突然走り出し、飛んだバーソロミューくまが向かった先はエッグヘッドではなく、なんと聖地マリージョアのお膝元レッドポートだった。娘ボニーのピンチに呼応したわけではなかった…
赤い土の大陸レッドラインの赤い港レッドポートとしか書かれていないので、行き先がマリージョアとはまだ断定できないが、ボンドラが設置されているということはシャボンディ諸島の領海からほど近いはずなので、世界会議でビビやしらほしが到着したあのレッドポートと考えて間違いないと思う。
本来のくまなら目的地の眼前まで直接飛ぶこともできたはずだが、肉体も精神もボロボロの状態では能力の精密なコントロールができなかったのだろう。なので目的地がマリージョアだったかどうかはまだ分からない。
他に考えられるとしたらシャボンディ諸島のレイリーのところか、魚人島という可能性もあるが、上を見上げているからやっぱマリージョアかな。
何か明確な目的があるのか、それとも本能的な衝動で走り出したのか今はまったく不明だ。
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その頃、エッグヘッドにほど近い海軍本部G-14支部に到着したのは海軍のガープ艦。
黒ひげに攫われたコビー救出のために海賊島ハチノスに乗り込むつもりらしい。当然のことながら“上”の許可など仰いでいない。
出動要請していたセラフィムは無理筋(威権資格を“上”から得ないといけないから)で、手段に行き詰まっていたヘルメッポとひばりにとっては、この上ない助っ人の登場だ。
ハチノスを拠点とする最悪の海賊討伐には、ロックス海賊団を壊滅させたガープの実績はゲンもいいし・・・まぁ、仮にセラフィムを借りることができていたとしても、指揮官がヘルメッポではろくな運用ができなかっただろうしな。
僕は物語のラスボスは黒ひげだと思っているので、ルフィがいざ黒ひげと対峙するまでに、コビーとガープが酷い目にあう未来しかイメージできない。ただ、物語のエピローグ的に、将来大将となったコビーと海賊王ルフィの一騎討ちがあるとも考えているので、コビーが成長するための大きな試練だと考えたい。
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さて、エッグヘッドである。
逃げる算段をするベガパンクと、フロンティアドームを攻めあぐねるCP0の膠着状態。その構図を覆すかもしれない謎の動きが2点。
まずひとつ目は、島内にいるという“味方”の存在。
その人物(?)はこの状況でベガパンクの味方をしたら、居場所を失い政府に追われる立場になるというが、ベガパンクの救援要請を快く受託した。
味方しない限りは政府に追われないのだから、海賊や革命軍ではなく今現在は政府側の立ち位置か中立ということだが、この事態に頼りにできる実力の持ち主ならば一般人ということもあるまい。
極端な例を出せばルフィの母親であるとか、とても重要な新キャラの可能性もなくはないが、既知のキャラだとしたら… う〜ん誰だろう。
今ここに来ている政府側の人間に限定すれば、それは先日の記事に書いたようにステューシーがもっとも疑わしいのだが、まだ断定するには決定打に欠ける。
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そして謎の展開のふたつ目は、フロンティアドームの防衛システムが突然落とされたこと。
内部にも外部にもそれができそうな人物が見当たらない。
唯一ルフィなら“うっかり”スイッチオフとかしかねないが、ボニーを追いかけている最中にアラートを聞いているのでルフィの仕業でもなさそうだ。 …いや、わからないか…。
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防衛システムがダウンしたせいでCP0が研究層まで上がってきた。サニー号の破壊は今のところゾロが食い止めているが、逃げ出すメンバーがイマイチ全員揃わない。
もはや正気でないボニーがベガパンクを追い回す。
「父を元に戻せるのか戻せないのか。」
ベガパンクの答えは、
「それはできない。しかしそれには理由がある。」
これは、技術的には可能だができない事情がある、と捉えることができる。
くまの改造は、いったい何と繋がっているのか。くまがマリージョアへ向かっていることに関係があるんだろうか。
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そして同じ頃のキッドパート
キッド海賊団が辿り着いたのは「エルバフ」。
たしかにリンリンの回想に出てきた景色によく似ているし、魚が巨大なことも同じだ。
問題はキッドたちがエルバフで誰と会うのか。
ドリーとブロギーの友でオイモとカーシーの恩人そして新巨兵海賊団の親分盃であるルフィのライバルとして敵視されるのか、それとも巨人族全体の怨敵ビッグ・マムを倒した若き雄として歓迎されるのか。
迂闊な行動を起こさないことをオススメするが・・・キッドに慎重な行動なんて・・・無理だよなぁ。