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ONEPIECE 981「参戦」


激突!キッドvs.アプー

ホーキンスも言っていたが、アプーは同盟を組むより先に、すでにカイドウの傘下に入っていたらしい。
「率先して同盟に乗ってきた怪しさにすぐ気づくべきだった」とか、そんな事は今さら言ってもマヌケな話で、「海賊」という無法者同士の約束事を自分はどこまで守り、相手をどこまで信じるかの「物差し」が異なっていたに過ぎない。


そういう意味では、むしろルフィとローの同盟が異例の安定を見せているというのは、ホーキンスが揶揄したとおりと言えるだろう。


ひとつ気になったことは、時代の寵児のように横一線で評された「超新星」「最悪の世代」の海賊たちの中にあって、アプーは端からてっぺんを取る気がなかったということだろう。

何もキッドやルフィのように向こう見ずでなければならないことはないし、それが頂点に登りつめるために必須の資質とも思わない。
だが、新世界で生き残るために早々にビッグ・マムの傘下に入ったベッジでさえ、ビッグ・マムの暗殺を虎視眈々と狙っていたように、手段はともかく上昇志向を持たずに新世界を「自分の名前で」渡っていくことに、僕は違和感を覚えてならない。ってか、違和感しかない。

たとえば、飛び六胞のササキとフーズ・フーは、それぞれ元海賊団の船長だったというが、現在はその海賊団の名を捨て、百獣海賊団の一員となり、百獣海賊団の中での地位向上を狙っている。
四皇を倒すことをすでに諦めていながら、アプーがオンエア海賊団の船長であり続けている意味がよく分からない。

あっちでもこっちでも面白半分に事態を引っ掻き回す、ただ傍迷惑なだけのDQNだというなら、それはそれで別にかまわないが、アプーの振る舞いには、そうせざるを得ない事情がある可能性を疑ってしまうな。


で、キラーの説明によれば
アプーの攻撃範囲は「音が聞こえる距離」。聞こえたら逃れるすべはない、とのこと。


物理的に音が「届く」ことが条件ではなく「聞こえる」ことで被弾するそうで、耳を塞ぐなどして音を知覚しなければ食らわずに済むのだと。
前回僕は、アプーは音波に攻撃を乗せており、周波数帯で異なる攻撃ができると考えていたんだが、ちょっと違うようだ。

音波を発していることは絵の上でも明らかなのだが、その音波が物質的に届いても、耳(もしくは脳)が音を知覚してはじめて攻撃が相手に作用するという、理屈がちょっとよく分からない。空気のないところで戦うしかないんだろうか・・・。

次に、これまでシルエットしか出ていなかったナンバーズのひとり


八茶(はっちゃ)が登場。・・・想像していたよりも、見た目がずっと普通で戸惑う。
巨人族よりも大きいらしいが、巨人族も大きさマチマチだし、何よりこのワンピの世界は「身長」ってのがかなりデタラメなので、「大きい」とだけ記憶しておく。


「制御できねェのか!?」とは、力の加減ができないのか?もしくは、このでっかい暴れ馬の手綱を握るやつが誰もいないのか?という意味のようだが、この程度なら「ただ酒癖が悪い」やつで他所にも普通に居そうだがな。

八茶は「ハチャチャチャ」としか言葉を発しておらず、その例に倣えば


「ゴキキ」「くにゅにゅ くにゅ♡」「ジュキキキ」という鳴き声から、最低10人はいる模様。「九」のナンバーズは女性なのかね?


さて、鬼ヶ島のドクロドーム外周を行く錦えもん組からは、ナミたちが「モモの助捜索チーム」として離脱した。


そこは、近年増築されたため図面には載っていなかった遊郭「ブラックマリアの館」の区画。
カイドウの息子ヤマトを探しに行ったのか、ブラックマリアは不在だったようだが、そこに居たのは・・・


「お召し替え」中のビッグ・マムだった。


目があってしまったチョッパー司令官は、果たしてどうなるのか。・・・ってか・・・


障子に映る人影を警戒し、瞬時に姿を隠した錦えもんたちだが・・・あんた「能力者」だろうが。
生死に関わる「水に飛び込む」という行動が咄嗟に出たことには違和感を拭えないが、千人規模の集団に指示を出すにはこれが正解だっただろうな。錦えもん自身は飛び込んでいないんだろう、きっと。

その頃、


ビッグ・マムの息子たちは、ワノ国の正式な港の存在を知らず、今ふたたび鯉に引かれて滝を登っていた。
が、そこに現れたのは


マルコ。そして・・・


ふむ。
ネコマムシとイゾウが来るのは想定内だったが、マルコも来たんだねぇ。
王下七武海制度の撤廃で、ウィーブルが白ひげ海賊団の残党狩りどころじゃなくなっただろうと想定しての参戦なんだろうな。

ネコマムシに伝言頼んでたからてっきり来ないと踏んでいたんだが、これは・・・アガるね。

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