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ONEPIECE 1064「エッグヘッド研究層」

黒ひげ海賊団 vs.ハートの海賊団
ハートの海賊団は、ぶっちゃけロー以外「賑やかし」だと思っていたが、なかなかどうして。


シャチとペンギンは、魚人族かはたまたコビーかというレベルで海中での機動力を見せ、ジャンバールはオーガーの狙撃を防いでみせた。


ハートの海賊団は船が潜水艇なので、航海士のベポはソナーマンも兼ねているのか、耳をそばだててオーガーの位置を察知した。見聞色が強いのかもしれない。

見たところ、ハートの海賊団に強そうな能力者はやはりローひとり。メンバーの連携で敵に隙をつくり、ローがとどめを刺す。同時に潜水艇の特殊性を活かして、敵船に致命的なダメージを与えることで敵の戦意を削ぐ、というような戦い方をしてきたのだろう。


「幹部全員が能力者=全員海が弱点」という発想は、そういう戦い方からきたと想像する。

覚醒したローの技は、黒ひげの予想を越えていた。しかしかつてエースを圧倒した“あの技”がローを襲う。


“闇水くろうず
能力者の実体を正確に引き寄せる「闇の引力」。そして黒ひげに掴まれた瞬間、能力者は能力を使えなくなる。
はたしてローは黒ひげに屈してしまうのか。


うん、いいね。
まだ麦わらの一味サイドの物語が熟する前に、裏で行われていた…とするにはかなり価値の高い名カード。

まぁ人気キャラだけにオダッチが思い切った大鉈を振るう可能性がないとはいえないが、ローがここで命を落とすことはないと僕は考えている。
ローには、名前とか「不老不死の術」とか、明らかになってほしい点がまだいくつかあるからな。
ローの能力なら、黒ひげに掴まれる前にシャンブルズで自分の居場所を移動させて、その間に攻撃だけを当てて“削る”ことができそうな気がするんだけど、それも“闇水”がどういう特性を持っている技かを知らないと対処は難しいか・・・。

 


ところで、前述のような戦い方で黒ひげの船を沈めようとしているハートの海賊団だが、その黒ひげの船に捕らわれているのは


プリン

くだんの扉絵シリーズで攫われたプリンが、ここにいた。
そして同時に今回の扉絵では、プリンを攫った実行犯、ショコラタウンを氷漬けにした本人がついに登場。

「黒ひげに加担している」「闇に通じてる」とは聞いていたが・・・

Vol.22『黒ひげ海賊団クザンとオーガー』

「黒ひげ海賊団クザン」だとよ。十番船の船長なのかね。あーらら・・・

黒ひげがプリンを攫ってきたのは、真に開眼すると古代文字を読めるという三ツ目族の「第三の目」が目的であることは間違いない。

ビッグ・マムとカイドウが長らく四皇として君臨しながらこれまでラフテルを目指さなかったのは、ロジャーが20年後に夢を馳せたことに関係があるのだと思う。今までは時期じゃなかったのだ。そしていよいよ「ひとつなぎの大秘宝」を獲りに行くぞ!と彼らをも決断させる何かしらの“条件”が今まさに揃ってきているのだろう。
時期は今、さらに巨大な障壁が2つもまとめて消えたとなれば、四皇となった黒ひげが「ひとつなぎの大秘宝」を狙わない理由がない。

黒ひげは謎が多く何やらいろいろ知っているようだが、「ロード歴史の本文」を集めたところでどうやって読むのかが疑問だった。
そこで、古代文字を確実に読めるロビンよりも将来性不確かなプリンを選んだのは、現状でプリンを攫うのが比較的容易だったからだと思うが、同時に脅しや拷問が通用するかという「与し易さ」でもプリンが選ばれたのだろう。プリンは大きな後ろ盾を失ったばかりだし、ロビンは死んでも協力しなさそうだものな。
もしくは、黒ひげのもつ何らかの“ちから”で、プリンの第三の目を強制的に開眼させるなどの目算があるのかもしれない。


