Cogito, Ergo Sum

ONEPIECE 945「おリン」

 




この記事を書いている人 - WRITER -


大きな騒動になってしまった。
もはや、聴衆に紛れて事態を見守る段階を越え、個々が随時判断して行動しなければならない。

まずは、康イエとトコ、そして日和の身柄を確保して、あとは各々が無事逃げおおせるのが最善だが、ゾロにとっては、今ここでオロチを斬ることがもっとも優先順位が高かったらしい。


立ちはだかる狂死郎親分は相当な手練れ。逃げるオロチに焦りがあるのか、ゾロの剣はすべて狂死郎に受けきられてしまう。

狂死郎は、まこと「将軍の犬」なのか?
いやいや、おそらくは、さにあらず。

狂死郎は、カン十郎たちの20年前の知識には当たらず、この20年をリアルタイムでワノ国に生きてきた”しのぶ”でさえ、よく知らない謎の人物。両替商(金貸し)でありヤクザの大親分として、オロチのおぼえが明るいが、影ではオロチの悪口も言う。
そして、ワノ国最高峰のカリスマ遊女:小紫を育て上げ、後ろ盾となっていた。
目的のためには手段を選ばず、長いものに巻かれることもあるが、武家の魂までは決して売らない強く真っ直ぐな女:小紫と、なにやら一蓮托生の間柄に見えた。


前回、オロチを狙ったゾロの斬撃を防いだ狂死郎のあとに意味深な日和のカットがあったことから、日和が知っている人物である可能性も高い。
日和と小紫の関係は、現段階では「ふたりとも遊女で、トコと仲がいい」という共通点しかないが、仮に日和と小紫が同一人物だとした場合、両親の仇である国賊オロチを打倒するために、小紫が秘密裏に進めていた計画の後ろ盾は、狂死郎しかいない。

ここまで段取りがついてきて、いまだに登場していない傅ジローが、狂死郎の正体ではないかという説があるようだが、かなり信憑性が高くなってきたものと思われる。


自ら言う「拙者、将軍の犬ゆえ」とは、オロチを指しているとは限らず、心にただひとり認めた「将軍」が他にいるのかもしれない。だとすれば、それはおでん以外にいない。

昔の傅ジローが錦えもんと同じように半グレのチンピラだったなら、20年かけてヤクザの親分になっていてもそう無理がある話ではない。
まぁ、トの康の正体は盛大にハズしたので、断言まではしないがね。


殺す気でゾロと打ち合っていたなら、日和のピンチに駆けつける余裕を、ゾロにみすみす与えるわけがない。殺す気がなく、オロチをこの場から逃がす時間を稼ぐだけの「受け」に専念していたのなら、そりゃあ手強いだろうし、狂死郎としても、日和を福ロクジュの手に渡すわけにはいかないので、ゾロが加勢に行くのを止めはしなかったと考えれば、辻褄は合うよね。


ここで、これまでルフィたちの情報をまったく上に上げていなかったホーキンスが、ここへ来て麦わらの一味のことをドレークや福ロクジュに伝えている。
ホーキンスもまた、カイドウに対して腹に一物あり、ルフィたちを利用する最適な機会を待っており、タイミング次第では共闘できると僕は考えていたんだが、その絶好の機会が今とは思えない。
これまでは慎重に様子を見ていたが、もうその必要がなくなったと仮定すると、ホーキンスの目的は、ローである可能性があるな。


博羅町では、互いに能力を探りながらの戦いだったが、ローに両断されたホーキンス。

まぁ、代わりに斬られる「身代わり地蔵」を複数抱えているので、切った張ったの緊張感がいまいち感じられないホーキンスの真の強さは分からなかったが、今回はローが現れることを見越して、ローが絶対に手出しできない状況を作り待ち構えていた。


