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ONEPIECE 1080「伝説の英雄」

ときは数週間前、ルフィたちがカイドウの居城を襲撃したまさにその頃、「王下七武海」の撤廃に伴い海賊女帝ボア・ハンコックを捕まえるべく、海軍の一団がアマゾン・リリーを襲撃した。
そこに乱入する“四皇”黒ひげ。ハンコックの能力を手に入れたい黒ひげは強硬に攻めるが事態はハンコックの石化能力によって膠着し、“冥王”レイリーの仲介で双方痛み分け。結果、なぜかコビーが黒ひげに攫われた。


この際、レイリーの仲裁によって黒ひげとハンコックが双方手を引くのは理解できるのだが、海軍までが撤退したことは不可解極まりない。
仮にコビーが指揮官だったのなら総崩れとなって撤退することもあったかもしれないが、そうではない。ハンコックを討伐せよという上からの命令を海軍が放棄した理由はいったい何だろうか。


まぁそれはともかく、


黒ひげ海賊団の拠点“海賊島”ハチノスに囚われていたコビーはなんとか脱走、ともに捕らわれていた「売却前の奴隷たち」を解放して逃走中だ。
奴隷たちの中には手長族、首長族やミンク族も見られ、ドフラミンゴ失脚後の人身売買のマーケットに手を広げていると見受けられる。


今回はその騒動の中、黒ひげ海賊団幹部たちの新しい能力と、海軍新戦力紹介の話である。
これで、ラフィット以外の幹部たちの能力が出揃ったことになるので、羅列してみよう。

黒ひげ:マーシャル・D・ティーチ ヤミヤミの実/グラグラの実
ジーザス・バージェス リキリキの実
ヴァン・オーガー ワプワプの実
ドクQ シクシクの実
 ストロンガー ウマウマの実(幻)ペガサス
ラフィット ────

シリュウ スケスケの実
アバロ・ピサロ シマシマの実
カタリーナ・デボン イヌイヌの実(幻)九尾の狐
サンファン・ウルフ デカデカの実
バスコ・ショット ガブガブの実

クザン ヒエヒエの実


う〜ん・・・今回明らかになった三人はちょっと「なんだかなぁ」という印象。

元々酒飲みのバスコ・ショットは「ガブガブの実」の酒人間、元々巨人のサンファン・ウルフが「デカデカの実」の巨大化人間だと。なんか適当な感じしないか? いや、ウルフは海につかって痺れるみたいなことを云ってたので、以前から能力者だったのかもしれないが。

今回唯一活躍(?)してるアバロ・ピサロは「シマシマの実」の島人間だそうで、島そのものに同化し島で起きていることを察知したり、地形を変化させたりできるみたい。
ピーカの「イシイシの実」のように、本体が潜んでいる場所を特定するのが難しそう。ウソップの見聞色が覚醒するしかないな。

そんな騒動の中、突然ハチノスに現れた海兵たち。もちろんコビーを救出するためにやって来た面々だ。


ガープ以外の主なメンバーはいずれも「SWORD」所属。まぁ…そうじゃないとガープと一緒に来れなかっただろうからな。
ヘルメッポ、ひばり、プリンス・グルス少将に、孔雀少将

コビーを援護し、追手の海賊たちを広場へと誘導し、


満を持してその広場めがけて飛んできた軍艦から


ガープの渾身の一撃「拳骨衝突ギャラクシーインパクト

超強烈な「覇王色の覇気」を纏った一撃。逃げ惑う奴隷たちもただでは済まないような気もするが、これで一掃できるのはハチノスに金と快楽を求めて集まった有象無象の海賊たちだけ。彼らは黒ひげの手下ですらない可能性がある。

さらなる強敵幹部らを相手に、ガープたちはコビーを救い出すことができるのか。


どうやら黒ひげ本人は今この島に居ないようで、メンツを見る限りまだローと戦っている最中もしくは帰還中なのだろう。となるとエッグヘッド近海に来ていた船にはラフィット、デボン、クザンあたりが乗っていそうで、これはクザンとサウロの再会あるで!…と思ったりもするがそれはさて置き、

「ロッキーポート事件の“英雄”」コビーを救うために、我を通してやってきた「海軍の伝説の“英雄”」ガープ。


ガープは云う
「コビーは海軍の『未来』!!! そして、わしの愛弟子じゃあ!!! 」

Dの名を持つガープが、天竜人を大嫌いなくせにずっと海兵でい続けた理由。それは中からでしかできないことを成すためだ。
海賊は世界の秩序に逆らい、革命軍はそれを変革しようとする。思想の異なる人がいるのは当たり前、しかし世界規模では秩序を維持しないと市井の人々が不幸になる。それらのバランスをとるのが世界政府であり、その執行機関が海軍であるべきだが、天竜人をヒエラルキーの絶対的頂点に仰ぐ現実はそうなっていない。

世界の「正義」に対して真っ直ぐで、それが社会悪であっても必要なものを嗅ぎ分ける感性を持つコビーに、ガープは海軍の未来を託したいのだ。

この一連の行動にはガープのただならぬ思いと決意が込められている。

「英雄継承」

コビーを救ってそれ逃げろ! とはなるまい。救出するべき奴隷たちがいるからな。
とはいえ、幹部4人を向こうに回すにはガープは老い過ぎている。となれば、ガープがするべきことは己の生き様を若者たちに見せつけることだ。

ガープの死亡フラグがビンビンに立ってる。でもこの話に何週分もページ割けないでしょ?
はてさて、いったいどうなるの!?

ところで、

「SWORD」のプリンス・グルス少将は「グニョグニョの実」の粘土人間。本人が直接戦っていないのでその強さのほどはよく分からないのだが、泥人形を使役することができるらしい。


今回ハチノスで最初に暴れだした三人の海兵は、銃が効かず首を刎ねても再生したので、こいつらが王子が使役する泥人形なのかと思いきや、言葉を話しているし


1061話では飯食ってるんだな、コレが。
だいたい基地の中でソファーで寛ぐ後ろに泥人形三体も侍らす必要ないだろ。

ひょっとすると彼らはれっきとした人間で王子の直属の部下、銃が効かず首を刎ねても死なないのは、王子の覚醒した能力で保護されているから・・・なのかもしれない。


また、新登場の(厳密には1061話にも出てる)孔雀少将は大参謀おつるの孫。


「ムチムチの実」の調教人間ということで、鞭打つことで相手を言いなりにする能力を持つらしく、その対象は人間に限らない。ぱっと見微妙な能力だが、相手の心のヨゴレを洗濯してしまう祖母おつるの「ウォシュウォシュの実」の能力と対になっているような気もしないではない。

余談だが:

おつる、ヒナ、たしぎ、ひばり、孔雀、ギオン(桃兎)、ドール
と… 女性の海兵で名前が出た人ほかに居たかな?
なんか、鳥に関する名前が多い印象だね。

ギオンとドールは鳥ぜんぜん関係ないし、たしぎの名前が鳥由来なのはくいなとの関連性有りきだから海兵であるなし関係ないしなぁ・・・偶然かなぁ。


さらに余談だけど


ひばりイイね。

あとさ・・・


ペローナはなぜモリアの救出をコビーに任せたんだろうか。あの状況でペローナにできないことをコビーができたとは思えない。
これはゴッドバレーでガープがロジャーと協力したことと似たような経験を、オダッチがコビーにさせたかったんじゃないかと思うんだ。なおさらガープ死にそうじゃん・・・

そもそもペローナがここまでどうやって来たのかが分からないけど、解放されたモリアとペローナが、あとでこの島で起きたことを語ってくれそうな気がするなぁ。

 

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