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ONEPIECE 848「さよなら」

ペドロを囮にし、見事「宝物の間」への侵入に成功したブルック。
「宝物の間」内部にも兵はいるが、内鍵をかけたため
当面これ以上増えることはないハズだ。

見たところ、
ちょっとだけ強そうなのが二人と、ちっさいうさぎのおっさん以外は
雑魚のチェス戎兵のみ。
その名の通り、まぁまぁ強いらしい「チェス戎兵」だが
ブルックの「魂の叫び」に一瞬で全滅した。

おれの歌を聞きやがれ!!とばかりに。
ギターを掻き鳴らしただけにも見えるけど・・・。
「ソウルキング」の異名を持つとはいえ
ブルックにそんな能力があるなんて聞いたことがない。
だが、以前は相手を眠らせるくらいしかできなかったブルックの歌も
ヒットチャートを駆け抜けた実力は伊達じゃない。
人々を感動させる=魂を震わせる歌声は、
ビッグ・マムに植え付けられただけのまさに「取って付けた」魂を虜にした。
「ヨミヨミの実」は、当初、生き返るだけの能力と思われていたが
今では、自由に幽体離脱できるようになった。
実はその霊魂だけの姿こそがブルック本体であり、
ガイコツはただの入れ物ではないかと僕は考えている。
2年の修業(?を経て、霊魂の出し入れを制御できるようになった今、
他人の魂をトランス状態にする術を会得したのだと思う。
そう。ブルックの歌は、詩に共感したり、パフォーマンスに興奮するのではない。
魂を直接揺さぶる、故に感動するのだ。
ちょっと「ズルい」気もする。だがブルックの場合はそのパワーを歌に乗せる。
単に魂だけをコチョコチョっと刺激するのはズルいが、
その能力を、彼本来の「歌うたい」のスキルを増幅する事に使うのが
ブルックの音楽家としての矜持なのだろう。
その威力は、サウンドブースターを装着した熱気バサラを軽く凌ぐ
50万チバソングは下らない(推定)。
ビッグ・マムの「ソルソルの実」とは相性が良いはずだ。
ペローナの「ホロホロの実」にも、今のブルックなら強力なカウンターとなるだろう。
他人の魂へ影響を及ぼすのなら、ブルックは覚醒した能力者か?
とふと思いもするが、たぶん違うだろう。根拠はないけど。
2016.12.06 追記:
ブルックの攻撃は「歌」ではなく「音楽」ですね。失礼しました。
あとは「歴史の本文」の写しを取ってバックレるだけなのだが
タマゴ男爵は、ペドロの狙いが「歴史の本文」であることを知っているし
ひとつしかない出入り口は、将星のひとりスムージーが固めている。
さらに、宝物の間にある「玉手箱」をビッグ・マムが異常に心配しているので
マム本人が駆けつける可能性もないことはないな・・・。
まぁ、ブルックには毟られるべき「寿命」が無いから
マムの能力は恐るるに足りない気もするが、さてどうやって逃げるつもりだろうね。
鍵となるのは「玉手箱」・・・だろうなぁ・・・。

囚われのルフィとナミのところへ、プリンがやってきた。
サンジはプロポーズをしてくれたけど、それは本意ではない。
自分のせいでサンジやルフイたちを苦しめていることが心苦しい。
だから結婚はしない。

そしてプリンは、ふたりに何やら耳打ちをして

涙の別れを告げた。
プリンは、
ローラ姉さんがそうしたように、自分が国を捨て、姿をくらませれば
ひとまずは解決するのでは・・・と考えているフシがある。

ローラのように国を捨てる、と聞かされれば、
マムがそれを絶対に許さないことは、ルフィたちは前回よく分かった。

しかし、耳打ちされた二人の驚き様は
「それはお前が考えてるほど簡単なことじゃねェぞ!」なんて程度では済まなさそう。
それに、プリンのこの涙に込められた「決意」には、
もっと大きな、禁忌を犯す程の覚悟を感じる。
何だ・・・? プリンはいったい何をするつもりだ!?

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