Cogito, Ergo Sum

我思う故に・・・新館

ONEPIECE 931「おそばマスク」

 




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「変装するにゃ、おあつらえ向き」 …おぅ… まぁそうだな。


今後いっそう激しくなる四皇との戦いに挑むにあたっては、個人の意地やプライドよりも優先するべきことがある。そのためならば忌み嫌ってきたジェルマの科学アイテムだって、使ってやる。

見ててください。おれの…!変身!

なるほどなぁ…。
しかし、いざそういう場面になったとしても、あんた女を蹴ることは絶対しないだろう?そっちのプライドや信念は、どんな事態になろうとも曲げることはないはずだ。

父を決して許したわけではないし、生家との今後の関係を明文化する必要もないが、とはいえ、(本人は認めたくはないだろうが)ヴィンスモークの家族に対する蟠りがある程度薄れ、許容する土壌がサンジの中に形成されつつある証左といえるだろう。…よく喋るしww。

忘れたくても、黒歴史として封印しようとも、手配書の名義のせいで、隠しきれなくなってしまったことも、割り切るひとつのきっかけになったかもしれないな。



ステルスブラック。

サンジのレイドスーツは、ただでさえ身が軽く強いサンジを、より早く、より軽やかに、より力強く、


そして、なんと姿を消す機能を有していた。

もともと海賊でも戦士でもないサンジにとって、まるで興味なかった悪魔の実の中で、ただひとつ心を揺り動かされた「スケスケの実」。一度は潰えたその憧れの夢の能力が今ここに。
本能と下心をくすぐるこの性能は、レイドスーツに対するサンジの抵抗のハードルを「ぐっ」と引き下げてくれるだろう。

余談だが:「ステルス」って、


840話でニジが使ってた能力なんだよな・・・

ところで、前回僕は「ニジがサンジのためにまともなスーツを用意していたはずがない」と書いた。
スーツのカプセルを手渡したその時のニジのサンジへの思いはともかくとして、このスーツがいつどのような意図のもとに製造されたかが気になったからだ。
ニジはもともとサンジを戦力に数えていない。ただの娯楽としての虐めと蔑みの対象でしかないサンジに使わせるために、ジェルマの科学の粋を極めた(まともな)スーツを、あらかじめ持参するとは、とても思えなかったのだ。

ところが、絵物語「海の戦士ソラ」に詳しいローによると、サンジのスーツ姿とその能力は、絵物語作中のキャラクターそのものであるという。

なるほど…。見本があったのなら、感情やイタズラ心に左右されず、その通りに製造されたことに納得できなくもない。それが絶対君主である父の指令だったらなおさらだ。

悪の秘密国家としてのジェルマ王国・ジェルマ66がまず存在して、それをモチーフとして絵物語が作られたのか、絵物語が先にあって、ジャッジがその通りに組織と国家を形成したのか、はたまた政府海軍と共同で興したマルチメディア企画だったのかは分からない。
かつて世界経済新聞に連載され、全国のちびっ子を夢中にさせた、正義の海軍プロパガンダ絵物語「海の戦士ソラ」に登場する悪の組織。
それとほぼ同じ集団が、現実でも悪の秘密国家であると同時に世界政府加盟の王国として現存する事実。そして、ジャッジの妻の名前がソラであるあたりからも、政府・海軍・ジェルマの闇の深いただならぬ繋がりが伺える。その経緯が語られる日は果たして訪れるのか。

その頃、将軍オロチの宴に潜入したロビンは宴会場を抜け出し、「歴史の本文」に繋がるヒントを求めて隠密行動中、


いつの間にか、山田風太郎風味の一団に囲まれていた。このままではロビンがエロい拷問を受ける展開に… 危うしロビン!しかし、ちょっぴりいい仕事を期待してるぞお庭番たち!

そして同じ頃、九里の浜には…


巨大な謎の生物が打ち上げられていた。

滝の上からキングに船ごと真っ逆さまに叩き落とされたビッグ・マムである。海に落ちたが運よく流れ着いたらしい。
滝の上で渦に飲まれて漂着したサニー号と同じような場所に流れ着くのは、ちょっと不思議だ。


なんと記憶をなくしている。

おっとこれは…
いろいろと妄想が捗る展開だな。

仲間に入る…なんてことはあり得ないと思うけど、記憶をなくして無害のうちは監視も兼ねて同行させる「荒れ地の魔女」的展開はあるかもな。
そのうちに食いわずらい起こしそうだけど…

5才の頃まで幼児帰りしてそうな気がするんだが、ここで気になるのは、その場合ママの能力はどうなるのか、ということだ。
まず三角帽子のナポレオンは意識があるみたいなので、分け与えた魂が雲散霧消するようなことは無いみたい。ナミのもとにいるゼウスも消えてしまったりはしていないだろう。
もしナポレオンが通常営業ならママに余計な知識を入れて記憶がよみがえるのが早まる可能性もあるが、傀儡たちも記憶を失ってるんじゃないかなぁ。

記憶を取り戻す流れでマザー・カルメル失踪の真相に近づく可能性はかなり高いが、オダっちのすることは予測がつかないので、そんな安直な展開になるかどうかは疑問だな。

シュトロイゼンは帯同してないだろうしな…。

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Comment

  1. 匿名 より:

    >滝の上で渦に飲まれて漂着したサニー号と同じような場所に流れ着くのは、ちょっと不思議だ

    マム海賊団の浮遊できる能力者が、滝の上ぐらいまで引っ張り上げたはいいものの重さで落としちゃった…とか。頭打って記憶飛んだのはその時…とか
    まあ細かく考える所ではないでしょうけど

  2. 匿名 より:

    記憶といえばプリンのメモメモの実…それはないか。

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