四つの「ロード歴史の本文」。
もともと魚人島の海の森に置かれていて現在所在不明のひとつをもし黒ひげが持っているとしたら、ハートの海賊団が敗北することで四つの石(の写し)が揃ってしまうかもしれない。

ハートの海賊団は、ゾウのくじらの樹に隠されていた石と、ワノ国の王城地下深くに据え置かれた石の写しを持っているはずで、ホールケーキアイランドでビッグ・マムが管理していた石の写しについては不明。
しかしホールケーキアイランドのそれは、キッドが入手した経緯を考えると、手に入れる難易度はさほど高くないので、黒ひげがすでに持っていてもおかしくはない。

四つの石が揃うと、あとはプリンの第三の目開眼を待つだけ。それを強制的に行う方法があるとすれば・・・ さぁ待ったなし! 運命の渦は強く大きく動き出した。

 


さて、
襲ってきた“くまPOLICE”への反撃を阻止されて万事休すだったルフィたちは、なんとか“くまPOLICE”の追手を逃れていた。


ボニーの能力で年齢を変え、見た目が変わったことで、“くまPOLICE”がターゲットを見失ったらしい。
なんか当たり前に話してるけど、ルフィがボニーの能力のこと理解してるな。いつ話したんだっけ。


ジンベエが整理したバーソロミュー・くまの情報
元ソルベ王国の“暴君”で、国民に国を追われて「海賊」そして「革命軍」に。その後海軍に捕まったが、ベガパンクの「身体改造」と「クローン開発」への参加を条件に「王下七武海」として海賊に戻った。

ほぼ既知の情報と予想の範囲だが、細かなディテールが追加されていることが重要。

ボニーにしてみたら、生体情報を提供する「クローン兵開発」と、海軍の狗と成り下がる「王下七武海」は、「終身刑」破棄の代償として受け入れられても「改造人間化」は死刑と同義だという。


しかしジンベエのいう通り、海軍においてくまの罪状がどのように重罪と判断されたかは分からないし、「人体改造」だってどこまでの改造を許容するかはケースにより様々だろう。ボニーには悪いが、もう少し冷静に、客観的な判断をした方がいい。

ジンベエの話を聞くボニーの反応を見た感じでは、「悪い国王」として国民に国を追われた…まではまだ納得している様子。
くまは決して「暴君」などではなかったが、そう思われても仕方がない事件か事情があったのだろう。おそらくそれは王家の同じ血族同士のゴタゴタで、何か罠に嵌められるなどして国民の信を失い、国を追われるハメとなった。ここまでは身内のことだし、くまやボニーにも反省すべき点もあったのかもしれない。

ボニーが許せないのは、「暴君」として不名誉な評判を流布され、くまを従わせるために過度な罪状をでっち上げ、それを取り下げる条件として人としての尊厳を奪われたこと。

まぁ、海賊になった時点で捕まったら縛り首がふつうだから、命があるだけ儲けものという考え方もあると思うんだが、ボニーはいろいろと拗らせちゃってるね。
くまがそれを自ら受け入れる何らかの「理由」があったかも…という可能性は考えたかな?


というのも…


ラボで麦わらの一味を待っているPUNK01「正シャカ」が、ドラゴンと通じているからだ。
PUNK01はベガパンクの6体いるサテライトのひとりだが、限りなくベガパンク本体に近い個性を分け与えられているか、そうでなければ本人のようだ。

ふたりは長年の友のように話す。
となれば、長く革命軍にいたバーソロミュー・くまを実験台のモルモットとされてドラゴンが許すはずはないし、ベガパンクもまたそういう思考には至らないだろう。
バーソロミュー・くまが結果的に“ああなった”ことには、やはり理由があるのだ。

ベガパンクは政府に魂までは売っていないんじゃないか?説の信憑性が、また一段階深まった。


研究所に入るについて着替えた一同。
ナミもロビンも、肌出すの好きだねェ・・・
個人的にはPUNK02と同じシームレス全身タイツ(白希望)が良かったんだが、ウソップかよ・・・

 

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