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ONEPIECE 857「ルーク」


麦わらの一味として、これからやることは決まった。

「ママの茶会」と「結婚式」をぶち壊すということは
四皇の逆鱗に触れることを意味する。
また、茶会では
これまでに出逢ったママの息子たちよりも格上の猛者たちや、

招待客である闇の世界の帝王たちにも注意を払わなければならない
・・・とジンベエは言うが
まず、程度の差こそあれど、
ビッグ・マムにはすでに複数回にわたってケンカを売っているので、
ルフィ的には、今さら逆鱗に触れることを恐れることはない。
「将星」と銘打たれた選りすぐりの兵士よりも、
さらに格上が存在するという事実は、にわかに信じ難いが
「ここで見えた大臣達」「ビッグ・マム海賊団」という言い方から
大臣はママの子供たちが務めており、家族内では「将星」たちが最強だが、
こと戦闘力においては、傘下や提携している海賊団の中に
もっととんでもない猛者たちが居る、という意味だろう。
離反していなければ、ジンベエもここに数えられていたものと推測する。
ただ、ジンベエがそうであったように、
これらは、ママと直接の血の繋がりがないため(血縁は結んでいるだろうが)
ママの危機に、その命を賭けるほどの義理を抱えるものがどれほど居るかは未知数。
他国から招かれる闇の帝王たちも然り。
そういう招待客が居るということだけ、念頭に置いておけばよい。
ジンベエが言いたいのは、準備不足と、あまりにも多勢に無勢であるということ。
そこで、
茶会の目玉である「結婚式」で、ヴィンスモーク家皆殺しの騒ぎに乗じて

ママの暗殺を目論んでいる、カポネ”ギャング”ベッジと手を組んではどうか
というのがジンベエからの提言だ。
ジンベエの話によると
ベッジは若い頃からイカれた奴で、敵組織のボスの首だけを狙い、
TOPを失った組織内の混乱や瓦解する様、関連組織の狼狽を見て楽しんだという。

非常に悪趣味で、明確な思想信条に則っていない確信的愉快犯に見える。
ルフィと相容れるとは考えにくい。

ところがあっさりとその提案を受け入れたルフィ。
ルフィに深い考えがあるとも思えないのだが、何を考えているにせよ

どうやら、ジンベエのルフィに対する理解度は極めて高いようだ。

待ち受けるベッジ。
果たしてどんな話し合いになるのか。
前回ボビンを撃った三人は、やはりファイヤタンク海賊団だった。
ただし、ベッジの指示ではなく、ヴィトの独断だったようである。

理由は「ジェルマはおれのヒーローだから。」
ボビンがサンジを始末しようと付け狙っていたからだという。
しかし、いくらヴィトの個人的な理由と言っても
頭目ベッジが企む明日の一大イベントの妨げになることをするハズはない。
ここから分かることは、ベッジの計画では
「ヴィンスモーク家は殺されない」可能性があるということだ。
この日の為に周到に準備を重ねてきたベッジには、
それはもう綿密な計画があるに違いない。
おそらく、ボビンを始末した本当の理由は
「台本通りに進捗してもらわないと、こちらの計画が台無しになるから」
ママの計画による騒動の引き金として、
真っ先に殺される予定のサンジが、今死んでは予定が狂うからだと思うが、
もしヴィトが、ジョークではなく本気で言っているのであれば、
ジェルマを殺さないことは計画の既定路線に組み込まれているはずだ。
ルフィは、それを直感的に感じ取っているのかもしれない。
(そんな情報手に入れた描写なかったけど…
ファイヤタンク海賊団に、ジェルマを殺さないつもりがあるのなら
確かに乗っかってみてもいい。
では、仮に…だが、ヴィトの憧れ以外に
ベッジにとって、ヴィンスモーク家を殺さないメリットとは何だろう。

茶会の護衛を任されているとはいえ、
四皇のクルーが総出で殺す気満々で狙っている複数人を殺させないばかりか、
その上でママを暗殺するなんて、
ただママを殺害するよりも、難易度は数十倍に跳ね上がるだろう。
確信的愉快犯といっても、
ベッジはそういう類のスリルを楽しむタイプではない。どちらかというと、
火を点けて、安全なところでそれを見物するタイプだと思うので
安全策は考えているはずだ。
となると、招待される闇世界の帝王たちとすでに話をつけてあるとか、
ママの息子たちの中に背信者を確保しているとか、
ヴィンスモーク家ともすでに結託している、という可能性もあるな。
その辺りに、ベッジが危険を犯すメリットがあるかもしれない。

また、ジンベエが10人と言っているのも、
ブリュレとディーゼルを含んでいるのではなく、
誰か協力を約束してくれた者のことを言っているのかもしれないな。
さて、いったい誰が、どう動くのやら・・・。
ルフィは何を信用してベッジに会いに行くのだろうか。
余談だが:

ジンベエさん・・・チョッパーのつかみ方が酷いッス・・・
ま、そっちは折れてない方だけど。

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