しばらく触れていなかったし、
扉絵特集サイトの更新もサボって久しい(すみません)のだが
久しぶりにちょっと引っかかったので書く。
世界の甲板から 5億の男編 Vol.24は
「ある荒廃した島 —赤髪海賊団-」
率直に言うと、
今回の扉絵にはドラマがなさ過ぎる。
今回描かれている面々は
いずれも580話に登場した「今の」赤髪海賊団の主要メンバーたちだが
赤髪海賊団だというのに、肝心のシャンクスばかりか
ベン・ベックマンもラッキー・ルウも描かれていない。
辛うじてヤソップが居るものの
これを「赤髪海賊団」の現在の様子と言われて、
「ハイそうですか」と受け入れられる人は、あまりいないと思う。
おそらくだが
シャンクス、ベックマン、ラッキー・ルウは、次回以降に
別の扉絵として描かれるはずだ。
ひょっとするとそれって、
これまで「ひとつなぎの大秘宝」を目指すでもなく、
何を目的として海賊をやってるのかいまいち分からないし、
およそダラダラと酒飲んでまったりしているところしか
見せてこなかったシャンクスが、いよいよ何か動きを見せるんじゃないか。
それが気になって仕方がない。
我々が12年前から見知った馴染みの顔ぶれとして
ヤソップがそこからハブられているのが、やや悲しいのだが
まぁ、息子と同じようにムードメーカーっぽいし、
トップが不在でも手下を束ねるだけの人望がヤソップにはあり、
シャンクスからもそういう信頼を置かれている、と見ることもできるし
赤髪海賊団の扉絵を2回に分ける上で
古株を誰かひとりこっちに入れるとしたら、ヤソップが適任という、
作者サイドの事情もありそうな気がする。
まぁ、シャンクスの扉絵を見てから、またじっくり考えてみようか。
本編:
手足を増やしたクラッカー。
手足だけではなく、
「この世に2本と無い」名剣”プレッツェル”までが増えていることから
「マシマシの実」ではなく「コピコピの実」ではなかろうか・・・。
・・・と思ったら、
USJのステージショーに出てくるオリジナルキャラクターが
すでに「コピコピの実」の能力者だったらしい。
・・・もういいや。本編で言及されるのを待つことにするわ。
クラッカーには、ギア3の武装硬化による攻撃も通じないし、
「この世に2本と無い名剣」複数による波状攻撃に
ルフィは押されっぱなしだ。
このクラッカーという男。
以前は4人いたという将星のひとりを打ち破ったらしい怪僧ウルージを
こてんぱんに返り討ちにした実力の持ち主。
・・・まぁ、身内の言うことなので話半分で
しかも、将星ひとりを倒した時点のウルージが満身創痍だったのなら
それを倒したクラッカーの実力が、飛び抜けて高いとも限らないわけで
もちろん
将星A「将星Dがやられたらしいな・・・」
将星B「ふふふ…奴はわれら将星の中では最弱・・・」
クラッカー「だが、ポッと出の新人ごときに敗れるとは将星の面汚しよ・・・」
的な展開があったのかもしれないので
将星D < ウルージ < クラッカー という図式は無視できないことも事実。
まぁ、僕が気になるのは当然
クラッカーの強さよりも、ウルージ僧正の強さの方なワケだ。
この2年の間に、キッド、アプー、ベッジ、ウルージが
ママの手を煩わせることなく、手下だけで撃退されたらしい。
ただ、
「ナワバリに迷い込んできた」→「ハジキ出した」と言っているので、
皆が皆「打倒ビッグ・マム」を掲げて挑んできたとは限らない。
本気じゃなければ、無駄な戦いを避けて退却することを迷わないだろうし。
それを勝ち誇って吹聴されるのも迷惑な話だ。
ベッジは、早々にママの軍門に下った。
ウルージは、食い下がって将星を一人倒したが、クラッカーに敗れて敗走。
アプーは、2年前も、抗シャンクス同盟のときも
変わり身が早かったので、推察するだけ無駄。
キッドは、その時に、将星のひとりに敗れて左腕を失った可能性がある。
ママ配下の海賊船を沈めたりしているのは、その仕返しと考えていいかもな。
だがなぁ・・・
ママの手下に敗れて腕を失ったのなら、あの血の気の多いキッドが
それを雪辱せずに、ターゲットをシャンクスに変えるだろうか。
そう考えると、腕をもがれたのは別の相手なのかもしれない。
誰にかはわからないが左腕を奪われ、
ママの手下には追い返され、カイドウには半殺しにされたキッド・・・
僕の中で、最悪の世代の中でのランキングが、ダダ下がりだわ・・・。