なんだかセンスの悪いスーツに身を包んだ、「グルまゆの男」は
顔ばかりでなく、女好きなところもサンジに似ている。
ただし、一緒に登場した姉:レイジュが言うには
ヨンジは「人情の欠片もない人でなし」なのだそうだ。そこはサンジと大きく異る。
ちょっと余談だが:
サンジが女好きでフェミニストなのは、生来の気質だったとしても
「女は蹴ったらいかんもんだとたたき込まれて育った」
「たとえ死んでも女は蹴らん」
このサンジ一流の「騎士道」は、どこでたたき込まれたものだろう。
「ジェルマ」はこんなに甘くないだろうし、
ゼフがフェミニストってのも、ちょっと笑えねぇ。
さて、
ここで、まず気になるのは、やはり「グルまゆ」。
サンジのまゆげ(と目)は、常に片方が隠れているので断定できないが
現在隠れて見えない右まゆが2年前と同じ形状だとするなら、
サンジのまゆげは、ヨンジ・レイジュとは逆方向に巻いており
数字の「6」と読むことができない。
まゆげが逆巻きだったから
生まれてすぐ「出来そこない」の烙印を押されたのかもしれないな。
「ジェルマ66」って名称も、どうせ「マユゲ66」からのもじりに決まってる。
まゆげはジェルマにとって、重大なアイデンティティなのだろう。
ただサンジのまゆげは、シャボンディ再集結のときに
新デザインを起こす際、いろいろと意匠が練られたようで
今とは明らかに違うものも考えられていたようだ。
オダッチの中でも「グルまゆ」が「6」を表していると決めたのは
最近のことなのではないかな・・・。
ヴィンスモーク家は幼くして生き別れたサンジを捜していた。
似顔絵の手配書を巡り、海軍本部に掛け合い
この度ようやく写真で本人の確認が取れたため、連れ戻すことを考えたそうだ。
これはヴィンスモーク家と、海軍本部の、
ひいては世界政府との強い繋がりを意味している。
ヴィンスモーク家は、古来よりずっと王族であり世界会議への参加も
許されているという。
え!? 「ジェルマ」って国名なのか?
大昔に、北の海を武力で制圧した王族として伝説に名を残し、
国土は持たずとも、現在でも王族としての権威を持ち続け、
創作の中では、海軍が守る「平和な世界の敵」を演じ、
今ではひっそりと人知れず「戦争屋」として存在している…それがヴィンスモーク家。
それでなぜ一般人の知るところにならないのか不思議だ。
ペコムズの言葉を引用するなら
「ジェルマ66」とは、別名「戦争屋」。科学技術を戦力とする科学戦闘部隊。
「ヴィンスモーク家」は、そのトップであり中枢。人殺しの一族。
なぜそれが公に王族を名乗っていられるのか。
う〜ん・・・いまいち整理しきれないな・・・。
あと気になるのは、
サンジたちの姉:レイジュのコードネームは「ポイズンピンク」。
ルフィが死にかけていた毒を吸い取った。
これは如何なる能力なのか。
まず、科学戦闘部隊というからには、その主力の者は能力者ではない可能性が高い。
訓練次第でいくらでも自身を強くできる「悪魔の実」の能力を使って戦うことと
科学技術を道具として操り戦うことは、イデオロギー的に真逆だからだ。
もちろん「ジェルマ」の戦士にも、能力者はいるかもしれないが
マゼランがすでに登場しているので「毒」の能力者ということもないだろう。
では、彼らならではの「科学」「化学」のなせる業なのか?
レイジュは、道具や薬品を使う様子もなく、生身で直接ルフィの毒を吸い出している。
しかも、明らかに毒の影響をその皮膚に受けながらも、
それを自力で沈静化したように見えた。
どう見ても、自身の肉体に宿る能力で毒を浄化、または
攻撃の道具として使うために体内に蓄積させたのだ。
「大好物」というからには、他にもあらゆる毒素に対応できると考えられる。
これが「科学の力」なのだとすると、
少し飛躍するかもしれないが、
サンジも含め、ヴィンスモークのせがれたちは皆、
何らかの特殊能力を身に付けて「生み出された」
デザインベイビーである可能性がある。
サンジの過去話に俄然興味が湧いてきた。
両家の重要な結婚を台無しにしないため
レイジュとヨンジは何も見なかったことにしてくれた。
しかし海中からその様子をうかがうのは
ルフィがホールケーキアイランドへ向かっていることを
ジンベエに報告する魚人海賊団のアラディン。
魚人島でルフィがビッグ・マムにケンカを売ったことを知り
ビッグ・マムの庇護下を離れる話をつけに急いだジンベエだったが
カリブーとワダツミのせいで思わぬ時間を浪費した。
今現在、ジンベエはどのような立場にいるのか。
また、ジンベエも嫁をもらったのか・・・それは美人なのか・・・?
「契約書もない、盃と口約束での結びつき」と言ってたので、
嫁はもらっていないか・・・