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ONEPIECE 1056「CROSS GUILD」

さて、ワノ国編も佳境。いろいろと細かい事柄が片付いていく。


飛轍こと光月スキヤキは、結局モモの助と日和そして赤鞘たちにだけ、その正体を明かし歓迎された。
800年以上前からの因縁に基づく、近い将来の「開国」に備えて、20年以上の政治と歴史の空白があるこの国には、少しでも歴史を知る老人の知恵が必要だ。



お玉は、緑牛の攻撃ですっかりやせ細った“しのぶ”に弟子入り、妖艶なくノ一を目指すことになった。お玉に「おっ母のようにそばにいてほしい」と慕われたスピードが、どこで何をしているかは不明だ。



イヌとネコはこのままモモの助を守る侍としてワノ国に残ることとなり、モコモ公国の新たなる“王”には、キャロットが任命された。
イヌとネコは確かに強い王であったが、国を治めるのに必ずしも強さが必要なわけではない。
ほとんどゾウから降りたことがない者ばかりのモコモ公国に於いては、ルフィたちと行動を共にすることで外の世界を見聞した経験は何より貴重だし、なんといっても一族(と世界)の未来を見据えて散ったペドロの生き様をただひとり間近で見て、その意志を受け継いでいるのがキャロットである。
一族とともに、1000年生きるゾウを未来へ導く、モコモ公国は新たなフェーズに移行したということだろう。


それらの影で、魚人島の「ポセイドン」に引き続き、古代兵器「プルトン」の所在について知ってしまったカリブーが、久しぶりに「あの人」を気にかける。

すっかり忘れていたが、実に400話ぶりの話題なので「あの人」と疑わしい人物もかなり入れ替わっちゃってて・・・見当もつかんわ。いや、見当をつけ始めるとキリがなくっていかん。
ま、どうせ報告したとて大した変化にはならないとは思っているが。

それから数日が経ったある日、モモの助が尋ねると、すでにルフィたちは城を去ったあとだった。


モモの助と錦えもんだけが、何の挨拶もされていなかった。それは何故か。

このふたりが、他のワノ国の者たちと何か異なっているとしたら、それはゾウ到着以前からもっとも長くルフィたちと行動を共にしてきたことだろうか。
他の者たちとは、一緒に戦ったが一緒に航海や冒険をしたわけではない。そこに一線を引くことができる。
サニー号で共に寝起きし、同じ釜の飯を食い、ドレスローザの戦いをくぐり抜けてゾウに辿り着いた。それからのワノ国である。ルフィたちが「仲間」と認定するに十分なときをともに過ごしたふたりにだけは、特別な情があったと考えていいのではないだろうか。


だがモモの助は、将軍としてワノ国の復興のためにするべきことが山積の中、なにやら「燃え尽き症候群」のように心が泳いでいるようだ。
剣の修行も結構だが、現実から目を背けていては、いつまで経っても「開国」などできはしない。
見た目は大人でも・頭脳は所詮8歳児のモモの助には少し酷だが、別れを惜しむ暇もないくらい、今はがむしゃらに働くときだ。
それを懇切丁寧に説教してやるルフィではないだろう。

錦えもんは、緑牛襲来のさなか、妻:鶴との逢瀬にかまけていたが、まぁそれくらいは許してやれ。


常影港から出航の準備中の三海賊。
同盟も解消して、ここからはふたたび敵同士。別々の道を歩むことになる。
この三人の関係って、初めてであったシャボンディのときから変わらないな。



ここで、ローがキッド海賊団に「ロード歴史の本文」の写しを一枚渡す。前回、ワノ国王城の地下深くで発見したものだ。
ワノ国での四皇ふたりを相手取った大捕物の参加賞だというから、渡したのはそれ一枚だけだろう。

ここで「ロード歴史の本文」について整理しておこう。
「ロード歴史の本文」は全部で4つ。
1つ目は ホールケーキアイランドでビッグ・マムが管理する赤い石。
2つ目は ゾウのくじらの樹に隠された赤い石。
3つ目は ワノ国の王城地下深くに据え置かれた赤い石。
そして4つ目は、26年前には魚人島の海の森に置かれていたが、現在所在不明の赤い石だ。

ルフィたち麦わらの一味は、1〜3を持っている。
ロー率いるハートの海賊団は、2と3を持っており、1を持っているかどうかは不明。
キッド海賊団は「ロード歴史の本文」にあまり関心がなかったようだが、今回の3に加え、以前ビッグ・マムの将星をツテに1を入手済みらしいが、2はたぶん持っていない。



そこでキッドから重要な証言。
「ひとつなぎの大秘宝」争奪戦に参加するには「火ノ傷の男」を捜せ。

最後の4枚目の赤い石の手がかりなのか、全て手に入れたあとにその男の協力が必要となるのか、また「火ノ傷の男」は生きた人間なのか?


