バスターコールに参加している海軍中将の名前が出揃ったようだ。
左上から時計回りに、ポンスキー、ドーベルマン、ドール、土茶トサ、
下段右から、ギロチン、レッドキング、ハウンド、ブルーグラス、ウルバン
レッドキングみたいに、あからさまにモデルが存在するのは面白いね。
ブルーグラスも特徴がハッキリしてるから何か具体的なモデルかモチーフがありそう。パッと見「ガッチャード」っぽい気もするんだが、そもそも「ガッチャード」って「零ゼロ」っぽいよね。
〜閑話休題〜
威権順位の例外であるボニーの号令で、くまの姿をしたすべてのパシフィスタが海軍の敵に回った。
海岸線を防衛するだけでなく、レーザーで積極的に精密射撃してくる。おそらく物理砲弾の艦砲射撃よりも射程が長いだろうから始末がわるい。おまけに海軍側の攻撃は鉄壁の「バブルシールド」で防がれてしまう。
上陸がままならないばかりか、エッグヘッドを包囲する隊列を維持することも難しい。
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あくまで私見だが・・・ここで、
「何が悲しくて自軍の兵器を攻撃せにゃならんのか」とか「倒せば損害だ」とか云ってるやつは頭が悪い。
バスターコールの意味を考えれば、そこは迷いを持ってはいけない部分だ。
上が決めた「正義」を無情に徹底的に執行するのがバスターコールだろう? そこには個人的な感情や正義感なんか持ち込んじゃいけない。
だいたいが、ベガパンク抹殺を決めた段階で、ベガパンクの息のかかったあらゆる物は当てにしちゃダメだ。ベガパンク自身は邪魔なので居なくなってもらうが、彼の遺産はありがたく使わせてもらう なんて、随分とムシの良い話じゃないか。
開発費を負担している以上、権利関係などは政府並びに海軍に帰属して然るべき、ベガパンクだって五体無事で解放されるなら、これまでに開発したすべてのものや膨大なナレッジバンクとてくれてやるつもりがあったろうが、命を取られるとなったら話は別だ。そりゃなりふり構わず抵抗するって。
そもそも「一部を傷つけないように総攻撃」ってのに無理があるんだよ。
本来バスターコールの命令が下ったからには、艦隊の全火力をもって全てを無に帰することが求められるはずだ。「一部を傷つけないように」という無理難題も、今では撤回されて「全てを焼き尽くせ」と云っているんだから、抵抗が強かろうが、元は味方だろうが、それらはすべてただ排除するべき敵でしかない。この期に及んで自軍の兵器を敵に回すことを憂いたり、その破壊を損失と捉えているようでは冷徹な任務執行には程遠い。
そう考えると「バスターコール」って、サカズキやルッチには性分によく合ってるよな。
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多数のパシフィスタという厄介な兵器を一気に無力化し海軍側の戦力に戻すには、ボニーを殺せばいい。意識を失うだけで威権順位は奪えそうだけど、とくに手加減する理由がないので目指すのは「ボニーの抹殺」だ。そうしないと島への砲撃もままならず作戦が前へ進まないという、なんという不手際。だが仕方ない・・・
サターン聖と黄猿以外は一度船に戻っていたが急遽方針変更して、ボニーを捉え襲いかかるトサ中将はブロギーに叩き潰された。
そう、島には「麦わらの一味」を迎えに来た巨兵海賊団がすでに上陸していたのだ。
ボニーの願いを聞き入れ、中枢に居残ったルフィたちの援護に向かうドリーとブロギー。
ボニーたちは巨兵海賊団に保護された。
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さてその中枢、ルフィサイド:
それが動物系悪魔の実の「獣形態」なのかは定かでないが、さらに人間離れし、少し大きくなったようにも感じる異形の姿で猛威を振るうサターン聖から、サンジが抱えて逃げていたベガパンクは、黄猿の追撃を受ける。
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その瞬間、研究棟でとある装置が起動した。
何を伝えるつもりかまだ分からないが、おそらくはオハラの考古学者たちよりも踏み込んでしまった「空白の100年」に纏わる事実を世界に発信、告発するつもりなのだろう。
ってかそれよりさ、予め用意されていたこの装置が今起動したってことはさ・・・そういうことなんじゃねェの? ベガパンク死んだ?
ま、心肺停止をトリガーに起動するようになってたとして、その後ベガパンク本人は蘇生するってこともあるかもだけど、
要はベガパンクは、自分が政府に命を狙われることを知っていて、知り得た「歴史の真実」を生きている間は黙っているつもりだが、死ぬ(殺された)時にはすべてバラしてやる…という心づもりだったことになる。
サウロ(と思われる人物)がオハラの文書を所蔵しているし、彼自身も今は“学者”だそうなので、ベガパンクが語らないまま死んだとしても、真実が永遠に闇に葬られるわけではないことをベガパンクは知っている。にも関わらずここでバラすというのは、報復行動と考える以外に捉えようがない。
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ひとり残されてもどうせ死ぬのに「今動かされたら死んじゃう」とか意味不明だと思っていたが、
ここでのセリフが「守るべきもののために死ぬ覚悟を決めた」という意味ならば、サンジの腕の中で笑って力尽きたのも分からない話ではない。してやったり。ザマァ見ろ。と思っているのかもな。
「守るべきもの」とは「世界の未来」・・・かな。
“しがない”“雇われの”天才科学者…とか云いながら、けっこう強かだよね、このおっさん。
さて、何をどのように伝えるのか。はたまた妨害されてしまうのか。
「イタチの最後っ屁」は、とんでもない毒ガスかもしれないぞ。
乞うご期待!
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ところでカリブーの話だ。
自分が知るふたつの古代兵器の情報が絶好の土産になると確信しているカリブーだが、オーガーとデボンが信用するかどうかに、まずかかっている。
「そんな情報なくてもかまわない」と見捨てられるかもしれないし、殺されるかもしれないんだけど・・・
黒ひげがその情報をすでに知っている可能性も含めて、結果的にこれらふたつの古代兵器の情報が黒ひげの知るところとなるのは間違いないと思うね。
今回は、表紙をカウントしないとして、カラー扉を入れて15ページ。
すなわち本編は13ページだ・・・ う〜ん・・・