コミックス 38巻04章中盤~9章までに相当。
アバンタイトルは前回のリフレイン、おさらいから。
今回は時間に余裕があるようだ。
犯人と思しき奴は、証拠の上着を奪って走って逃げた。
例のリモコン戦車がどこかに居るので迂濶には追えない。
しかし熱くなっている康一は犯人を追うことしか頭にないので
冷静すぎる承太郎の言葉に納得がいかない。
ホントに居た〜〜ッ!!!
キラークィーン第二の爆弾「シアーハートアタック」はスタープラチナ、久々のオラオララッシュにも壊れない。
「自動操縦」だから遠隔操作でもパワフルに攻撃できる。
承太郎は康一をかばって負傷(ってか瀕死
承太郎はもともと他人に優しい男ではない。
言葉が足りないのはそのせいだが、スタンドへの対処という点では、昨日今日覚醒したばかりの康一とは、比較にならない経験値を持っていることを、康一は尊重するべきだった。
未知の超能力に目覚め、それが進化したことと、おそらく彼女ができたこともあって、きっと康一は最近ちょっと増長していたのだ。…まぁ若いし、仕方ない。
頼みの承太郎がやられて、追い込まれた康一
しかしあることに気づいた、ここからは康一のターン・・・なんだが
この変わり身www
熱いしっぽ文字をぶら下げることで時間は稼げたが、ちょっとしたアクシデントでしっぽ文字が破壊され康一も負傷
形勢は一気に元通り。 だから調子にのるなと・・・
「重さ」を与える攻撃でシアーハートアタックの動きを拘束すると
その頃、本体の吉良吉影も、
シアーハートアタックが分離している左手を「重さ」に襲われていた。
シアーハートアタックを直接回収しにいかなくては!
どうやら、無敵の能力に増長していたのは、康一だけではなかったようだ。
次回:シアーハートアタック その2
世紀の邂逅!
そういや、スターダストクルセイダースも前後半それぞれ24話だったが、ひょっとして前半の最終回なのか!?
↑違うとご指摘いただきました。
今回は、かなり辛口の余談:
まずは、以前、第21話のときに書いた記事を参照してもらいたい。
殺害した女性の部屋で朝食を共にしている描写に違和感を覚え、極めて用心深い吉良吉影が、どんな証拠が残ってしまうか分からないそんな軽はずみな行動をとるとは考えられない。このアニメオリジナルの描写は、吉良吉影の人物を描写する上でその特性を見誤っていないか? と書いた。
前回22話においても、
オーソン前で解散した仗助たちとすれ違ったあとに見つけた女性を新たにターゲットとしたシーンのあとに、これまたアニメオリジナルのカットが挿入されており
おそらく翌朝(吉良吉影のシャツが同じものだから)その女性(の手首)と朝食を共にするシーンがあった。
そこは吉良吉影の自宅ではなく、第01話ともまた別の家なので、殺害した女性と朝食をとるための別宅というわけでもなく、女性が暮らすマンションと考えるのが自然だ。
衝動的な行動だったからなのか、01話・21話とはメニューやテーブルセットが異なる。
そればかりか、第01話では卵を割るのもフライパンを振るのも、オレンジジュースを注ぐのも、すべて女性の手で行っていたのだが、今回はコーヒーを自分でサーヴしている。(まぁ「コーヒーは自分が」という男は、少なからず実在するな。
これらを見ると、女性を殺害し、手首だけを自分のものとした後に朝食を共にするのは、彼なりの儀式、あるいはルーティンなのかもしれない。アニメでは、吉良吉影とはそういう男とRe設定したのだろう。
原作では描写されなかった人物描写を補足したりするのは有り難い。
しかし・・・だ、原作で言及されていない吉良吉影の人間性・「癖(ヘキ)」をアニメでこう描写すると決めたのであれば、中途半端はダメだ。最大限の注意を払って、徹底してもらわねばファンや視聴者が困惑する。
吉良吉影は、被害者宅で一晩を過ごし、朝食を調理し、食べ、そればかりか、21話では「君は留守番。夕飯は帰ってきて一緒に」と言っているので、ここから出社し、ここへ帰宅するつもりのようだが、それでも尚、誰にも怪しいと感じさせずに日常生活を送る自信がある。ということになる。
この部屋へ出入りする姿を誰かに見られることについては、それはその時どきに彼が深く注意するしかないが、この女性の失踪(殺害)が事件として明らかになった時には、もうすでに何の痕跡も残っていない。残さない自信があるのだ。
では死体の、手首以外の部分はどうしたのか。
完璧主義者の吉良吉影のことだ。
今回承太郎がプロファイリングした通り、証拠は全て消したに決まっている。
21話でも、新しいターゲットを見つけると「君とはここまでだ」と鞄に入れていた前の女性(の手首)を(おそらくキラークィーンの能力で)消滅させている。
ところが、である・・・
第二期オープニング映像には、これらのアニメオリジナルの描写と矛盾する映像が含まれている。
冷蔵庫に並ぶキャンベルスープ風の缶と、
クローゼットかどこかに格納されたトランクケースの数々が、それだ。
何やら、メモが貼り付けられた缶には、これまでに付き合って(?)きた女性の手首が保管されていると見て間違いない。
このコレクションは、たしかに少し吉良吉影っぽいかもしれない。しかし、後腐れなく「きれいにお別れしよう」というのが彼の主義だとしたら、過去の女性をこうしていつまでも側に、しかも複数置くはずがない。
同じように、トランクには手首以外の不要な死体が詰め込まれていることが想像できるが、例えば、失踪した女性を探す警察が警察犬を使ったら、このトランクに辿り着くこともあるかもしれない。
吉良吉影なら、そんな危険が簡単に予想できる不始末はしない。
手首以外の死体も、不要になった過去の女性の手首も、完全に消滅させて証拠を消し去るからこその自信であるはずだ。
少し数話後のネタバレになるが、実際、このまま姿を消すことになる吉良吉影の自宅を捜索しても、容疑者になるような怪しい証拠品は何一つ発見できないのだ。
このオープニング映像のカットは、大いなる「嘘」である。
意図的にわざとやっているなら、まあよいが「原作で描ききれていない吉良吉影という人物を想像して描写した」というなら、この演出をした人物は原作の読解力が足りない、と言わざるをえない。
原作の世界観を大事にするファンが「異常」に多い本作。アニメ制作陣においても、これまで並ならぬ情熱が注がれてきたことは僕も知っている。
原作にあったシーンが泣く泣くカットされたり、矛盾や分かりにくい部分を補足してオリジナルシーンが加えられたりするのは別に構わない。(僕は指摘するけども
しかし、「嘘」は良くない。
まぁ、まだ吉良吉影の人物像が原作と大きく異なっていたり、自宅の様子も大きく変更される可能性もゼロではないから、もうしばらく様子を見ないと、アニメ演出陣の本当の狙いは分からないのだが、本編を大きく改変することは無いように思う。・・・心配だ。
そして、次回でまた数ヶ月のインターバルに入るのか、それも心配だ・・・。
↑違うとご指摘いただきました。
おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。
基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。
また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。
ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。