がりそうだ。
というのも、

4つの「ロード歴史の本文」の内、2つは
ビッグ・マムと、カイドウが所有しているからだ。
しかし「所有」しているといっても

旦那が言うように「集めて回る奴はいない」程、巨大なシロモノなので
本拠地に隠し持っているとは限らない。

ウソップは、こっそり拓本を取れば危険がないと考えているようだが
「ロード歴史の本文」を隠し持つ場所を吐かせなければ
拓本だって取ることはできないだろう。
四皇が「ロード歴史の本文」を所有しているということは
彼ら自身が海賊王となることを目指しているか、
もしくは他人が海賊王となることを阻止するためと考えられ、
結局は真っ向から勝負を挑む以外に
「ロード歴史の本文」を手に入れる、もしくは拓本を取ることはできないだろう。
信頼され、対等の立場で物を言える仲間になる、という方法もあるが・・・。
所在のわからない最後の「ロード歴史の本文」を
今後、誰が手にするかが大きな問題となるだろう。
黒ひげでは安易すぎる気がするので、天竜人が持っているとか、あるかもな。
かつて、後に世界政府を打ち建てることになる連合軍に、抵抗した「ある王国」が
その意思を後世に残したものが「歴史の本文」とされているので
政府や天竜人に奪われているとすれば、それは大問題なのだが・・・。
また、もうひとりの四皇:シャンクスだが
言うまでもなく彼は元海賊王のクルー。
シャンクスなら、ラフテルへの行き方を知っていても不自然ではない。

副船長でロジャーの相棒だったレイリーは
空白の100年の真実を知り、歴史のすべてを知ったと言った。
彼らが今ラフテルを目指すことなく
ロジャーが作り出した「大海賊時代」を達観するように眺めているのは
真実を知った者としての行動なのか、
それとも、それがロジャーの願いだったからなのか。
まぁ、シャンクスは(バギーも)海賊王のクルーだった、とはいっても
ロジャーが偉大なる航路を制覇したその時に、
船に乗っていたかどうかは定かではないんだなぁ・・・。
そして次なる衝撃の事実!
ワノ国の光月家とは代々優れた石工職人の家系であり
800年前に「歴史の本文」を作ったのが、光月一族の先祖だという。

光月家には、今なお石工の高い技術が受け継がれているが
「歴史の本文」に刻まれた古代文字を読み書きする技は
モモの助の父:光月おでんの代で途絶えてしまった。
カイドウと結託したワノ国の将軍の手によって
光月おでんは処刑されたのだという。
どうやらカイドウは(というより将軍が…かな)
光月おでんから聞き出すことができなかった情報を求めて
モモの助たちを狙っているらしい。

海賊王:ロジャーとともに、ラフテルで知った「世界の秘密」を。
衝撃!!
光月家とロジャーの関係について、前回も疑惑が上がったが
それも繋がった。
同行していたとはいえ、光月おでんが海賊だったとは言っていない。
クロッカスさんのように単にオブザーバー的「仲間」だっただけかもしれないが
家紋の「ぶっちがい」風の文様はやはり気になる。

何にせよ、
空島にあった「歴史の本文」にロジャーの言葉を刻んだのが
おでんであることは、まず間違いない。
また、光月おでんの処刑についてだが、
彼は暗殺されたのではなく、「処刑」されたという。
処刑とは、何らかの咎を責め刑に処すること。
何の罪で処刑されたのかと問われた錦えもんは
「海賊王とともに世界の秘密を知った」ことが
罪といえば大変な罪であると言う。
・・・少しおかしい。
海賊王に手を貸した者は、船大工まで大罪人とされる世界だが
それは世界政府が定めた法である。
政府に属さず交流すら断っているワノ国で
ロジャーに与したことが咎とされることは、いささか釈然としない。
それを断罪するために国外の、それも海賊と手を組んで・・・というなら本末転倒だ。
将軍という権威は地に堕ちる。
もちろん本音は、
その「世界の秘密」とやらを自分のものとするために
光月おでんの存在が邪魔だったので、国家反逆罪でもでっち上げたのだと推察されるが
肝心の「秘密」を聞き出す前に処刑してしまったら意味が無い。
仮にモモの助や錦えもんに密かに伝承されていたとしても、
おでんを殺してしまってはその情報を引き出す交換材料がない。
将軍は、おでんの身柄を拘束し、
モモの助の無事を条件に、おでんと取引すべきだったのだ。
「歴史の本文」を作り出すことはもはやできないが
古代文字を読み書きでき、過去に政府がやらかしたであろう秘密を知り、
さらに「ロード歴史の本文」のひとつを守護する光月家としては
政府も容易に手を出せない鎖国状態の継続が都合がよかったはずだ。
対して、
「ロジャーとともに世界の秘密を知ったこと」を罪に問うということは
将軍は世界政府と密通し、永く続いた鎖国をやめようとしていた可能性がある。
それが己の保身や欲望のためか、政府から強硬に開国を迫られたかは分からないが
開国をめぐって、将軍家と光月家の対立の図式が浮かび上がってくる。
何百年と(たぶん)受け継がれてきた使命を投げ出すばかりか
敵対するべき強者の権威におもねるなどサムライにあらず・・・とか
光月家が明らかな倒幕の志を持っていたとしたら、
いつかは将軍家を打倒し、「モモの助よ、お前が将軍となるのだ」なんて
夢をおでんが抱いていたとしたら

モモの助の戯れ言にも、がぜん信憑性が湧いてくるのだが、
それはそれで、明確な国家反逆の罪だよなぁ・・・
あとは、余談だが:
錦えもんが、吐くほどに海賊嫌いだったのは
カイドウのせいなのだと思うが、ドラゴンを「親の仇同然」というのが、
主君を殺された事を言っているのだとしたら、
果たしてドラゴンに通じるのはカイドウのことか、将軍のことか、
はたまた、そこに革命軍まで絡んでくるのか・・・?
まぁ、ルフィの親父は名前が「ドラゴン」なだけだから、
カイドウか将軍がドラゴンの能力者なのかなぁ。
はじめは、カイドウが率いるSMILEドラゴンの群れにでも
ワノ国が滅ぼされたのかと思っていたが
敵としての将軍の存在や
おでんが家臣の命を守って処刑を受けたという辺りから
ワノ国は滅んでいなさそうだ。
おでんは処刑されたのだから、おそらく刑は公然と執行されたのだろう。
ならばドラゴンの姿をした者に倒されたということはないだろう。
カイドウか将軍がドラゴンの能力者なんだろうなぁ。
鱗とかヒゲとか・・・部下に角つけるとか・・・カイドウって竜っぽいもんなぁ
追記:

・・・いや・・・まさかね・・・

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