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ONEPIECE 1033「霜月コウ三郎」

キングの強さの謎…。


クイーンの発言から、キングが「ルナーリア族」であることが確定。「ルナーリア族」はどんな環境でも生存できる怪物、かつて「神」と呼ばれた幻の種族。

その「どんな環境でも生存可能」というクマムシばりの生命力が、斬撃が当たっても出血に至らないばかりか、ゾロ渾身の居合技「死・獅子歌歌」もまるで通じないことに関係するはず。とはいえ、単純に「堅い」とか「鈍感」なのではなく、ただならぬ秘密が隠されていそうだ。
ゾロ自身「謎を解かない限り勝ち目はない」と感じていたが、こんなの糸口を見つけることすら容易ではない。


そんな折も折り、かねてから暴れ馬と聞いていた「閻魔」が、暴走といってもいい程に制御困難に陥った。
「弱り目に祟り目」とか「泣きっ面に蜂」というようなネガティブな思考はゾロには無いので泣き言は言わない。


とはいえ、戦況は捗捗しくない。
思案しながらキングの攻撃を受けて、避けて、あるいは受けきれずに、ゾロもろとも鬼ヶ島から落下したかと思われた刀たちが運よく手許に戻ったそのとき、ゾロの頭の中でいくつかの事柄がひとつにまとまった。

鍵となったのは、シモツキ村のとある爺ィだ。(ジジーという表記は好きじゃない)


剣を振っているところは見たことがなかったが、サムライだったという噂があり、ゾロに練習用の真剣をくれたり、刀について「あれこれ」語っていたことが思い出される。爺ィがくいなの祖父だったことは後に知ったが、名前も知らなかった。

50年以上前にワノ国を違法に出国した一団が、東の海イーストブルーに流れ着き集落を作った。それが「シモツキ村」であり、その中心人物のひとりがその爺ィ「霜月コウ三郎」。
※「シモツキ村」の名前が「霜月コウ三郎」から取られたと考えるのは少し合点が早い。「霜月」はワノ国の大名家のひとつで「鈴後」「白舞」の二地方を治める一大勢力。「シモツキ村」を創り上げた勢力はほぼ全員が「霜月」縁の者と考えるのが妥当だからだ。

彼らが何を求めてワノ国を出たのかは定かではないが、サムライの世から離れた刀鍛冶には、サムライが生きる証ともいうべき「刀」に魂を込める御業はすでに失われていたようだ。
彼の息子コウシロウは、道場をつくり剣術で身を立てることにしたようだが、かつての名工「コウ三郎」は幽居を決めた。

日々釣りに興じ惰眠を貪り、それでも血気に盛る8歳の危なっかしい小僧には、「刀」が持つ意味を伝えずにはいられなかった。


当時は理解できなかった(…というかまるっきりスルーしていた)が、今なら解る。

刀とは「人斬り包丁」。飾りで腰にぶら下げるものじゃない。より多くの命を奪えるように、刀鍛冶はそう作るし、刀自身もそう在ろうとする。
そうして作り出された刀にはそれぞれ性格があり、それを思いのままに操り、あるいは刀の斬りたいようにさせてやる裁量を持つのが剣士だ。
すなわち、刀の個性が強ければ強いほど、その個性を理解し服従させてこその「大剣豪」なのだ。

三本の刀は、ふっ飛ばされてもふたたびゾロの元に戻ってきた。それは、今この局面で刀たちがゾロに求めるものがあるからだ。刀たちは強敵を斬り伏せる術を知っている。それを成せるかどうかはゾロの剣士としての器と力量に懸かっている。

刀を頭ごなしに制御するのではなく、刀の意志を理解する。では「閻魔」とはどう相対するべきか。
己の真価を発揮するために、持ち主の覇気を根こそぎ放出する「閻魔」。おでんはそれだけの覇気を放出し続けながら楽々と戦っていたのか、それとも・・・?


まぁいい、やってみよう。
とりあえず「閻魔」の求めるままに覇気を放出して、刀を理解することで何かが見えてくるはずだ。


その豪放磊落な振る舞いに何かを感じたキングの言葉
「成程・・・”王”にでもなる気か?」へのゾロの応えは

そうだな・・・


船長と… 親友との 約束があんだ!!!

カッケー!ゾロ。
アラバスタのMr.1戦以来の大局面だな。

さて、

持ち主の覇気を根こそぎ放出する暴れ馬「閻魔」。
はたして、おでんは「閻魔」に覇気を吸われ続けながら、本当に楽々戦っていたのだろうか。

しかし「閻魔」はまだ黒刀化していない。
あれだけ喧嘩っ早く派手な立ち振舞をし、数々の修羅場をくぐってきたおでんでさえ「閻魔」を黒刀化させるに至っていないのはなぜか。

黒刀化のメカニズムは未だ明らかにされていないが、持ち主が刀に覇気を纏わせて使い続けることで真の黒刀に「成る」、というのがおおよそファン諸兄の予想だと思う。
刀を武装強化するのだから、必要なのは「武装色の覇気」を込めること。そこに「覇王色の覇気」を同時に込めることで、真の「黒刀化」への覇気蓄積がなされるのではないだろうか。

だが「閻魔」の求めるままに覇気を放出すれば命取りとなるので、おでんは「武装色の覇気」だけを纏わせてきた、もしくは刀への理解度の深さをもって「武装色」「覇王色」を絶妙にコントロールして調節して乗せていた。その結果「閻魔」は黒刀化するまでには至らなかったとしたらどうだろう。

今、半ばやけっぱちで(おでんもしなかった)全力を出そうとしているゾロ。
この一撃が、もしくはこのあとの攻防が、「閻魔」とゾロが相互を理解し「閻魔」を黒刀化させる試金石となるのではないかと、ドキワクが止まらない・・・。

ところで、
ラストのひとコマのゾロのセリフ


そうだな… 船長と… 親友との 約束があんだ!!!

なにやら一部のネットでは、これをいろんな解釈ができると話題になっているらしい。
「親友との約束」・・・ゾロがサンジとの約束を「親友」って言った!これはアツい!
とか、
「船長と… 親友との 約束」・・・ルフィのことを一度「船長」と表現して「親友」と言い直した!これはアツい!
だってよ。

まぁその人それぞれの受け取り方、楽しみ方があるから、いいんじゃない別に。
僕は別の意味で理解したけど、それが正解とは限らないからね。

くいな一択 それ以外ありえないだろ。お前ら馬鹿じゃねぇの?
と思ったことは、ココロの中に納めておくわ。

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