シャチとペンギン、そしてベポの藁人形をすでに仕込んであるため、斬ればホーキンスの代わりに仲間が死ぬ。しかも、ベポはここではない「どこか」に監禁されているという。

ローに何か恨みがあるのだとすれば、ロッキーポート事件か、ローが七武海加入のために海賊100人の心臓を海軍に渡した事件に関わっていたのかもしれないな。でなければ、同じ「北の海ノースブルー」出身者ならではのコンプレックスでも持っているとか。


冷静沈着なイメージだったが、加えて意外と冷酷だったホーキンス。果たしてローに勝ち目はあるのか。

その頃、九里の博羅町では、


アシュラ童子を味方に引き込むために、オロチの手勢を強引に「共通の敵」に仕立てあげようとした、なりふり構わない策略が失敗に終わり、康イエの死に感じ入るところ少なくない錦えもんの謝罪に、アシュラ童子が心を開きつつあるような、ないような…。


アシュラ童子が言う「見せたいもの」とは、アシュラなりにカイドウやオロチを倒すために用意した物があるのならば、そこにカイドウの屋敷の見取り図もある可能性があるが、奇跡的な福音を受けた貧しい民からも略奪し、ワノ国にすっかり絶望していたアシュラ童子が、密かにそんなものを用意していたとは、少し考えにくい。

アシュラ童子にとっても恩ある康イエが命を賭けて機会を作り上げ、その好機はまさに今しかないとしても、それでもカイドウ(またはオロチ)を倒すことは無理とアシュラ童子が世をはかなむに至った、絶対的な根拠を見せられるのかもしれない。
さて、錦えもんが見せられるのは希望か、それとも絶望か・・・。

一方、ルフィがいる兎丼の囚人採掘場には、


まだ「食いわずらい」を起こすまでではないが、「おしるこ」食いたさにもはや一片の理屈も通らないリンリンが到着。

好物の「おしるこ」を一滴たりともやらぬと豪語し、怒りのあまり恐竜:ブラキオサウルスに変化したクイーンと一触即発・・・いや


もう、はじまった・・・www

う〜ん、さすがはオダッチ。
恐れおののいているクイーンの部下たちが大勢描かれているが、そこに一本角は一人もいない。
居るんだろうけど、「ギャハハー」とか笑っているヤツが混ざってると、場の緊張感が損なわれるもんな。

ところで余談だが:


かつては光月家に仕えていたという、お庭番衆を率いる福ロクジュ。
明らかに七福神の福緑寿がモデルのようだが、では、ほかにも七福神をモデルとしたキャラがいるんだろうか。

「えびす顔」ってのは、おこぼれ町で使っちゃったけどな。

この記事を書いている人 - WRITER -

Comment

  1. あさのきしだ より:

    すっかり絶望してるアシュラ童子ですけれど、見取り図は持っていても不思議じゃない。というか持ってる気持ちは分かる気がしますね
    いつか役立てるためという前向きな動機でなく、未練として手に入れておいたのでは、と
    ヤケ酒で紛らわせながら盗賊やってるあたり、サムライに未練タラタラなのは明らかですし。

    そして狂四郎=傳ジロー説ですか…
    盗賊酒天丸や鎌ぞうや丑三つ小僧等々、隠れ蓑らしき怪人が現れるそばから正体が判明して、傳ジローの手がかりがゼロ状態だったのですが
    そういや狂四郎も、来歴不明の新興ヤクザという謎の人物でした…うってつけじゃないですか。

  2. 匿名 より:

    来週休載なのはちょっぴりキツイがまあ映画のこともあるしな..。それにしても、ビッグマムさすが!四皇の名に恥じないなww(^_^;)
    で、前にも書いたけどキッドとキラーを早く救わなくては!次号こそ救出かな?このままマムが大暴れしてくれたら助かるんだけど。”どさくさに紛れ逃走”になれるのか?

    • BIE(管理人) より:

      ルフィは土俵から出られないだけなんだから、腕を伸ばしてキッドたちの井戸(?)を地盤ごと砕き割るとかできないんでしょうかねぇ

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。

Copyright© 我思う故に・・・新館 , 2019 All Rights Reserved.