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ONEPIECE 1094「“五老星”科学防衛武神ジェイガルシア・サターン聖」

威権順位のならい通り、パシフィスタたちがアトラスの命令に従い、海兵を攻撃しはじめた。


海兵たちにとってはこの上ないピンチだが、それは同時にチャンスでもある。
ボニーを捨て置けないベガパンクが、レーザー網に守られた研究層から自ら降りてきているからだ。


上陸した中将の能力によって、一部のパシフィスタはベガパンクの指揮に逆らいボニーに牙を剥く。ボニーは父の姿をしたパシフィスタを攻撃できないが、サンジの「レディーレーダー」がいち早くボニーの居場所を察知し救出に成功。


だが、再度研究層に逃げ込む前に黄猿の攻撃を受け、ベガパンクたちが乗ったベガタンクは地上へ真っ逆さま。


それと前後して、彼の地に現れたのは…


五老星・科学防衛武神
ジェイガルシア・サターン聖

異様な気配を発しながら、地面に出現した謎の紋様から時空を超えるように現れ、禍々しい角を生やした巨大な蜘蛛のようなその姿は、味方のはずの海兵ですら少将未満は「目にする」ことも許されない特別な存在。
それが「悪魔の実」によって変身した姿なのかどうかも現状では定かではない。


マリージョアの「虚の玉座」でサボが見たシルエットの、やはりいちばん左がそうだったみたいだ。



その姿を見たボニーは、やにわに刀を拾い走り出す。どうやら父くまの自我を無くすようにベガパンクに命じたのが五老星だったらしい。
くまの記憶を見てからベガパンクを殺そうと思わなくなったのは、その真実を知ったからなのだろう。


真の敵を目にしたボニーは怨み骨髄でサターン聖を刺す。
果たして五老星の一角を傷つける、または老化・幼児化させることはできるのか。

サターン聖が出てきた理由は基本的にはただひとつしか考えられない。
パシフィスタ(可能であればセラフィムをも含む)の命令系統を取り戻すためだ。


戦ったらそれなり以上に強いのだと思うが、やんごとなき身分のサターン聖がわざわざ戦う必要はない。
パシフィスタの抵抗さえ無くなれば、黄猿と多数の中将以下三万の軍勢(プラスCP0)で任務達成は確実性がほぼ担保できるし、なにより下々に醜い姿を晒し続けることにいい意味がない。

サターン聖はベガパンクと面識があるので直接問いただしたい事があるのかもしれないが、それとてベガパンクの口から政府にとって宜しくない推論や事実を語られる機会に為りかねないわけで、サターン聖が戦場に居続ける積極的な理由がないのだ。


サターン聖は、パシフィスタにはまだ「止まれ」としか命令していないので、静止した時点で命令は完遂したことになる。
何とかこのあとサターン聖を黙らせることができれば、パシフィスタを再び味方として起動させることができるかもしれない。

だが「これでわしの仕事は終わった」と先に帰るようなことはないだろうし、この時点で誰かがサターン聖を倒せるとも思えない。

サターン聖がパシフィスタに新たな命令を発する事をできなくする、もしくはどこかへ隔離することが必要だ。
…そんなことがもしできるとしたら…

・ルフィが遠くへぶん投げる。
・瀕死のローが合流して、“R・ROOM 凪(リ・ルーム サイレント)”をかける。
・この島のどこかに居るはずのカリブーがサターン聖を“沼”に沈める。

…こんな感じでどうだろう。

まぁ、ニカの鼓動に呼応した巨神兵がまだあるので、絶体絶命ってほどでもないんだよなぁ…

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