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ONEPIECE 1052「新しい朝」

カイドウ陥落とオロチ支配の終焉、巨悪からの解放に沸き立つワノ国。

国中の飢民を食わせる食料を国内のみでどれほど賄えるのか問題は多かろうが、王城と花の都のみでほぼ消費されていた分の水や食料を解放することで、まずは「健康で文化的な最低限度の生活」を保証することにはじまり、これまで悪意をもって捻じ曲げられてきた歴史教育を改革、オロチの悪政と此度の討ち入りで無念を見た英霊たちを厚く弔い、血統と伝統を重んじる古来からの「ワノ国」の姿を取り戻す動きが活発となっている。


幕政奪還の立役者である赤鞘九人男が英雄として讃えられる一方で、カイドウを倒した人物については「ジョイボーイ」としてのみ伝えられている。

海賊と同盟を結んで討ち入りを成したことは、前回モモの助が明らかにしているにも関わらず、ルフィたちやほかの海賊団に深く言及しないのは、あくまでカイドウ打倒・幕政奪還は光月家の主導で行われたものというドラマが、政治的に必要だからと思われる。


復権した光月家の居城となった花の都の王城の、なんと天守で療養していたルフィとゾロはともに目覚め、ふたりの回復を待っていた「宴」開催の前に一同は風呂へ。


男湯にはなんとヤマトも一緒に入湯。
自身の女体をまるで気にしないヤマトを、なんとも思わない者が多い中、サンジとブルックが興奮しているのは当然のことだが、一番狼狽えているのがモモの助。
こいつ、さっきは大人になった自分の姿を忘れてナミの乳にすがりついていたくせに、ヤマトの裸が気になるらしい。ってことは、こいつ女体に対する「いやらしい」感情をずっと持ちながら、ナミやロビンと一緒に寝たり風呂入ったりしてたんだな。・・・許せんな


そして女湯では菊之丞が日和のとなりに。
イゾウは諸肌脱いで戦ってたからそうではないと思うが、どうやらお菊ちゃんは「心は女性」な人なのか。ポリコレの波がワンピにまで影響するとは・・・。
いや!? ひょっとしてお菊ちゃん、もともと女性なのか!?
こりゃ、ヤマカムさん大喜びだね。

次回で「ワノ国編」は区切りがつくはず。


麦わらの一味は次にどこへ向かうのか、ルフィたちの懸賞金はいくらになっているのか、そして麦わらの一味には誰が参入するのか。このあたりは次回明らかになりそうだ。

僕は個人的に、ヤマトはやっぱり一味には入らないと思ってる。
ルフィがいまだに「ヤマ男」と呼んでるし「トラ男」「ギザ男」と同格なんじゃないかな。

さて、そんな浮かれた状況の中、政府と海軍の対策はいかに。


政府では「ゴムゴムの実」の覚醒すなわち「ニカ」の顕現を確認。次いで四皇ふたりの陥落に関わる世界への影響を危惧。
カイドウが敗北したときに、戦後混乱のドサクサに乗じて大軍で乗り込み、政権を乗っ取ろうというロシア的企みは「開国」がなかったことで不可能となった。


ゾウが消えたことを根拠に「開国はない」と判断したということは、象主が1000年彷徨い歩き続けている事情も、光月家との繋がりも、ワノ国の役割も、五老星は知っているようだ。まず国内情勢を整えることが先決と、ひとまずゾウを帰らせたモモの助の判断は正しかったことになる。

結果として
海賊勢力の共倒れはならず、世界規模の海の勢力図を大きく書き換える事態となり、「ニカ」の発現を許し、ワノ国は鎖国状態を保ったまま、さらに政府は兵器の納入元も失った。

せめて懸案だった「ニコ・ロビン」だけでも確保するべし、とマリージョア・現場ともに鼻息荒いが、そこに横槍が。


ようやく登場、海軍大将「緑牛」だ。

海軍としては、今は「王下七武海」の討伐に全力を上げており、サカズキの意向ではワノ国は放置するはずが、どうやら緑牛は独断で(しかも単独で)ワノ国までやってきた模様。(まぁ、ここ数日ですでに七武海掃討は済んだのかもしれないが…)


CP0と五老星の通信を妨害したのが緑牛ならば、いったい何を考えているのか。
「今からおれが行くから、お前らそこで待ってろ」と言い、CP0と合流して何らかの話をしてから数日後、単身ワノ国に上陸を図っている。

CP0がやり残したこと(というか現状でできること)は、ロビンの身柄確保のみ。それを「お前らでは無理だからおれに任せろ」と云いに来たのか、それとも邪魔をしに来たのか。もしくは、他のことをしに来たのか。五老星との通信にただ割り込むのではなく、妨害したってのが気になるな。

その実力は、果たしてどのようなものか。
花のプロペラが能力の一端なのだとしたら、超人系と考えてよさそうだが、いったい「ナニナニの実」なんだか。
ほかの大将たちと比べると、ちょっと強そうな想像がしにくいよなぁ・・・。


あと、
今回ロビンが登場してないのが気になるな。カイドウが持っていたハズの赤い「ロード歴史の本文」を探索してるんだろうか・・・。

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