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我思う故に・・・新館

ONEPIECE 970「おでんvsカイドウ」

 




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カイドウ討つべし。


あれから5年。ついに覚悟を決めた光月おでんは、筆頭家臣の九人を引き連れて、向かうは鬼ヶ島。狙いはカイドウの首、ただひとつ! だったのだが…


カイドウは大軍勢を引き連れて、おでんを道中で待ち伏せていた。

結局のところ、5年前に、おでんとオロチの間でどのような約束が交わされ、オロチとカイドウが、それをどういうカタチで反故にしたのかは、今もって分かっていない。だが、約束をしたことと、それを反故にしたことは確実となった。


そして、待ち伏せできた理由として、おでんの側に内通者が居ることを示唆するカイドウ。

以前モモの助が襲われトキが傷を負ったときにも、同じ内通者が九里が手薄になるタイミングを報せたと考えられ、もし現代においても、作戦の内容や日和の居場所をオロチに洩らしているのが同じ人物だとするならば、それはかなり絞られてくる。

僕的に「ありそう」なのは、カン十郎、菊、傳ジローあたりではないかと考えているんだが、たいした根拠はない。

カン十郎は、初登場から「なんかこいつ信用できない」と感じていて、それがまだ払拭できていない。

菊はこの討ち入りで面をつけていないことが気にかかる。兎丼では正体を晒すためにほっかむりを取りわざわざ面をつけた。「面をつけた美青年剣士」として知られているにもかかわらず、この面は回想編で一度も登場していない。この面をつけた姿を、いったいいつワノ国の民に周知されたのか。現代編の討ち入り当日も別の仮面と角つきの兜を被っているし、光月家の威信をかけたこの戦いになぜその有名な面を被って挑まないのか理解に苦しむ。また「角が生えた鬼の面」というのも何かを暗喩している気がしないでもない。

傳ジローは、現代編未登場なので、なんとも評価しがたいが、仮に狂死郎親分の正体だったとして、味方のフリして根っから裏切り者だった可能性もあるかもしれない…なんてな。

ジャックにゾウの場所を知らせたのも同じ人物だとすれば、傳ジローは消えるかな。いや、20年前にネコマムシの折れた爪でも入手してたら、鎖国中のワノ国でビブルカードを容易に作れるのは、むしろ狂死郎くらいか。…う〜ん…、あるな。


敵は千人の大軍勢。
しかし鬼神の如き強さのおでんを筆頭に、九人の侍は破竹の大進撃を繰り広げる。

そしておでん渾身の一撃は


通じた。 白目を剥いてたたらを踏むカイドウ。

ところが…


人質に取られたモモの助(のフリをしたひぐらしババァ)に気を取られたおでんは不覚を取り、
さらにおでんが崩れたことに気を取られた赤鞘の侍たちも、スキをつかれ形勢は一転。おでんたちは全員捕らえられた。


このとき、アシュラを後ろから刺したヤツ…、こいつがくだんの「裏切り者」なんじゃないの?
角があるように見える。いったい誰だ。
角といえば菊かネコマムシの耳、頭の形状はカン十郎か河松の笠にも見えるが、どうやらやはり内通者は九人の家臣の中にいると考えて間違いなさそうだ。


かくして3日後、おでんと九人の家臣は、「将軍に対する謀反」で「釜茹で」の公開処刑が決定した。
しかし、実際は釜茹でにされるのはおでんひとり。
処刑当日には、「伝説の一時間」として後世に語り継がれる事件が起きるはず。助命嘆願などという生ぬるい事ではないだろう。

回想編のおでんと九人の侍たちは、後の世に伝説として輝かしく記憶されるほど、国民に愛されているようには見えない。
トキの働きで、帰国したときのおでんは人気者になっていたが、それはあくまで伝聞でしかなく、本当の意味で民に愛された大名とは言えまい。
むしろ、オロチの悪政をひっくり返す最後の希望と期待されていただけに、バカ殿に裏切られた絶望はより深く、現実のおでんに良い印象を抱く民はほとんどいないだろう。

まぁそれはすべてオロチとカイドウの企みどおりに「光月」の威厳が地に貶められたということなんだが、さすがにここまで信用がなくなっていると、死の間際にどれだけ豪快なきっぷを切ろうとも、カッコよく散ろうとも、伝説として語り継がれるまでにはならないと思う。

すなわち、本来ならば光月に一切の非がなく、おでんが何を背負って5年もの間バカ殿を演じてきたのかを民が知り、オロチとカイドウの企みが明かされない限り、現状ではおでんを伝説に残そうという者は出てこないはずだ。

それを覆す大事件、それが「伝説の一時間」なのだ。「半刻」じゃねェのか?などとヤボを言ってはいけない。

そこでオロチの悪事はすべて民のもとに露顕する。だが皮肉なことにそれは、おでん亡き後の、オロチによるワノ国の政治が、よりファシズム色を強めることを意味する。

こいつはマジで瞬きしないで刮目しなくては!(次週は休載だけど・・・

ところで余談だが:


若かりし頃のしのぶは、本当に「男殺しの悩殺くノ一」だったらしい。


光月家のお庭番衆として同門だった半ぞうが知っているんだから、20年前のこの時点でそう呼ばれていたと考えられるだろう。

だが、たしかしのぶは「錦えもんの妹分」だったはずだ。


今日この日まで福ロクジュとともにお庭番衆として将軍の城に居たかのような物言いからは、いったいいつ「錦えもんの妹分」だったのか、はげしく疑問だ。お鶴の実妹とかだったら分からないでもないがな…。

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Comment

  1. 匿名 より:

    自分もカン十郎推しです。管理者同様、最初からの信頼できない感+内通者向きの悪魔の実+20年飛ばされた雷蔵を知った上でゾウまで追ってきたジャック+ドレスローザまで来た追手、と怪しさ満点です。

  2. やまちゃん より:

    しのぶの若かりし頃の顔…
    ひぐらしが初めてオロチに会った時に、マネマネの実の能力の説明でコロコロ姿形を変えてましたが、その時の女性に似ているような気がしました。
    時系列が合わないかもしれませんが、しのぶ内通者説を推したいです。

    • BIE(管理人) より:

      たしかに時系列的に不自然な感じはしますね。
      今回の20年前の若々しいしのぶよりも、さらに8年前にあれほど艶っぽい顔をしていたとは考えにくいかも…

  3. 匿名 より:

    それにしても、おでんが処刑された時のことを錦えもんが語った時にサンジ曰く、「そんな状況からお前らよく助かったな?」とのことですが(第920話)振り返ってから現在のこの状況で確かに本来なら全員死亡していたはずがおでんのみだったのはやはりおでんの何かしらの策?それとも、何か別の方法?その答えは、休載明けに明らかになるのでしょう。まあ、錦えもんが「家臣である我ら全員の命を守り!!最期を遂げられた!!」(第818話)と言っていることからおそらく…。
    そして、もう一つは彼が処刑される前にモモの助と日和にそれぞれ自分が使用していた刀をあげるシーンも描写されるでしょう。

  4. 匿名 より:

    次回は休載と!ま、今話にてカイドウに敗北し、捕らえられ、そしてラストに処刑宣言されたので次回がアレはほぼ確実だと思われますので良しとしましょう!次回は、そのようになり回想シーンもいよいよ終了かな?
    タイトルは、"おでん処刑"的な?だがしかし、スパイ説は結局どうなんでしょうね?

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