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ONEPIECE 923「四皇カイドウVSルフィ」

 




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突然のカイドウ襲来に、「おこぼれ町」が気掛かりで矢も盾もたまらず飛び出したルフィだったが、相手は遠く、しかも空中に居る。
カイドウを止めるつもりだったのか、ハナから殴るつもりだったのか分からないが、ルフィが手を出せる位置に近づくまで事態はおとなしく待ってはくれず、


カイドウは、さっきまでルフィたちがいた「おでん城」を砲撃した。たった一発で、そりゃもう跡形もなく。

そのあまりの威力に慄く者、行動の破天荒さに呆れる者、怒る者、怖れる者、誰もが固く身構えた瞬間だった。そんな中、いち早く積極的な行動を起こしたのがルフィ。


カイドウに必殺の一撃!!(ここまで前回)


二撃・三撃と攻め手を重ねなかったのは、今ここでカイドウを倒すことよりも、「おでん城」に居た仲間の安否の確認を優先したからだ。カイドウを殴ったのは、怒りに任せてでも宣戦布告でもなく、これ以上「おでん城」を攻撃させないためだったとも考えられる。


だが、急ぎ「おでん城」へと戻る途中で、瀕死のスピードを発見。彼女はカイドウに半殺しにされ、お玉を護ることができなかったという。


ルフィにとって「玉」の存在は特別だ。

偶然出会い、ほんの短い時間をともにしたに過ぎないが、幼い身空で食べたいものを食べる自由もなく、夢や希望を持っても強者に潰され、底辺をなんとか生きる毎日。そんなワノ国の大多数の善良な民のアイコンとして、また、ルフィにエースを重ねて見るお玉を放っておけなかった。

ルフィは最も短絡的な選択肢を選ぶ。


仲間の無事を確認する術がない不安。一度は救い出したお玉を結局守れなかった後悔。それらがすべて自分の不用意な行動が招いた最悪の結果であることに対する自責の念。
カイドウはルフィが海賊王になるための巨大な障壁。もともと倒すべき相手であり、錦えもんたちの怨敵だが、今はじめてルフィの中で、カイドウへの直接的な怒りが沸々と湧き上がる。


武装硬化の象銃乱打エレファントガトリングでタコ殴り!


人の姿に戻ったカイドウを、畳み掛けるように「ギア4th」猿王群鴉砲コングオルガンで渾身のタコ殴り!

カイドウはたまらず倒れるも、面倒くさそうにムクリと起き上がり


棍棒一閃!格の違いを見せつける。


ルフィ敗北。

さて、
ルフィの攻撃は、いったい効いていたのか、いなかったのか。
身体にめり込んでるし、嗚咽も漏れるし、倒れるし、それなりに衝撃は受けているはずなのだが、カイドウには血の一滴も出ていなければ、痣すら残っていない。

龍の姿から人型に変化したことだって、ルフィの攻撃を受けて龍の姿を維持できなくなったのではなく、より小回りが利いて対人戦闘向きの姿になっただけだろうし、そもそも、これまであらゆるハードな自殺を敢行しても死ななかったということは、どんなに無防備な状態でも傷一つつかないのだと考えれば、常に桁外れの武装色で身を守っていたビッグ・マムよりも、さらに数倍やっかいな相手と考えて間違いない。

んで、棍棒(金棒)かぁ・・・やっぱ「鬼」なのかねぇ。「龍」「龍神」「雷神」「鬼」と、なんか人外の要素が濃すぎて強すぎて、もう正体が想像できない。一部で噂されている「人造人間」とか「改造人間」の方が、まだつけ入るすきがありそうで可愛げがあるわ。

まぁ、今回の敗北はルフィが軽率だった。
思えば、ワノ国に来てからルフィは浮かれ過ぎだ。和服に着替えてからずっと楊枝をくわえていたのが、僕は気に入らなかったのだ。
しかし、これで錦えもんたちの計画から目を逸らすことができるなら、この敗北にも意味があったと考えることはできるだろう。

余談だが:

お玉が意識を失っても(死んでないよね…)きびだんごの効果が切れていない。半人半獣のスピードでこうなのだから、ほぼ永続的に効果を維持できると考えられそうな気がする。

あと・・・最後に、少し気になることがある。
お玉を編笠村へ無事送り届ける途中、行く手を阻まれたスピードは、カイドウに凄まれ、何やら制裁を受けたらしい。


どこへ行く…!? スピードォ… 妙な報告を聞いているぞ…
酔って、ニヤけながら絡んで、あげく暴力… 最低の上司やね…


もちろんこれは、ホールデムをぶっ飛ばした相手(ルフィ)を乗せて、逃亡に手を貸した疑惑についてだと思うのだが、本当にそれだけだろうか。

僕は、スピードが登場したときから、その佇まい、険のない瞳、醸し出す雰囲気が敵らしくないと思っている。
その、ジャンボーグナインのようなツートンカラーの容姿がもしイナズマと関係あるのだとしたら、スピードは革命軍のスパイだということはないだろうか。僕はかなり期待しているのである・・・。

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Comment

  1. やま より:

    最新の記事にトップから行きにくくなってるのは私の端末が悪いのでしょうか

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