ロビンも知らないその情報について、ローは何やら知っているようだ。
まぁキッドも、教えてやる義理はないわなァ・・・。

ところで、ローもキッドも、「ロード歴史の本文」を手に入れたとて、読めなければどうしようもないと思うんだが・・・その辺どうするつもりなのかね?
今の処、「歴史の本文」が読めることが確定しているのはロビンただひとり。ほかには、近い将来プリンが読めるようになるかもしれないことと、ひょっとしたらスキヤキが読めるんじゃないのか・・・。

 

“四皇”バギーに関する新情報

休載直前の1053話で、

これまでとは段違いに強い者を傘下に入れたのではなかろうか。
それは・・・つい先日まで「王下七武海」だった者たち・・・とかな・・・。

と僕は書いた。

「四皇」とは海軍や政府が正式に認めた職位や階級ではなく、数多いる海賊たちの中で特に世界中の海に影響をもたらす頂点の存在として、世間の評価が反映された呼び名である。
テレビ・ラジオなどの通信手段が乏しいワンピースの世界では多様なマスコミが存在せず、世界経済新聞社が全世界規模の情報発信をほぼ一手に握っているとすれば、その独断から世論は作られているようなものだ。
これまでは、モルガンズに金を掴ませることで政府に都合のいい論調を流布させることもあったが、新しい四皇の発表に関しては政府の意向は含まれていないと考えていい。
バギーが四皇に相応しいと、モルガンズが判断するに足る根拠が彼らにはあるのだ。

その根拠がコレだ。


「クロス・ギルド」
バギーを首魁とする新会社(組織?)で、ポスターを見る限りでは、鷹の目のミホークとサー・クロコダイルを手下に引き入れたかのように見える。
実際のところ「クロス・ギルド」が何をする組織なのかは明らかではないが、海兵に独自の懸賞金を懸けているそうで、世界の秩序たる海軍を表立って脅かすというのだから、なるほど世間への影響は小さくはないわな。

王下七武海制度が突然なくなった関係から、僕は、元七武海たちがタテマエ上協力し合うことは、あるだろうと思っていた。
その上で誰をトップに据えるか、というときに、バギー以外は特に拘らなくて、見かけ上バギーの脅威が増したように見えてるんだろうな・・・と。
(ま、ここにクロコダイルが入ってくることは予想外だったが・・・

ギルドってのは組合だ。クロスはおそらく「海賊旗のぶっちがい」を意味していて、平たく言えば「海賊組合」ということだな。
加盟することでどんな恩恵を受けることができるんだかさっぱり分からないけど、末端の海賊たちから加盟金を巻き上げて、それを懸賞金に当てているんだろう。

組織の構成がおおよそこの通りなら、バギー海賊団・バギーズデリバリーの一団に、単に元七武海2名を加えただけには収まらず、世界中の有象無象が加盟するとんでもない規模の組織になっている可能性すらある。

「実」はともかく「名」だけは大きく成り上がったもんだ。面白ェな。
早く「クロス・ギルド」の実情が知りたい。


最後に、自分の生きる道を決めたらしいヤマト。
ルフィ以外の一味の面々に「これから君たちの船に乗せて貰う」と言っていたが、ルフィに正式に仲間と認定されてはいない。
ここへ来て何かを決断したヤマト。「僕は光月おでんの様に生きる!」と宣言、ルフィたちのところへ向かうという。

まだ分からないけど、これ・・・乗らなそうだな。
ヤマトの中では一味の船に乗るのなんてのはとっくに決まっていたことで、それを行動に移すなら、今決断するようなこと何もないもんな。

ヤマトは一味に入らない派の僕としては、とりあえずホッと胸をなでおろし・・・いや、まだ分からないけどね。

 

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