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ONEPIECE 827「トットランド」

ホールケーキアイランドまであと1日。
ビッグ・マムの勢力圏で、しばしの休息&補給。

ペコムズは仲間からの追求を
「サニー号は海賊から奪った船で、ママへの供物を搬送中」と謀った。
自身と故郷の恩人とはいえ、
仲間に嘘をついてまで義理を通すペコムズの心中はいかばかりか。
「話をしに行くだけ。喧嘩をしに行くのではない」とは言っても
ルフィはマムに対して、すでに宣戦布告している相手であることには違いない。
その上、マムが進めている婚姻を破棄させようとしているのだから
ペコムズとしては、ママに対して非常に大きな裏切りとなるのだが
まぁ、ゾウの惨状を知った時点である程度の心変わりがあり
ママに虚偽の報告をするつもりだったようなので、どこまで許容できるのかは
事が起きてみないとペコムズ自身にもわからないのだろう。
チョコだけが食べ放題の「ショコラタウン」で出会った少女は

カフェのオーナー:プリン
どうやらサンジのお相手本人にまず間違いない。
チョコレートを作るのが大好きで
「美味すぎた」と無邪気に言ったルフィとチョッパーに感激したので
チョコ以外を食い散らかしてあわや捕まりそうなふたりに救いの手を差し伸べた。
今のところ、すごくいい娘っぽいのだが・・・
ルフィはともかく、ナミ・チョッパー・ブルックは
サンジの相手がプリンという名前であることを知っているはずなんだが、
プリンの正体にまだ気づいていないのか・・・?
ただ・・・

プリンの方は、何かに気づいたようである。
そればかりか・・・

ビッグ・マムにも、すでにバレているとか・・・。
さて、今回気になるのは
ようやく解禁されたビッグ・マムのご尊顔もさることながら、
その「能力」と「思想」について・・・だ。
ビッグ・マムの船がしゃべる船だったことはすでに周知のことだが
海に浮かんでいるのだから、
船に悪魔の実を食わせたのでないことは、なんとなくわかっていた。
しかし船のみにあらず。
ビッグ・マムの本拠地ホールケーキアイランドでは

草木や花、家や山だけでなく、形のない雲や虹まであらゆるものが楽しげに喋る。
他のものはともかく、太陽はな・・・
太陽は別にちゃんとしたものが在るはずだから、この太陽はこの島ならではの太陽だ。
こう見えているだけなのか、命を吹き込まれたのか、
太陽も含めた、この「メルヘンな世界」そのものがビッグ・マムの能力と考えられる。
プリンが連れている、ゼリーのニトロや空飛ぶ絨毯のラビヤンも
おそらく同じ効果で動いているのだろう。
何の能力か、現状では皆目見当がつかないが
さすがは四皇・・・。なんとも規模の大きな能力だ。
また、これはペコムズの言葉なので
ビッグ・マム本人がどう考えているかは、また改めて検証しなければならないが

全世界のあらゆる種族が差別なく暮らせる「大国」を夢見ているという。
限られた少数の特権階級だけが豊かに暮らす、かりそめの平和世界に
一石を投じようというのか。
なに? ビッグ・マムって、ひょっとしていい奴?
魚人島やタイヨウの海賊団と繋がりを持ったことも、こういうことなの?

ホールケーキアイランドは周辺34の島をそれぞれ「大臣」に治めさせ、
その海域を「万国トットランド」と呼び統治している。
34という微妙な数字は、ビッグ・マムが35人以上の娘を持つことと
関係がありそうな気がするので、
さしずめ、34の大臣たちは娘の父親たちではないだろうか。
ビッグ・マムは自身の理想のために、あらゆる種族との間に子をもうけ、
身を持って、差別のない世界の象徴としている可能性がある。
なに? ビッグ・マムって、やっぱりいい奴なのー?

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